渋沢孝輔

不意の微風 渋沢孝輔詩集

1966年10月、晶文社から刊行された渋沢孝輔(1930~1998)の第2詩集。 目次 Ⅰ 持続の仮死 ひとしくひれ伏す夜と昼 信じるためにも ただよつてゆけ 三十歳 人が盲になるとき 陽よりもはやく Ⅱ スパイラル 花 パストラル 暗転 像 五月 Ⅲ 偽証 此の場所 韻律の…

漆あるいは水晶狂い 渋沢孝輔詩集

1971年8月、思潮社から刊行された渋沢孝輔(1930~1998)の第4詩集。装幀は加納光於。 目次 弾道学 恋唄 水晶のゼロ クラゲ譚 血統の街 島 パジグラフィー 漆 十字石 おお砲筒 埋葬 矢印 単調な三十三行 祭式 夏至線 捕縛 水晶狂い NDLで検索Amazonで検索日…

われアルカディアにもあり 渋沢孝輔詩集

1974年5月、青土社から刊行された渋沢孝輔(1930~1998)の詩集。装幀は安東次男。第5回高見順賞候補作品。 目次 蓮華のしたたり 懸崖 ダクマ・だれがそれを 名言の鳥飼い まともな歌 刃 撚糸島 化身 遠い呟き 霧の華のコンプラント 歌 蕾論 幾重にも 凋落期…

啼鳥四季 渋沢孝輔詩集

1991年10月、思潮社から刊行された渋沢孝輔の詩集。 目次 五月のキジバト 形のない球体 秋の現象 その指す方は 晴々しく禍々しく 歳末のひも 冬鳥の 幻の みな響あり 我が寝む夜ろは 燈台の光景 米寿女性に捧げるオード 待機 風狂じたる 定型論 倚るに因無し…

詩のヴィジョン 渋沢孝輔

1984年10月、思潮社から刊行された渋沢孝輔(1930~1998)の評論集。 「現代詩というものもずいぶん遠くまで来てしまったものだ」、と私は本文のなかの一頁に書いたけれども、これらの文章をまとめてみた今も、それは変らぬ実感である。遠くまで来て、さらに…

行き方知れず抄 渋沢孝輔詩集

1997年6月、思潮社から刊行された渋沢孝輔の詩集。装幀は司修。第5回萩原朔太郎賞受賞作品。 目次 一 劫争い 仲夏 夏の呪 ことにかがやきて 美容異変 風の行方も心せよ 夏の画布 ホモ・デメンス 劫争い 二 行き方知れず抄 ぜんまい 非詩一篇 夏芝居 甲斐大泉…

花後の想い 渋沢孝輔

1993年3月、小沢書店から刊行された渋沢孝輔のエッセイ集。裝画は柄澤齊。 久しぶりにエッセー集を編んでみてあらためて気付いたことは、近年の自分の書き物に故郷や植物に触れたものが多くなっていることである。いくらかは年のせいかもしれないものの、本…

思考の思考 渋沢孝輔

1977年8月、思潮社から刊行された渋沢孝輔の評論集。装画は日和崎尊夫。 〈現代詩〉という言葉はぼくもあまり好きではなく、できればすべて〈詩〉で済ませたいところであるが、今日の詩をその時代的な特殊性に即して語る必要がある場合に、いつも〈今日の詩…

極の誘い 渋沢孝輔

1973年12月、晶文社から刊行された渋沢孝輔(1930~1998)の詩論集。ブックデザインは平野甲賀。 さまざまな主題をめぐって折にふれて書いたものをまとめてみたが、期せずして、この国の近代詩から現代詩への錯綜した流れのなかから、人によっては特殊と思わ…