2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

花のノートルダム ジャン・ジュネ 堀口大学

1954年12月、新潮社から刊行されたジャン・ジュネ(1910~1986)の長編小説。翻訳は堀口大学(1892~1981)。現代フランス文学叢書。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

河馬に噛まれる 大江健三郎

1985年12月、文藝春秋から刊行された大江健三郎(1935~2023)の連作短編小説集。装幀は司修。 目次 河馬に噛まれる 「河馬の勇士」と愛らしいラベオ 「浅間山荘」のトリックスター 河馬の昇天 四万年前のタチアオイ 死に先立つ苦痛について サンタクルスの…

晴れ渡る佛印 森三千代

1942年8月、室戸書房から刊行された森三千代(1901~1977)の随筆集。装幀は小會不二雄。 目次 晴れ渡る佛印 佛印の黎明 佛印の文學 安南芝居 『金の龜物語』 『南郊』の祭 安南家庭を訪れる 寶石氏の食卓 佛印の若い女達 日本色の安南 ハノイの學校 佛印の…

石叩 雨宮虹月句集

1940年12月、大富士吟社から刊行された雨宮虹月の句集。大富士叢書第三篇。 目次 序 古見豆人 ・潮照(昭和十一年晩冬以降の作) ・曉の跫音(昭和十二年中の作) 春 夏 秋 冬 ・雜木林(昭和十三年中の作) 春 夏 秋 冬 ・心音(昭和十四年中の作) 春 夏 …

文学に表れた警察官 佐藤進

1949年7月、広島管区警察学校高等部から刊行された佐藤進の評論集。著者自装。 目次 文學と警察官 國木田獨歩の『巡査』 泉鏡花の『夜行巡査』 尾崎士郎原作浪曲『村上六等警部』 山本有三の『嬰兒殺し』 竹田敏彦の『警察官』 伊藤永之介の『鷲』 伊波南哲…

自由の大地 ロオマン・ギャリイ 岡田真吉・澁澤龍彦訳

1979年7月、講談社から復刊されたロマン・ガリー(1914~1980)の長編小説。世界動物文学全集9。付録月報は佐多稲子「感情移入のたのしさ」、椋鳩十「私の動物記」、ど藤原英司「動物文学の復権」。元版は『自由の大地―天国の根 (上・下)』として1959年人…

詩歌と戦争 白秋と民衆、総力戦への「道」 中野敏男

2012年5月、NHK出版から刊行された中野敏男(1950~)の評論集。NHKブックス1191。刊行時の職業は東京外国語大学教授。 目次 序章 震災から戦争へ揺れた心情の経験 詩人と民衆の詩歌翼賛への道 震災から戦争へ進んだ時代の詩歌曲の記憶 震災後の愛国主義と抒…

定本 帆・ランプ・鷗 丸山薫詩集

1965年8月、冬至書房から刊行された丸山薫(1899~1974)の第1詩集。元版は1932年第一書房刊。 目次 1 河口 錨 帆が歌つた ランプが歌つた 鷗が歌つた 離愁 翼 揷話 闇 曲馬團一景 ランプと信天翁 2 風 砲壘 破片 鶴 弔歌 河 霧 暗い海 巷 黄昏 黄昏 3 春…

奈落物語 森崎和江

1985年2月、大和書房から復刊された森崎和江(1927~2022)による筑豊炭鉱労働史。装幀は菊地信義。元版は1974年発行。 目次 はじめに 第一部 労働 第一章 やまの人びと 坑夫聞書 赤不浄 日本雲助 米のちから 第二章 もえる石 草創期 いずみ伝説 百姓の手す…

ボストンの北 ロバート・フロスト 藤本雅樹訳

1984年8月、国文社から刊行されたロバート・フロスト(1874~1963)の詩集。翻訳は藤本雅樹(1953~)。 目次 牧場 石垣修理 雇人の死 山 百本のカラー 埋葬 黒い家 ブルーベリー 召使たちの召使 林檎摘みをおえて 掟 子孫たち 家政婦 恐怖 自己探求者 薪の…

残酷な季節 庄司総一

1953年11月、早川書房から刊行された庄司総一(1906~1961)の短編小説集。 目次 残酷な季節 蠅の季節 運命の河 追放人 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

北の暦 長見義三

1994年1月、恒文社から刊行された長見義三(1908~1994)の散文集。長見義三作品集3。付録栞は栗坪良樹「正しい資質の人」、藤本英夫「長見さんの視線」、小檜山博「大先輩」、加納均「長見先生のこと」、庄野誠一「長見義三への手紙」、田村義也「『長見義…

別れの表情 長見義三

1993年12月、恒文社から刊行された長見義三(1908~1994)の短編小説集。長見義三作品集2。付録栞は八木義徳「出会いの縁」、神谷忠孝「長見義三の処女作」、小松茂「長見さんとその美学」、上西晴治「八木先生の友人、長見義三」、斉藤征義「バロオの意志」…

水辺の記憶 小見さゆり詩集

2022年7月、書肆山田から刊行された小見さゆり(1959~)の詩集。装画は福島世津子。著者は群馬県生まれ。 目次 まばたき 樹 秋の野 ピクニック 微熱 詩をつくるひと 1/2の寓話 巧の寓話 ミツバチ 傷口 詩のウォーミングアップ スキンヘッド 年間計画のつく…

ドールハウス 海東セラ詩集

2020年11月、思潮社から刊行された海東セラの詩集。装画は本田征爾。 目次 下廻り階段 床 プリズム 砂壁 デッドスペース 窓辺だけの部屋 ドールハウス 天井 屋根裏 夜の食卓 ミルク 庭 仮寓 縁の下 外壁 動線 廊下 あしあと 換気 たてまし 永久 オープンハウ…

文豪の素顔 長田幹彦

1953年11月、要書房から刊行された長田幹彦(1887~1964)の随筆集。 目次 島崎藤村 有島武郞 森鷗外 泉鏡花 近松秋江 德田秋聲 谷崎潤一郞 長田幹彥 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

太宰治氏の大逆説 西暦2002 続々矢来町半世紀 野平健一

2002年6月、私家版として刊行された野平健一(1923~2010)のエッセイ集。カバー写真は著者。 目次 二百字短信 Ⅰ 二人の主人公 須崎さん、どうもご苦労さまでした 太平洋戦争下の若者たち Ⅱ 「FOCUSを創った男」の死 付記 コペンハーゲンでのレコード購入 鈴…

われらの時代 大江健三郎

1959年7月、中央公論社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は渡辺一夫。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

静かな生活 大江健三郎

1990年10月、講談社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の連作短編集。装幀は司修。 目次 静かな生活 この惑星の棄て子 案内人(ストーカー) 自動人形の悪夢 小説の悲しみ 家としての日記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

薬草まじない エイモス・チュツオーラ

1983年4月、晶文社から刊行されたエイモス・チュツオーラ(1920~1997)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

治療塔 近未来SF 大江健三郎

1990年5月、岩波書店から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

百合子、ダスヴィダーニヤ 湯浅芳子の青春 沢部仁美

1990年2月、文藝春秋から刊行された沢部仁美(1952~)による湯浅芳子の評伝。装幀は坂田正則。 目次 第一章 百合子との出会い 第二章 名のない愛の生活 第三章 母にもらった愛 第四章 田村俊子への慕情 第五章 北村セイとの恋 第六章 モスクワの日々 第七章…

言振り 琉球弧からの詩・文学論 高良勉

2015年3月、未来社から刊行された高良勉(1949~)の評論集。著者は沖縄島南城市生まれ。 やっとこの第四評論集を出版することができた。本書は、『魂振り 琉球文化・芸術論』と対を成している。 しかし、二〇一一年に『魂振り』が上梓されてから四年が経過…

悲しすぎて笑う 女座長筑紫美主子の半生 森崎和江

1985年6月、文藝春秋から刊行された森崎和江(1927~2022)のノンフィクション。装幀は中島かほる、写真は北井一夫、染織は浦野理一。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

時の震え 李禹煥

1990年6月、小沢書店から刊行された李禹煥(1936~)のエッセイ集。著者は韓国慶南地方生まれの現代美術作家。刊行時の職業は多摩美術大学教授、住所は鎌倉市二階堂。 目次 Ⅰ 歳月 故里 祖父 乞食唄 小学節 憂国の士 統一の日々のために 白いゴム靴 立論 Yの…

命の残り 夫 和田芳恵 和田静子

1989年10月、河出書房新社から刊行された和田静子による和田芳恵(1906~1977)の回想記。装画は岡鹿之助。 目次 「日本小説」のころ 麻布森元町のころ 来し方を 命の残り 和田芳恵年譜あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

愛する歌 第4集 やなせ・たかし詩集

1970年9月、サンリオ出版から刊行されたやなせ・たかし(1919~2013)の詩集。 目次 第四集の序にかえて 宇宙船のやってきた日 インク色のみずうみで 夕陽と私 ひとりぼっちの雨 お茶漬け幸福論 ダイヤモンドのパンツ 純粋な石ころ 虹はなぜ空のまぼろし 地…

愛する歌 第3集 やなせ・たかし詩集

1969年5月、サンリオ出版から刊行されたやなせ・たかし(1919~2013)の詩集。 目次 一月のいのり 二月の手紙 三月の花嫁 四月の空の下 五月の森で 六月のそよ風 七月のわかれ 八月の記憶 九月の風 十月の夕陽 十一月の軽気球 十二月の哀歌 春のケシゴム さ…

児童館 増田みず子

1989年4月、日本文芸社から刊行された増田みず子(1948~)の短編小説集。装幀は菊地信義。付録栞は富岡幸一郎による増田みず子インタビュー「ゼロの地平から」。 目次 児童館 路上公園 笑顔 病室のある家 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…

断崖の村 石原文雄

1946年7月、高須書房から刊行された石原文雄(1900~1971)の短編小説集。装幀は中川一政。表題作は第14回芥川賞候補作品。 目次 自序 一つの主題による五つの作品 一、 土俗 二、 こせみち 三、 溪流 四、 家 五、 山吹の谷 山の女房 山の母 斷崖の村 NDLで…