伊藤信吉
1988年5月、ペップ出版から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。 目次 雪の町・金沢 ・室生犀星の抒情 その紀行 金沢・雪に萌える春 金石・松林の蔭の尼寺 能登七尾・粉雪の舞う港 京都西陣・古都漂泊の歌 東京洲崎・朝明けの空の雁 前橋・利根河畔・…
1969年11月、青蛾書房から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。装幀は串田孫一。 私の手もとにある上田敏の訳詩集「海潮音』は、表紙の背皮がぼろぼろに傷んでいる。小型本の室生犀星の『抒情小曲集』は、紙の表紙なので傷みがいつそうひどい。『藤村…
2003年7月、集英社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。装幀は司修。 目次 第一篇 『哈爾浜詩集』――露西亜文学の古きおもかげ 第二篇 『大陸の琴』――棄子捜し・孤児のさすらい 第三篇 戦争の詩人 第四篇 避戦の作家 解題 伊藤信吉と室生犀星 暮尾…
1971年12月、母岩社から刊行された佐藤房儀の第2詩集。 私どもは日々、様々な情報の獲得と処理に息を切らせている。無限に飛来する言語を無差別におさめ、未消化のままはきだす。このあわただしい作業を一部でも停滞させれば侮辱され、無知として預斥される…
1977年4月、新日本出版社から刊行された伊藤信吉の詩集。題字は著者。 目次 鹿島灘の秋―工業考 象徴の象徴―年号考 鄉土望景詩—将門考 桑―產業考 のどかな歌―歌会始考 葉ざくらの風―靖国考 東北の旅で―農政考 私の履歴書――身分考 街道咀―羇旅考 一見紳士ふう―…
1991年5月、青磁社から刊行された松山達枝の作品集。編集は伊藤信吉。挿絵は松山文雄。 目次 赤い襟章 バス車掌の朝 戦いの前に バスの中で 妹よ、帰れ! やられた友に 語註伊藤よしえさんを偲んで 戌谷春松作品集に添える回想 伊藤信吉伊藤ヨシエ略年譜覚え…
1963年11月、七曜社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の回想録。装幀は栃折久美子。 この本は、昭和初期の思想的「疾風怒濤」時代を、異様な情熱を活気をもって生きた青春の絵巻集と言ってよい。同時にその渦中を通過した著者の自伝でもある。時代の混沌…