石川逸子

日に三度の誓い 石川逸子詩集

1956年6月、現代詩研究所から刊行された石川逸子(1933~)の第1詩集。表紙は南川周三。 一九五二年からだいたい五五年までの詩をまとめて見た。その間私はなにをしていたろう。たしかに一四六○日余の毎日を過してきた筈なのに「これこそその証拠です」とさ…

狼・私たち 石川逸子詩集

1960年3月、飯塚書店から刊行された石川逸子(1933~)の第2詩集。第11回H氏賞受賞作品。カバー写真は清水俊彦。現代詩集第7。著者は東京都生まれ。 目次 Ⅰ 狼・私たち すべてのできごとを耳から耳に かたわの市 風景 戯れにわれ部屋をのぞきしかど Ⅱ 汚れた…

子どもと戦争 石川逸子詩集

1976年5月、新日本文学会出版部から刊行された石川逸子(1933~)の第4詩集。装幀は井上正篤。 日中、大平洋戦争、と、中国、東南アジアへの侵略戦争のとき子どもだったものは、それから三十年がすぎて、かつてと同じ国家が、朝鮮、ベトナム戦争で肥え太り、…

海もえる 石川逸子詩集

1972年11月、山梨シルクセンター出版部から刊行された石川逸子の第3詩集。装幀は岩沢勝利。現代女性詩人叢書8。 目次 黄色い格子の断章 日常 動物園 窓 市場 海 おしり礼賛 ガラスの血 オートバイ 春がきて K中45分斗争 ひびき 桜咲く 男たち 森 笑 遊園地 …

ヒロシマ連祷 石川逸子詩集

1982年8月、土曜美術社から刊行された石川逸子(1933~)の長編詩。第4詩集。表紙は吉野誠、扉写真は北一明、装幀は加藤幾恵。 広島を始めて訪れ、ヒロシマの心にふれたのは恥しいことに僅か十年足らず前、七五年の夏であった。戦後三十年の歳月が流れている…

泳ぐ馬 石川逸子詩集

1984年2月、花神社から刊行された石川逸子(1933~)の第6詩集。 目次 Ⅰ 泳ぐ馬 ルナの死 ルナの家 あの子 かなしみ 島で 星のはなし 風景 沼 どこで Ⅱ 御大霊とりのうたえる 波の音 池の女のうたえる 悼・久坂葉子 パラのはなし 海賊 遅く 線引き 面 Ⅲ 歩い…

〈日本の戦争〉と詩人たち 石川逸子

2004年7月、影書房から刊行された石川逸子(1933~)の評論集。 目次 I 原爆を詠んだ詩人たち 原民喜補遺 正田篠枝をめぐるひとびと 正田篠枝と今井窗月 正田篠枝とあやめばあや 『現代のカルテ』の詩人 原口喜久也 太田川と水谷なりこ Ⅱ「日本の侵略戦争/…