2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
2000年12月、ふらんす堂から刊行された岩切正一郎(1959~)の第2詩集。装幀は君嶋真理子。 目次 Ⅰ 夏の光に うずみ火 沈む夏 収穫 泥の太陽 Ⅱ 秋の余白に つくし 微光 晩夏 漸近線 Ⅲ 円錐 山羊の記憶 みずうみの馬 雨の日の翌日 悪い夢 代替 Amers――鐘塔、…
1965年8月、輪の会から刊行されたなかけんじの第2詩集。 この詩集は、1957年からほぼ連続して<輪>に発表した全作品20篇を軸とし、同時期に<位置>に発表した作品群の中から、これらと同一系譜に属すると思われるもの5篇を選んで加え、これらを発表年月順にこ…
1996年11月、十二舎から刊行された津布久晃司(1935~2000)の第7詩集。 目次 もういいかい ちょっとそこまで さようなら やめてくれよ すみません ひとつよろしく 冗談じゃねえ まあいいか ありがとう いまいち まるほどねえ あばよ なぜだ? あーあ お疲れ…
1994年12月、十二舎から刊行された津布久晃司(1935~2000)の第6詩集。 目次 ビラまき考 夢を育てる へにこそし 愛は限りなく 座右の書 ミルバのシャワーをあびながら さらばゴルビー 老いを生きる ハートあげます 遥かなる山の呼び声 愛である つらい想像 …
2016年9月、思潮社から刊行された浜江順子の第7詩集。カバー作品は建畠覚造。撮影は山本糾。第35回現代詩人賞候補作品。 『密室の惑星へ』には、閉じた心、あるいはあらゆる閉ざされた密室において一人ひとりが悩み、蟲きながらも持ちつづける、不思議な自由…
1976年6月、紫陽社から刊行された渡部兼直の長編詩。装幀は渋川育由。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1975年3月、青磁社から刊行された横井新八(1918~2007)の第2詩集。装幀は加藤知恵。 目次 Ⅰ 月男 魚の記憶 魚 重たい財産 板へぎ 公休日 死んだ男 手おくれだ 低い空 押切り 声 無用の雨 初めての水 枝みち 洪積期 青葱 島 裏切り 魚の記憶 Ⅱ 史学 簗 穴 …
1993年6月、青磁社から刊行された津布久晃司(1935~2000)の第5詩集。 目次 毛を剃る関係 手を握る 別々に泣いて いまさら何よ 男にさよなら 顔 死亡適齢期 車椅子挽歌 髪の毛が抜けた 傷あとがいたい 身を捨てて 弁当箱が重い 特効薬出てこい 青ざめて あ…
1990年8月、文藝春秋から刊行された河林満(1950~2008)の著作集。装幀は司修。表題作は第70回文學界新人賞受賞作品、第103回芥川葬候補作品。 目次 渇水 海辺のひかり 千年の通夜 金棺出現 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1972年8月、思潮社から刊行された河野愛子(1922~1989)の第3歌集。装画は成川雄一。 これは、「木の間の道」「草の翳りに」に続くわたくしの第三歌集です。一九六六年春から七二年春までの作品およそ六五〇首の中から五四〇首を選んで、ほぼ制作順に収めま…
1968年12月、思潮社から刊行された矢崎義人(1935~)の第1詩集。 目次 Ⅰ 器 4✕8 鍼 ♂+♀ 蟹になった 囮 フルシチョフ ハンバー投げ 棘 免疫性 爪 フェンシング 8つのhoop Ⅱ レスリング わが詩と真実 地主の骨格 綱わたり 雌雄同体 ……虫 ヒロシマの橋 指…
1975年5月、全印総連・細川活版所労働組合から刊行された津布久晃司(1935~2000)の第2詩集。写真は石崎博志、佐久間孝、装幀は中村雅則。第4回壺井繁治賞受賞作品。 目次 序 加藤親至 Ⅰ生きている原点 ステッカー てのひらのうた もちつき大会の話 生きて…
1941年12月、積善館から刊行された中野繁雄の詩集。著者自装。 目次 蹄の音(民謠篇)・三江の唄 氷上を征く 粉雪 冬來了 堙草と水 笑へぬ顏 栗毛に航空便 月を見て待つ 故郷 厩番 ・砂丘の凱歌 水筒の水 あの時 決死行 自慢 露營 愛馬を思ふ 主人を思ふ 大…
1953年10月、創元社から刊行された西脇順三郎(1894~1982)の第8詩集(日本語詩集としては第5詩集)。編集は三浦孝之助。 目次 近代の寓話 キァサリン アン・ヴァロニカ 冬の日 秋 秋の写真 梅のにがさ 南画の人間 ☆(マチスのデッサンに) 桃の国 無常 冬…
1972年4月、ブロンズ社から復刊された高田渡(1949~2005)の第1詩集。 あとわずかでボクの二十(はたち)も終ろうとしている。これらの詩は十八~二十までの二年間の記録である。父も十九~二十の時に詩を書いていた。そして、それらの作品は四十年以上も過…
1939年7月、文泉閣から刊行された山田清三郎(1896~1987)の第1歌集。 私は、獨房に生活してみた時ほど、自分が內面的に純粋であつたことはないやうな氣がする。私は今大陸の旅を志して新京に來てゐるが、この大陸の旅で、私はそのことを今更らのやうに回想…
1981年9月、国文社から刊行された志津麻子の第2詩集。装幀は志津輝雄。 この詩集に収めた作品は、第一詩集「一本の格子」の後、一九七七年から八〇年までに書いた中から選びました。ほとんどの作品が、詩誌「時間」「砂」「地球」などに発表したものです。「…
1964年7月、思潮社から刊行された黒田三郎(1919~1980)の詩集。現代日本詩集第21回配本。シリーズ装幀は真鍋博。 目次 不思議に鮮かな かくれんぼ 紙風船 海 自然 春の雨のなかを 窓を開いて そんなことはないか 帰郷 バスのなか 他人のなかの死 風景 町か…
1950年11月、龍星閣から刊行された高村光太郎(1883~1956)の詩文集。 先年「智恵子抄」をはじめて世に送ってくれた龍星閣主人澤田伊四郎君が、今度は又「智恵子抄その後」を、むしろ略奪するやうな勢で出版する。 「智恵子抄」は澤田君が戰後休養のため郷…
1983年3月、昭森社から刊行された森未知子の第3詩集。 目次 阿修羅王 十二神将 塑像 天邪鬼 乾闥婆 鳩槃茶 迦楼羅 畢婆迦羅 五部净 飛鳥大仏 鞍作止利に そら 石仏 木仏 野仏 金仏 白い道 明日香村Ⅰ 明日香村Ⅱ 仏足石 甍 鴟尾 風鐸 埴輪Ⅰ 埴輪Ⅱ 埴輪Ⅲ 映 明…
1965年6月、新星書房から刊行された尾崎磋瑛子(左永子)、大西民子、北沢郁子、馬場あき子、山中智恵子の合同歌集。イラスト、装幀は山田茂人。 目次 ・巨大都市 尾崎磋瑛子 地下駅にて 続・地下駅にて 地上 高層街 地底街 花舗のある街 集団の音 高架路 埋…
1979年5月、大和書房から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の評論集。装画は新井豊美、装本は中島かほる。 目次 Ⅰ 一九一四年夏 初夏の祈禱 夜と光 日付 Ⅱ 方法 高村光太郎 異語と風土 美意識 Ⅲ 状況 自然主義 センチメンタリズム 構成と喩法(一) 構成と…
1982年10月、私家版として刊行された森未知子の第2詩集。 目次 ・ひとへ 小さな手 HaveaNiceday! 黄金の斧 臨終 出棺 彼岸 家族 風景 願い 薄明 ラロンの教会 ・六甲山にて 最期の夏に 声に 秋 ゆきどまり わかれ 白い花 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…
1992年7月、書肆山田から刊行された毛利珠江の第1詩集。装画は小宮山裕、題字は神田喜美子。付録栞は川口晴美「走る言葉が咲かせた薔薇の色は」。 私的な事情で中近東のイランで暮らしていたことがある。そのとき私は靴音の響く部屋で一日の大半を独りで過ご…
1991年3月、花神社から刊行された田中光子(1933~)の第5詩集。装幀は熊谷博人。 目次 なぎさ 秋 月のひかり すすきの原 あそび唄 雪おんな異聞 雪 盗むな 風の盆 なのはな野 漁り火 潮 桜 岸辺 祝婚の海 並ぶ 汽笛 墳墓 産卵 秋ふたつ かいせつ 磯村英樹あ…
1972年12月、土偶短歌会から刊行された福島誠一(1933~1971)の遺稿歌集。福島誠一(小原保)は吉展ちゃん事件の犯人、死刑囚。 書かないでもと思ひ、後記には書かなかった事ながら、校正の為に二度三度読み返してゐある中に、書き残して置くべきだとの考へ…
1986年8月、編集工房ノアから刊行された原冬木子の第5詩集。 目次 待ち伏せの春 NOISE ぴゅりふあるるる やがて迷路に はみだす私の脳天歓喜 COVER 今は雪町 幸福の分け方 のように Call 部屋 悪い夏 アメ降ルガ、斬新! 圧縮されて捨てられて 愛人少年B雨の…
1991年7月、ミッドナイト・プレスから刊行された山本かずこの第7詩集。「助産婦雑誌」1989年1月号~12月号掲載作品。 目次 a.ハニー・ムーン(序章) b.ハニー・ムーン(昼の月から) c.ハニー・ムーン(世界の終わりへ) d.ハニー・ムーン(靜な家のなかで…
1985年11月、私家版として刊行された西卓(西一知・1929~2010)の合本詩集。 ここに『西卓詩集』として収めたものは、西一知の詩への出発点となった西卓詩集『水の装い』をはじめとする西卓時代(主に1950年代、著者30代)の作品集全4冊の全作品です。 原本は…
1984年9月、紫陽社から刊行された原冬木子の第4詩集。装幀は芦澤泰偉と木村和喜。 目次 地獄 油の箱 案内人 lovesong アローン・アゲイン 祭り 男 男も女も私もそして…… 暗い四角な箱の中 夢 心斎橋に木霊するビイの嘆きと私の幸福 飛翔する宇宙論理 ナンテ…