2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
1973年3月、木犀書房から刊行された安部宙之介の詩集。 目次 Ⅰ 或る人 涼しい話 残る青 石上 緑の芽 枯草原で 北海のロバ 怖れ 曲芸師 白い玉 もぐら Ⅱ 屋上森林 石階 椰子の実 丸木 石垣山 ステッキ 廃墟 詩人とトゲ Ⅲ 影の話 解説 西岡光秋 あとがき 日本…
1975年9月、コスモ出版から刊行された太田浩の評論集。収録詩人は、以下のとおり。 高見順、神保光太郎、三好達治、丸山薫、伊東静雄、大岡信、那珂太郎、萩原朔太郎、田中克己、伊藤桂一、西垣脩、金井直、大垣国司、芳野清、中原中也、立原道造、三島由紀…
1982年10月、太陽出版から刊行された君本昌久の評論集。 目次 Ⅰ 「法隆寺土塀」と「唐山の鳩」――池田克己 Ⅱ 「黒い歌」のこと――楠田一郎 小説家の詩人――高見順 雨になる詩人――尾形亀之助 大戦前夜のダダ――永田助太郎 Ⅲ ある回想――ミナト詩人事件 「戦役」の…
2000年12月、成巧社から刊行された佐藤恵美子の第2詩集。著者自装。 此処に纏めたものは昭和六十二年(1987年)から平成十二年(2000年)まで『南方』、『フィナール』、『巡』、及び聖心大国文科同窓会誌『無地』に発表したものです。何時も書けなくなると『肩…
2002年5月、ながらみ書房から刊行された永井陽子の評論・随筆集。装幀は渡辺美知子。附録栞は馬場あき子「遠い時代からの声」。 目次 Ⅰ 古典・近代短歌考 夢より夢に 式子内親王の歌の周辺 歌の行方、こころの行方 古典文学に見る歳末 おんなの歌の系譜 式子…
1994年9月、本多企画から刊行された、本多寿による渡辺修三の解説書。詩人論・作品論。 目次 渡辺修三追懐の意義深き記念出版 伊藤桂一 初めに 渡辺家の概要 徳富兄弟と父民三郎 詩人渡辺修三の誕生 「詩と詩論」での活動・「リアン」創刊の頃 詩集『農場』…
2008年9月、書肆山田から刊行された新延拳(1953~)の第8詩集。装画は浜田洋子、装幀は亜令。 たとえば、丈部稲麻呂(はせつかべいなまろ)という名。駿河の人。万葉集巻二十の防人に「父母が頭かき撫で幸く在れていひし言葉ぞ忘れかねつる」という歌を残し…
1955年8月、書肆ユリイカから刊行された石原八束の第1句集。題簽は石原舟月。 目次 序にかへて 石原八束 自昭和十二年 至昭和十六年 寒潮抄 白繭黄繭 自昭和十七年 至昭和十九年 鶴淚抄 昭和二十年 昭和二十一年 餘燼抄 昭和二十二年 露點抄 翳日抄 雲の衣裳…
2001年11月、思潮社から刊行された飯田善國の第4詩集。著者自装。 目次 友の墓――ダブリンへ出発する前の一日 ジョイス の 塔 鳩――GAHLWAYの駅の食堂で アラン島 ゴールウェイ の 女たち 停車 草原の午(ひる) トランプ をする男たち 汽車 前の日 島の記…… …
1986年6月、書肆山田から刊行された打越美知の第2詩集。 第一詩集から三十年近くが過ぎていました。私はもう自分の言葉を詩を書こうとすることを捨ててしまっていたと思っていました。そうおもえる物理的な理由もあったし、日常生活で日本語と離れていた期間…
1950年12月、中央公論社から刊行された尾崎一雄の短編小説集。装幀は中川一政。画像は裸本。 目次 なめくぢ横丁 ちろり節 大觀堂の話 老眼鏡 上京六日 「相模彎産後鰓類圖譜」と「アカハタ」 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2000年2月、思潮社から刊行された淺山泰美の詩集。 目次 静かな店 百葉箱と消息と 木精の居住区 木精の散歩 川べりの病棟から 壜の中の花梨 狐の杜 病む日の記憶 天使の来歴 路地の木精 聖マリア幼稚園のアルバム 雪の小玉 幼年の庭 消えざる幻燈 負のヒーロ…
1984年12月、書房ふたばから刊行された林嗣夫の第5詩集。表紙画は北泰子。 目次 髪 海 初夏 現代詩の夕べ へび あじさい 蛍 石臼 竹 S量販店の駐車場にて 沼 C子に関する恣意的なメモ 岬 袋のある風景 A子抄あるいは愛 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1980年10月、彌生書房から刊行された佐藤さちこの第1詩集。 「石群」に寄せて 佐藤さち子さんのこと 佐多稲子 佐藤さち子が、ようやく詩集を出す気持になった。それは私にとってる喜びである。今までにも何度か、私だけではなく他の友人たちとに、彼女に自身…
2002年10月、思潮社から刊行された有働薫(1939~)の第4詩集。 目次 a 七月二二日 大暑 岩たばこの栽培 母はリリスといった ロトンヌデジャ! モーヴの思い出 純白 美少女・美少年 b 院長令嬢 教授令嬢 窓の緑 うどんこ病がうっすらと そういう顔をされる …
2010年10月、思潮社から刊行された原利代子の第6詩集。 目次 Ⅰ 桜は黙って ひとつの心 バスに乗って ヘーンシン 多情 トライアングル 不眠 推定無害 Ⅱ ラッキーガール ゴンダールにて 黄龍の蟹 虎よ 今夜は クマキリ カステラ Ⅲ 母の背を 空也よ空也 お知り…
1978年7月、私家版として刊行された岩井昭兒の第1詩集。装幀は坂野豊。 これは、一九五五年頃から七七年の、およそ二十年間、ノートの片隅や手帳の余白などに、走り書きしたるのを掻き集め、手を加えた私の最初の作品集です。 戦後まもなく、地元「横浜詩人…
2008年12月、まろうど社から刊行された滝悦子(1955~)の第1詩集。装幀は高橋善丸。付録栞は貞久秀紀「円の彼方へ」。 詩が書けなかった数年前、回文に出合った。遊び心。厳しい制約。それでいて行って戻ると世界は大きく変容している。ああ、なるほどと、…
2003年4月、思潮社から刊行された鈴木由美子(1961~)の第3詩集。第28回地球賞受賞作品。カバー写真は「水戸領図」。 日頃出不精のわたしが、何故、川をその水源から河口まで歩いてみようなどという考えを持ったのだろう。 わたしが遡ったのは〈久慈川〉と…
1943年4月、一條書房から刊行された龍野咲人(1911~1984)の第3詩集。画像は裸本。 目次 一 二 三 四 五 六 縞 七 八 九 朴 十 定印 十一 十二 十三 十四 菊 十五 釣糸 十六 十七 十八 十九 二十 二十一 淺間 二十二 蟹 二十三 二十四 二十五 二十六 二十七…
1996年6月、思潮社から刊行された鈴木有美子(1961~)の第2詩集。カバー写真は田沼靖一。第7回日本詩人クラブ新人賞受賞作品。 死ぬ間際のひとの看病をしたことがある。 もう十年以上も前のことだが、長いこと床に伏せっていた祖父を、母や祖母と一緒に看病…
1994年2月、詩学社から刊行された鈴木有美子(1961~)の第1詩集。装幀は北見俊一。 目次 踏切 油を捨てるひと 愛 こころがわり 四谷から中央線に乗る 墓暴き 橋 感触 ガード下叙景 井戸 不死 台所の惨事 流刑地 歩道橋の上で インディアンサマー 佐藤さん M…
1935年10月、アトリエ社から刊行された中村正常のユーモア小説。装幀・装画は清水崑。現代ユーモア小説全集第6巻。画像は函欠本。 目次 虹の下の街 チエコとチヤコ株式會社 退屈女房 隣同志の犬と猫 犬の夢とメロンの夢と 貯金の獎め 戀の壁穴ふりさけ見れば…
1998年7月、ゆすりか社から刊行された藤森里美の第4詩集。挿画は宮芳平。 目次 伝説の里 御柱祭 続・御柱祭 阿呆花(トランペットリリー)よ オルセー美術館 好きと言わせて微笑みたかった 風雪 ふるえながら 疼き 恍惚 宝物 巣立ち 夢芝居 樹氷 めぐりくる…
1944年1月、邦画荘から刊行された、矢野文夫(北上二郎)の詩集。挿画は長谷川利行。 目次 ・伊吹 伊吹 犬吹 龍安寺石庭 指 微塵 白菊 千束町界隈 犬の吠ゆるが如く 象(しょう) 狩野川 八ヶ嶽 夕映 蜩 鴨川 ・樂浪 返り花 志賀 ささなみ 志賀の山 淡海 濱…
1986年12月、昭森社から刊行された佐藤恵美子の第1詩集。著者自装。 詩が何だかわからないまま、又、意識的に自ら遠ざけてから、何と三十余年経ってしまった。初めて詩集を出すことになりこの三十余年を想い起こし、これを青春時代と言うのかなと俄かに年の…
1961年5月、昭森社から刊行された瀬木慎一の評論集。カットは吉仲太造。二〇世紀芸術叢書第4。 目次 誠実について ハイネの顔 リアリズムと諷刺 アヴァンギャルドとリアリズム 1中野重治 2壺井繁治 3岡本潤 4一つの問題点 現代詩は無力か 戦後の芸術運動…
2000年10月、鉱脈社から刊行された杉谷昭人の第8詩集。 目次 一 小さな場所 斎場前 デパート前 自宅前 郵便局前 ダムサイト前 校門前 登山道入口前 花卉市場前 マンション前 桟橋前 バス停前 病院前 JA前 町工場前 県庁前 喫茶店前 無人駅前 広場前 アパート…
1954年7月、創元社から刊行された牧羊子の第1詩集。装幀は富士正晴。牧は開高健の妻。 目次 ・化粧 海 化粧 窓 魚の骨のある風景 冬の都 河 道子 ある抽象的な 鏡の中 ・X'mas Tree 街に 白昼夢 龍宮 X'mas Tree かげろう 太陽の子 ・コルシカの薔薇 柵の中 …
1997年5月、思潮社から刊行された加藤温子の第5詩集。 目次 茱萸 春の声 天使の回廊 春の声 駅 群馬 樹下 ハルシュタット ドナウ河畔イップス村 春の運河 水の標識 デルタ イリーナ 夜の観覧車 雨の舌 ノスタルジア NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検…