土橋治重
1988年10月、(土橋治重/呉美代の)風社から刊行された李沂東の第3詩集。版画は崔熺秀。 そろそろ詩集を出さなければと思っていたが、なかなか気が乗らなかった。というのは日本の繁栄を象徴するかのように詩集があいも切らず年中、有名無名を問わず出版さ…
1953年1月、日本未来派から刊行された土橋治重(1909~1993)の第1詩集。割付、印刷、校正は内田義廣(1906~1988)。 ここに収めた十九篇は、昭和二十三年から最近までのもののうちから選んだ。ならべ方は逆年順にした。 私はこれらの詩について、あらため…
1965年9月、土橋治重の風社から刊行された寺門仁(1926~1997)の第2詩集。第5回室生犀星詩人賞受賞。 第一詩集から九年経った。その初めの六年間は根無草だったので、首を左右に伸ばして苦しむばかりで自滅に向っていた。 そのとき、土橋治重氏が「風」に誘…