富岡多恵子

「かたり」の地形 大阪詩の原風景 富岡多恵子 佐々木幹郎

1990年10月、作品社から刊行された富岡多恵子(1935~)と佐々木幹郎(1947~)の対談集。装幀は宮迫千鶴。<現在>との対話9。 目次 第1章 大阪の原風景 記憶の中の原風景 大阪の土の色 異文化との接触感 大阪ナショナリズム 私鉄文化の広がり 景色としての…

カリスマのカシの木 富岡多恵子詩集

1959年9月、飯塚書店から刊行された富岡多恵子(1935~)の第2詩集。装幀は池田満寿夫。 富岡がH賞をもらったとき、その祝賀講演会でぼくは彼女の紹介をやらされた。そのとき、ぼくは彼女と始めて会ったのが前日の事件であること、そしてそのときの彼女とぼ…

返禮 富岡多恵子詩集

1957年10月、山河出版社から刊行された富岡多恵子(1935~)の第1詩集。第8回H氏賞受賞作品。 富岡多惠子さんに、はじめてあったとき、きみの好きな詩人はだれときくと、彼女はたちどころにローレンスですとこたえた。ちょうどチャタレイ問題がやかましかっ…

女友達 富岡多恵子詩集

1964年11月、思潮社から刊行された富岡多恵子(1935~)の第3詩集。装画は池田満寿夫、装幀は勝井三雄。 わたしは老人に興味をもっていた。死というもののいちばんちかくにすわっている存在としてわたしは興味をもった。この意味では、にんげんはぜんぶが老…