服部誕

首飴その他の詩篇 服部誕詩集

1986年10月、編集工房ノアから刊行された服部誕(1952~)の第1詩集。著者は兵庫県芦屋市生まれ、刊行時の著者の住所は箕面市。 十代の後半から散文(らしきもの)を書きだして、それでも七、八年は続いたでしょうか。そのときの同人誌の仲間には詩を書いてい…

三日月をけずる 服部誕詩集

2018年9月、書肆山田から刊行された服部誕(1952~)の第5詩集。装幀は亜令。第14回三好達治賞受賞作品。 子どもの頃に通っていた床屋は、年取ったおじいさんがひとりでやっている店で、大きな理容椅子はふたつあったのですが、使われているのは、いつも手前…

おおきな一枚の布 服部誕詩集

2016年8月、書肆山田から刊行された服部誕(はっとり・はじめ)の第3詩集。装幀は亜令。 冷徹なリアリズムと奇怪な幻想を携えて、作者は突然現れて、私たち詩仲間を驚かせた。サラリーマン生活者の苦い酒と家族の肖像が正しく刺繍されている一枚の大きな布。…