武田隆子

小鳥のかげ 武田隆子詩集

1970年8月、紅花社から刊行された武田隆子(1909~2008)の詩集。 人は何処まで行っても 独りで寂しいですね。これからも青い空や 海に寂しい心を浸透させたり季節の推移に人間存在の明暗を響かせたり氷や砂にいのちの濃淡を描いたりして自然とひととの融合…

紺色の陽 武田隆子詩集

1978年6月、風社から刊行された武田隆子(1909~2008)の詩集。レイアウトはワシオ・トシヒコ。表紙は著者。 目次 晩秋 一枚の襁褓 石地蔵よ何処へ行くそして私は 石地蔵は所を得て 蝶は 何 蝶の影 叫び声 海に向かって 大宗寺を訪れて 廃屋の前で 靴の中の…

星のかがやき 武田隆子

1992年1月、宝文館から刊行された武田隆子(1909~2008)の評論集。 目次 北原白秋の展望 上野山清貢 八木義徳の文学 黒田三郎あれこれ 詩のノート あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

深尾須磨子の世界 武田隆子

1986年5月、宝文館出版から刊行された武田隆子(1909~2008)による深尾須磨子(1888~1974)の詩人論集。装幀はたけだとしこ。 深尾須磨子と私が逢う機会を得たのは、婦人運動家の新妻イトさんのご紹介に拠る。その後、何度かお目にかかっているうち、深尾…

流氷 武田隆子詩集

1973年6月、詩学社から刊行された武田隆子の詩集。絵は武田敦史、箱絵はたけだとしこ、装幀はワシオ・トシヒコ。 わたしは、とくに「流氷」という作品を好む。その想像力の複雑な屈折や、多彩な起伏に先ずおどろいた。そして彼女の温雅な人柄のどこに、こん…

深尾須磨子ノート 武田隆子

1966年4月、木犀書房から発行された武田隆子(1901~2001)による深尾須磨子(1888~1974)の評伝。 深尾須磨子は厳しいものを持っていて、近づけない。それは詩精神なのでしょう。折りがあったら初期のことは中原綾子、生田花世、内山登美子、梅本育子、上…