2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ぴんくの砂袋 田中庸介詩集

2021年1月、思潮社から刊行された田中庸介の第3詩集。絵は中川あゆみ、ブックデザインは祖父江慎、根本匠、志間かれん。 目次 Ⅰ 養老渓谷 地獄谷。 シャワー 昆布飴というものが、それで 貴重品 防腐剤、 Ⅱ 風の道 パイナップル 菊坂のあたり 花 若林、 the …

反転地、パラバシスのための 半島記(Ⅲ) 川村均詩集

2010年12月、30部の私家版として刊行された川村均の詩集。装幀口絵印刷製本は著者。刊行時の著者の住所は鎌倉市。 目次 01 川岸から流れにあらがうように 02 川風がそよと吹き抜ける小さな木橋のこちら側 03 えぐられた川床にむかって 04 いつからか向こう岸…

TYPOPLAGIA 半島記(Ⅱ) 川村均詩集

2008年9月、30部限定の私家版として刊行された川村均の詩集。装幀口絵印刷製本は著者。刊行時の著者の住所は鎌倉市。 目次 01 いつも/始まりは何かの続き 02 そぼ濡れたセイタカアワダチソウ 03 どこから/どこへ往くのか 04 ぬれたすずめばち 05 そのうち/い…

石をたずねる旅 足立巻一詩集

1962年4月、鉄道弘報社から刊行された足立巻一(1913~1985)の第2詩集。写真は、有馬茂純、石川忠行、入江宏太郎、川本五一、山內一夫、著者。著者は東京生まれ、刊行時の住所は神戸市須磨区。 この詩集は、わたしの第二詩集にあたり、一九五九年から六一年…

詩人の死 正津勉

2015年4月、東洋出版から刊行された正津勉(1945~)の評論集。表現者 = Espressivo連載。編集プロデュースは長田洋一、写真は鬼海弘雄、装幀は間村俊一。著者は福井県生まれ。 目次 序 Ⅰ 明治・大正 01 北村透谷 過ぎにし春は夢なれど 02 石川啄木 見よ、今…

古川嘉一詩集

2000年4月、石風社から刊行された古川嘉一(1911~1949)の詩集。著者は八代郡金剛村生まれ。 目次 山風猩坂海 海のある村にて 坂道 猩猩 鯉 風速 山河 うたげせんかな 創生紀抒情 水のうた 海鳴りのうた 肯定 繪本より 愛情について 降りる あさき夢みじ 星…

天の涯に生くるとも 金素雲

1983年5月、新潮社から刊行された金素雲(1908~1981)のエッセイ集。装幀は李禹煥。写真は片山摂三。 目次 ・狭間に生きる ・逆旅記 (崔博光・上垣外憲一共訳) 図書館大学 愛憐のいばら道 たゆたう面影 案内地図一枚 白秋城 殿様のひげ ひとひらの雲 黒い雲…

詩的言語が萌える頃 森崎和江

1990年8月、葦書房から刊行された森崎和江(1927~2022)のエッセイ集。装幀は毛利一枝。 目次 双面の鬼女 Ⅰ 生活童話 時間をついばむ鳥のように 死者をも生かせる社会 茄子 母のこと 光の少女 教育の原点での自己と他者 若者とインドといのち 産むことをめ…

見えない配達夫 茨木のり子詩集

1958年11月、飯塚書店から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第2詩集。 目次 Ⅰ 見えない配達夫 行動について 敵について ぎらりと光るダイヤのような日 生きているもの・死んでいるもの ジャン・ポウル・サルトルに 悪童たち ばらの花咲き 世界は 真夏の…

遙かなる祭 森崎和江

1978年2月、朝日新聞社から刊行された森崎和江(1927~2022)の短編小説集。装幀は司修。 目次 椿寺 海鳴り えぞかんぞう 砂原 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

存在のエコー 島さち子

1979年9月、深夜叢書社から刊行された島さち子の長編小説。装幀は藤江民子。表題作は第12回女流新人賞受賞作品。著者は沖縄県伊是名島生まれ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

魂魄の道 目取真俊

2023年2月、影書房から刊行された目取真俊(1960~)の短編小説集。著者は沖縄県今帰仁生まれ。 目次 魂魄の道 露 神ウナギ 闘魚(とーぃゆー) 斥候 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

飛んで行きたや 沖縄愛楽園より 平得壯市 俳句・短歌集

2019年6月、コールサック社から刊行された平得壯市(1936~)の句歌集。著者は与那国島生まれ、1951年からハンセン病療養施設「沖縄愛楽園」に入院。 目次 俳句Ⅰ 飛んで行きたや 俳句Ⅱ 肩寄せ合って 俳句Ⅲ 語り部たちの皺深く 短歌Ⅰ 共に歩みし 短歌Ⅱ 心豊か…

等身境 小島数子詩集

2000年7月、思潮社から刊行された小島数子の詩集。 目次 糸 界ヶ原の顧次郎 悔い塚 凝視の精 黒猫 無豆 指輪 マント その人 花火 ひづめの音の草が スープ タチツボスミレ(相撲取草) 無塔の永遠 着き浜 鐘 葛藤寺 日傘 退院 緑 NDLで検索Amazonで検索日本…

夜の河を渡れ 梁石日

1990年11月、筑摩書房から刊行された梁石日(1936~)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

0度の女 死刑囚フィルダス ナワル・エル・サーダウィ 鳥居千代香訳

1987年7月、三一書房から刊行されたナワル・エル・サーダウィの長編小説。翻訳は鳥居千代香。 目次 著者の序文 ナワル・エル・サーダウィ 0度の女 死刑囚フィルダス ナワル・エル・サーダウィ 訳者のあとがき 鳥居千代香 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…

じたん 事譚 佐山哲郎句集

2001年9月、西田書店から刊行された佐山哲郎(1948~)の句集。編集協力はパラダイスガーデン、ブックデザインはローテリニエ・スタジオ。 目次 むにやむにやの章 こつつんこの章 ひそひその章 九九句 東京白景 ぶつぶつの章 句友による句評ほか あとがき ND…

寸志 茨木のり子詩集

1982年12月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第6詩集。著者自装。 目次 Ⅰ 子供時代 高松塚 幾千年 問い 落ちこぼれ おおとら 道しるべ スパイス 冷えたビール 苦い味 笑って この失敗にもかかわらず Ⅱ 花ゲリラ 聴く力 聞き星 言葉の化学 訪…

自分の感受性くらい 茨木のり子詩集

1977年3月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第5詩集。装画は中谷千代子、装幀は著者。 目次 詩集と刺繍 癖 自分の感受性くらい 存在の哀れ 知命 青年 青梅街道 二人の左官屋 夏の声 癡屋 孤独 友人 底なし柄杓 波の音 顔 系図 木の実 四海波…

エンド・ロール 小林坩堝詩集

2017年7月、archaeopteryxから刊行された小林坩堝の詩集。装幀は金澤一志。 小林坩堝 Twitter

そのあとは 鈴木啓介詩集

2003年10月、書肆山田から刊行された鈴木啓介(1933~)の第6詩集。装幀は菊地信義。 目次 ・そのあとは 泡が消えたら そのあとは ぽろぽろ こころがわり ぽつりぽつり 帰りたい風景 かえりじたく ・こころのかたち こころのかたち 針の穴から 風 化けがえる…

とどのつまりは 鈴木啓介詩集

1998年12月、書肆山田から刊行された鈴木啓介(1933~)の第3詩集。装幀は菊地信義。 ここに収録した作品は、二十代後半に同人誌に発表した「なまずの時代」の外は、一九九六年八月から九七年の十二月までの未発表の作品です。「なまずの時代」の作品は、『…

歳月 茨木のり子詩集

2007年2月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の遺稿詩集。編集は甥の宮崎治。 目次 Ⅰ 五月 その時 夢 四面楚歌 最後の晩餐 お経 道づれ 月の光 栃餅 部分 夢で遊ぶ病 占領 泉 駅 Ⅱ 蝉しぐれ 夜の庭 モーツアルト 殺し文句 恋唄 獣めく 一人のひ…

新開ゆり子の詩

1977年11月、盛書房から刊行された新開ゆり子(1923~2004)の詩集。装幀は宇野文雄。著者は福島県原町生まれ、刊行時の住所は福島市渡利扇田町。 新聞ゆり子の詩は、彼女の名作「ひよどり山の尾根が燃える」「虹のたつ峰をこえて」の原流である事はあまり知…

幼児の言葉 與田準一

1943年8月、第一書房から刊行された與田準一(1905~1997)による満三歳頃までの幼児たちの言葉の記録。装画は溝江勘二。 目次 はしがき ・一 お乳と鐵砲 汽車旅行 つくつく法師 ・二 ・お伽噺 お伽噺 東京と春 年齡 戰爭と幼稚園 死、さびしいツてこと 夢 …

ははこぐさ 久保田裕子詩集

1948年8月、さくら書房から刊行された久保田裕子(1935~)の詩集。装幀は廣田武夫(燕小学校)。著者は新潟県西蒲原郡燕町生まれ。 目次 序 相馬御風 選奨の言葉 白山中学校 植村秀吉 春の部 夏の部 秋の部 冬の部 雑の部 曲譜 略歴 NDLで検索Amazonで検索…

フラット そらしといろ詩集

2013年7月、思潮社から刊行されたそらしといろの第1詩集。付録栞は野村喜和夫「そらしといろの世界」。 目次 ・1章 andante fantastico. 凪 標(しるべ) ガブリエルと、象徴としての缶詰 正しい位置と関係からの連想による詩 御破算!願いましては えぐれた…

城へ行く道 北森彩子詩集

1972年9月、詩学社から刊行された北森彩子(1927~)の第2詩集。著者は中野区生まれ、刊行時の住所は仙台市上杉。 㐧一詩集を出してからちょうど十年たった。その間、一時、詩詩を書くのをやめようかと思ったこともあった。㐧二詩集がこんなに遅れたのは一つ…

順風満帆 松井啓子詩集

1987年5月、思潮社から刊行された松井啓子の第3詩集。版画は野田哲也、装幀は芦澤泰偉+吉村麻里子。 前詩集『のどを猫でいっぱいにして』を出してから、もう、三年あまり過ぎた。そのあいだに、私は三度すまいを変えている。名古屋市守山区、瀬戸市北松山町…

遠イイ戦争 村田正夫詩集

1988年8月、潮流出版社から刊行された村田正夫(1932~2011)の第14詩集。カバーは豊田一男。著者は東京生まれ、刊行時の住所は中野区鷺宮。 この詩集は、私の一四冊目の詩集である。 このところ三年連続で、八月一五日に詩集を出している。その日に、意識的…