木津豊太郎

背中の美学 木津豊太郎詩集

1987年8月、書肆季節社から刊行された木津豊太郎(1921~1986)の遺稿詩集。編集は鈴木漠。 ここに『背中の美学』と題して編まれた詩集は、木津豊太郎氏の、生前に刊行された二冊の詩集『腕のない花束』(一九五五年国文社)『普通の鶏』(一九八三年書肆季節社…

普通の鶏 木津豊太郎詩集

1983年11月、書肆季節社から刊行された木津豊太郎の第2詩集。装幀は政田岑生。刊行時の著者の住所は清瀬市中清戸。 「詩とは何か」とは私にとって長いこと、それは「私とは何か」と問い直すことによって可能な命題だった。ここに収めた作品の大概も、それら…

腕のない花束 木津豊太郎詩集

1955年2月、国文社から刊行された木津豊太郎(1921~1986)の第1詩集。ピポー叢書4。 目次 1 彼がもう見えない ☆☆☆ 序説 黒い犬 今日の舗道 その時その標題は既に失われていた 嘘の手紙 腕のない花束 ☆☆☆ 2 その想像の扉は手である 傾斜についての一挿話 …

木津豊太郎残滓 木津豊太郎

1999年11月、私家版として刊行された木津豊太郎(1921~1986)の詩集。カバー写真は西山英彰。 目次 私の好きな詩――木津豊太郎について 白石かずこ 「ない装置のための三部作」 米 麦 塩 敗戦メモリー(北園克衛からの手紙) 百軒店の記録 「男の詩集」(寺…