2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
1983年1月、れんが書房新社から刊行された弓削緋紗子(1933~)の第4詩集。装画は島田忠恵。 目次 壱 槐樹の道 砂漠行 窟の中 嘉峪関の塼墓 砂と遊ぶ 莫高窟点描 弐 幻に重なる幻の 砂の跫音 沙州故城 蘭州の雨 眺望の刻 華清池追想 早暁の西安 兵馬俑の賦 …
1990年10月、ベルデ出版社から刊行された冬京太郎の第4詩集。装幀は笹秀樹。 目次 Ⅰはるかなる立像 熊の話 待ちながら・夢 果実 ひとつ鉢 泳ぐ男 忘れもの―Kに 空似 バナナ一本ください 灸をすえられる 犬猿の仲 手袋 電話 あたたかい食事 わからない話 顔を…
1996年11月、土曜美術出版販売から刊行された岡崎純(1930~2017)の第5詩集。装幀は斎藤綾。第30回日本詩人クラブ賞受賞作品。著者は福井県南条郡生まれ、刊行時の住所は敦賀市。 このたびの詩集「寂光」は、「極楽石」(一九七七年刊)以来の新詩集である。…
1979年11月、未踏社から刊行された有馬敲(1931~)の座談集。表紙写真は甲斐扶佐義。 ここではおもに一九七〇年代におけるインタビュー、対談、鼎談、座談、アンケートなどを収録することになった。 この時代はわたしにとっては「戦後詩」「現代詩」という…
1993年3月、オリジン出版センターから刊行された松本恭輔の第1詩集。表紙・挿絵は森相実。 目次 ・季節の面接 ヤマユリ アゲハ 奥飛騨白川 花火 犬吠埼 彼岸花 赤い坊ガツル クモのぼやき 名残り柿 札幌すすきの 下北半島の春 さつきのいろどり ツツジ池 ・…
1984年4月、芸風書院から刊行された岡崎純(1930~2017)の詩選集。日本現代詩人叢書第25集。表紙デザインは倉持正。 目次 星座 飛翔 海鼠 茶碗をわる。 桐の業 かくれんぼ 走っている 南瓜 雪しろ みぞそば 木綿糸 語尾 撫でる 座棺 語尾 竹の箸 田螺考 鯛 …
1964年11月、新日本出版社から刊行された江馬修(1889~1975)の短編小説集。 巻頭の「延安賛歌」は、昨秋「文化評論」の小説特集号に発表したもので、この創作集の中ではもっとも新しい作品である。この作は三年前、私が同志たちと共に中国を友好訪問したと…
1998年3月、青蛾書房から刊行された原満三寿(1940~)の第3詩集。 目次 ・海馬村巡り 黒い川 おうまがとき 他人の顔 白い道 もうすぐ春ですね サクラよイイカゲンに仙界 切通の坂 トホホホ族の唄 還りゆくものは ・綺譚村巡り 手変だ 前世 私の夫 赤ずきん…
1957年11月、二元社から刊行された打越美知の詩集。 ここに集めた作品は一九五五年の夏から翌五六年の冬にかけて書いたもので、ほとんどが「アルビレオ」「三田詩人」に発表したものです。一部・二部・三部と分けたのは製作順ではありません。作品によせた、…
1950年4月、東和社から刊行された大岡龍男(1892~1972)の長編小説。 私が俳誌ホトトギスを毎月本屋から配達して貰つたのは、二十年も前からである。それは漠然と俳句といふものに興味を持つてゐたせいもあるが、その頃私は俳句を作つてはゐないし、その雑…
2015年2月、白水社から刊行された友川カズキのエッセイ集。カバー写真は岡宮龍、レイアウトはmg-okada、DTPは奥田直子。 目次 第一章 家出青年 始点としての孤絶 ひとりじゃなきゃなんにもできない 家出幼年と中原中也 バスケットボールに酔った日々 二度の…
1978年9月、原詩人叢書刊行委員会から刊行された服部清一(1951~)の第1詩集。著者は東京生まれ、刊行時の職業は郵便局員、住所は江戸川区西小岩。原詩人叢書1。 目次 Kさん 完配 牙 餌 黒カバン 冬の火 連詩・国立中央郵政研修所 高等部 面会 食堂 波 ある…
1991年9月、金時鐘集成詩集『原野の詩』を読む会から刊行された金時鐘解説書。装幀は粟津謙太郎。 金時鐘集成詩集「原野の詩」が近刊される。 四〇年間にわたる金時鐘の詩の足跡がようやく一冊の詩集に集約され、日の目を見ることになったのだ。 それに先が…
1977年11月、青磁社から刊行された小宮隆弘の第3詩集。装幀は朝かをる、題字は内田博。 この詩集をまとめおわった日は、八月十五日、三十二回目の敗戦記念日であった。恒例になった戦没者追悼式の天皇の言葉を夜のニュースで聞いた。その日の”夕刊フクニチ”…
1977年8月、国文社から刊行された今津亘章(1947~)の第1詩集。装幀は東海林広。著者は広島県豊田郡生まれ、刊行時の住所は川崎市多摩区。 目次 Pagoda と晩鐘 オカリナの唄 赤銅 高原 五月 六月 夕暮 神話 白い日 旅人 むさし野 日記 夏の日 恋心 晩秋 冬…
1946年1月、増進堂から刊行された謝冰心(1900~1999)の少年少女小説。翻訳は伊藤貴麿。装幀は青山二郎、装画は渡部菊二。 目次 はしがき 最後のいこひ 國旗 ひとりの兵士 別れ 家を離れて一ケ年 少女時代の謝冰心 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…
1985年9月、潮流出版社から刊行された水谷誠二の第1詩集。著者自装。 目次 朝 ひと 階段 におう ねずみ年 鳥 チャンス 感覚 雑草のうた 踏切 心 山 ブドウ パンツ論 噂 文化祭 船 ライオン 股ぐら 不意 ふんだら節 新年会 息子よ 公園 ふだん何気ない挨拶で …
1983年6月、国文社から刊行された西岡光秋(1934~2016)の第5詩集。装幀は河原宏治。著者は大阪市生まれ、刊行時の住所は練馬区東大泉。 この詩集は、私の第五詩集にあたる。また、はじめての散文詩集でもある。 なぜ散文詩を書くのか、という問いを、これ…
1978年5月、紫陽社から刊行された則武三雄(1909~1990)の第11詩集。附録栞は窪田般彌「ありなれ」。 目次 Ⅰ 白日夢 生涯 ふきあげ 光化門 吐含山上 十風十雨 旅程 黒い周衣 赤い髪 風詠 Ⅱ 帰郷 故郷 朝鮮皿 葱 第二の故郷 李泳駿 Ⅲ ひとりの子供が歩いてい…
1980年2月、大原新生社から刊行された阿部猛(1928~2016)の評論。装画は藤井秀平。 目次 はじめに 1詩人の評価 (一)抒情詩と戦争詩――三好達治| (二)愛国詩 2十二月八日の感激 (一)十二月八日――岡崎清一郎 (二)「蛙」の参戦――草野心平 (三)「ウ…
1972年3月、二見書房から刊行された田内初義(1934~)の短編小説集。表紙は佐藤照雄。「類人猿」は第39回芥川賞候補作品。 目次 序 なだいなだ 杉苔の下の蟻 永遠に放つ 類人猿(弟) 類人猿(兄) 罠 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検…
1942年11月、有光社から刊行された大田洋子(1906~1963)の短編小説集。装幀は小寺謙吉。画像は裸本。 目次 野の子 花の子 海女 深秋記 紅葦 生きる子等 ある旅の終りに NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1993年9月、青蛾書房から刊行された原満三寿(1940~)の第2詩集。装幀は中山昇、装画は日和崎尊夫。著者は北海道夕張生まれ。 詩と詩の間に散文を挿入する手法は、金子光晴の『人間の悲劇』などにおいてもみられ、なんら目新しいものではありませんが、この…
1956年9月、木靴詩話會から刊行された石口敏郎の第1詩集。 詩誌木靴の仲間入りをさせていただけたのが昭和二十六年頃大概に於てその頃から現在までの作品をまとめてみました 配列は必ずしも年代順ではなく、然し終りに近づくに従って最近のものが多い事と成…
1941年6月、郁文堂書店から刊行されたリカルダ・フーフ(1864~1947)の短編集。翻訳は関泰祐(1890~1988)。ドイツ女流作家叢書。 目次 ユダヤ人の墓 ビムボオが話した前世の話 新しき聖者 月夜の輪舞 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤ…
1997年12月、小川町企画から刊行された吉田欣一(1915~2009)の詩と詩論集。 目次 伊吹山詩抄 伊吹山幻想 蝙蝠 朝刊 伊吹山 写真機 長良大橋附近 伊吹山慕情 種子の独白 裸木の歴史 その時に 語らねばならぬ 片目で見た伊吹山 ベトナムに平和を ひとつの体…
1974年2月、聖伍論から刊行された福多久(1948~)の第3詩集。著者自装。著者は東京江東区生まれ。 目次 君もあらなくに 大津皇子 中世の汀から 西行 藤原定家 文月葬送 和泉式部 秋の夕暮れ 如月抄 宗達 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…
1957年10月、国文社から刊行された長沢永一郎の第1詩集。装幀は蛭間重夫。刊行時の著者の住所は埼玉県入間郡武蔵町。 私が信州の山歩きを始めたのは一九五一年頃であった。それまで私はこれほど山に縁の深い人間になるとは考えたためしがなかった。ところが…
1999年1月、日東館出版から刊行された森彌生の詩集。題字は眞野美佐。 還暦を期に身辺をきれいきれいさっぱり整理しようと思っていたやさきの早春、初診即入院の慌ただしさで癌の摘出を受けました。手術が終わり朦朧とした意識のなかで気掛りだったのは家中…
1973年2月、聖伍論から刊行された福多久(1948~)の第2詩集。装画は佐藤達夫。著者は東京江東区生まれ。 目次 神聖詐術 華宴 燠 花押 風 王朝 彩色 燔祭 恋獄篇 能楽堂 晩夏 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索