2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史 多田茂治

1994年5月、社会思想社から刊行された多田茂治による石原吉郎の評伝。写真は共同通信社。 昨年の夏、私は十五年戦争にかかわる二つの展示会を見た。一つは、「七三一部隊展全国実行委員会」による『七三一部隊展』(東京・新宿区民ギャラリー)であり、もう一…

伸六行状記 岡田三郎

1940年12月、砂子屋書房から刊行された岡田三郎(1890~1954)の短編小説集。 目次 生理 木炭 闇 舞臺 朝 伸六行状記 一水荘 熊の傳説 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

雪山童子 おとうとに 谷口正子詩集

2007年10月、舷燈社から刊行された谷口正子の詩集。装画は清水茂。 目次 ・祈り 森 雪山童子 おとうとに 祈り 癌研究会病院の屋上で ある森の朝 どうだんつつじの家 中 有 マリアの風景 「ノリ・メ・タンゲーレ」 霧の中のボート漕ぎ これは詩ではなく、ラメ…

あなたに 高田敏子詩集

1974年4月、サンリオ出版から刊行された高田敏子の詩集。装幀・挿画は山名ありせ。 目次 ・美しいものについて 美しいものについて 紅の色 ぶどうの村へ ほおずき カモメ 海 秋の蝶 すすきの原 寺の秋 白い灯台 愛の日に ・花 花 秋の日のクッション 夾竹桃 …

花眼 北条裕子詩集

2014年2月、思潮社から刊行された北条裕子の第3詩集。刊行時の住所は福井県坂井市。 目次 無告 混血の空 私たちの長い夜 境 卯月 雨あるいは涯 青い水 浄土 草臣 百合を飾る 痣 途上にて 花眼 崖 声 うつろい 渡月 半双の夏 あとがき NDLで検索Amazonで検索…

太陽諸島 多和田葉子

2022年10月、講談社から刊行された多和田葉子の長編小説。装菓は彗星菓子手製所、装幀は佐々木暁。 目次 第一章 Hirukoは語る 第二章 クヌートは語る 第三章 アカッシュは語る 第四章 ノラは語る 第五章 Hirukoは語る(二) 第六章 ナヌークは語る 第七章 Hiru…

足うらの冬 北畑光男詩集

1983年11月、石文館から刊行された北畑光男(1946~)の第3詩集。装幀は門間摂子。著者は岩手県生まれ、刊行時の住所は埼玉県児玉郡。 目次 Ⅰ 鳥 足うらの冬 九輪草 蚕 廃牛 脳下垂体摘出手術 夜の子 つらら なわとび Ⅱ ぬりえ りんご 火焔樹 背の川 冬の子…

随筆 旅と湯女 石川武義

1963年2月、野田経済社から刊行された石川武義(1900~?)の随筆集。著者は富士観光社長。 目次 はしがき 昔のやど 今のやど 旅と宿 めし盛旅籠 講宿 宿屋 商人宿と旅人宿 下宿 木賃宿 長者の宿 本陣 温泉宿 近代の旅館 ホテル 温泉マーク旅館 茶屋 いろい…

無月となのはな 斎藤恵子詩集

2008年7月、思潮社から刊行された斎藤恵子(1950~)の第3詩集。第50回晩翠賞受賞作品。刊行時の著者の住所は岡山市。 目次 Ⅰ 無月 月光海道 甘露 感傷 くねらせるものの 海餐 みずうみ 芒種 枕 野帰り 春の石 Ⅱ 箒星が弧を描いて墜ちてゆく 交叉 青火 八月…

地平線の羊たち 昭和時代と新興俳句 櫻井琢巳

1992年1月、本阿弥書店から刊行された櫻井琢巳の評論集。 目次 視野と展望 水原秋櫻子の光と影 日野草城の歩いた道 『天の狼』の詩人・富澤赤黄男 高屋窓秋の影像世界 橋本多佳子とその抒情の流域 昭和女流の個性・三橋鷹女 渡邊白泉と俳諧の血すじ 西東三鬼…

私の広尾 桐野かおる詩集

2008年8月、砂子屋書房から刊行された桐野かおるの第8詩集。刊行時の著者の住所は尼崎市。カバーは武村有、装本は倉本修。 目次 最後の匂い 流木の夜 私の広尾 某日 不便な部屋 秋雨前線 謎の一行 トランジット 仇で返す 諺ひとつ 卍 絶叫男 深い理由 三本足…

遠来の土産 松尾智恵子詩集

2005年12月、湯川書房から刊行された松尾智恵子の詩集。刊行時の著者の住所は枚方市。 目次 ・遠来の土産 Ⅰ 犀 蟻 ポスト 妖怪 鬼 鬼のゆくえ 鬼国 遠来の土産 そば屋で ・遠来の土産 Ⅱ 特急日本海 青森にて 白い犬 子白送り あかし 窓を開ける ウルフ・アク…

俗天使 持丸良雄

2008年3月、『俗天使』刊行委員会から復刻された持丸良雄(1911~1981)の長編小説。装幀・装画は平賀敬(1936~2000)。元版は1960年東都書房刊。 目次 序 川端康成 ホテル・八方破館 ケイの懺悔文ここに始まる 三文対話・その一節 三文対話・その二節 天国…

夜あけ朝あけ 住井すえ(すゑ)

1954年6月、新潮社から刊行された住井すえ(すゑ)の児童小説。少年長編小説シリーズ。カバーはクロード・岡本、表紙・扉は岡村夫二。 目次 第一章 山ざる 1 朝の花 2 いざりばた 3 ゆで卵 4 友だち 5 夜の雨 6 りんごの花 7 アンデルセンおじさんへ …

火の魚 室生犀星

1960年3月、中央公論社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短編小説集。装画は山口蓬春。著者自装。 目次 火の魚 衢のながれ なやめる森 あまい子姉弟 運命論者 朝顔 借金の神秘 藤の宮の姫 玉蟲 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

そらのは 塩嵜緑詩集

2016年5月、ふらんす堂から刊行された塩嵜緑の第2詩集。装幀は和兎。著者は大阪市生まれ、刊行時の住所は奈良市。 目次 たたむ 蝶は そおっと 巴旦杏 菊がとぶ つたえたかった ねむりこねこ 水音 桃核 史(ふひと) 太古より はろばろと だれかが残していっ…

陳夫人 庄司総一

1940年11月、通文閣から刊行された庄司総一(1906~1961)の長編小説。ニ部は1942年7月発行。 目次 第一部 夫婦 第二部 親子 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

からだかなしむひと 沢田敏子詩集

2016年3月、編集工房ノアから刊行された沢田敏子(1947~)の第6詩集。装幀は森本良成。著者は愛知県生まれ、刊行時の住所は春日井市。 目次 着地 最終講義 背の明かり 新鮮なもの 鯉の家族 あなたのおうち 初蝉 碑銘 分針のように そうして おまつりが始ま…

路傍の歌 伊達温詩集

1953年7月、私家版として刊行された伊達温の詩集。 伊達温さん。一昨年の某日、僕の旧友が来てしきりにあなたの話をした。彼はオンちゃんオンちゃんと呼んでいた。彼のこどもは、小学校であなたに教わつていたのだ。それから間もなくあなたは僕を訪ねて来た…

団地広場 門田照子詩集

2020年11月、本多企画から刊行された門田照子(1935~2022)の第10詩集。著者は福岡市生まれ。刊行時の住所は福岡市。 一九六〇年に結婚した私たちは、当時流行りの団地生活を始めた。樋井川に沿った2Kは、トイレは水洗だったが和式、冷蔵庫や洗濯機の置き場…

敦煌 井上靖

1959年11月、講談社から刊行された井上靖の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

轍 今井直美男詩集

2015年9月、編集工房ノアから刊行された今井直美男(1932~)の第2詩集。著者は大阪府生まれ、刊行時の住所は堺市。 六十三歳で定年退職したとき、朝日カルチャーセンター島田陽子先生ご指導の「歌う詩を書く」教室に入りました。僕は理科系出身で、初めのう…

天使 須永朝彦

2010年7月、国書刊行会から刊行された須永朝彦(1946~2021)の短編小説集。装幀は柳川貴代。 目次 契 天使Ⅰ ぬばたまの 天使Ⅱ R公の綴織画 天使Ⅲ 就眠儀式 木犀館殺人事件 神聖羅馬帝国 花刑 森の彼方の地 MON HOMME 蝙蝠男 笛吹童子 光と影 エル・レリカリ…

離郷 金沢星子詩集

2001年10月、国文社から刊行された金沢星子(1927~)の第5詩集。著者は神戸市生まれ、刊行時の住所は世田谷区奥沢。 目次 Ⅰ 通路 あこがれ 赤い蝶 離郷一 離郷二 離郷三 離郷四 離郷五 離郷六 離郷七 宇宙へ 暖炉 母の日 月 夢 時 灯 夕焼け 夕映え Ⅱ 浜辺…

マチュ・ピチュ山頂 パブロ・ネルーダ詩集 田村さと子訳

1997年8月、風書房から刊行されたパブロ・ネルーダの詩集。翻訳は田村さと子。装幀は吉野史門。 目次 マチュ・ピチュ山頂 パブロ・ネルーダ年譜 解説あとがきスペイン語原文 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

浜田知章第ニ詩集

1958年7月、山河出版社から刊行された浜田知章の第2詩集。 目次 Ⅰ 非望と報復の場で わがミクロコスモス スケッチ 無人地帯(ノーマンズ・ランド) 砂漠の演技者 Ⅱ 動く湖 朝鮮の少女 ヂンダレの歌 生き残る 消された灯の行方 Ⅲ 寓話誕生 農の極刑地にて 悪…

ある偽作家の生涯 井上靖

1951年12月、創元社から刊行された井上靖の短編小説集。装幀は福澤一郎。 目次 ある偽作家の生涯 玉碗記 澄賢房覚え書 漆胡樽 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

母子抒情 空大助

1962年10月、博文堂出版部から刊行された空大助(1913~1967)の短編小説集。揮毫は山本一二三。表題作は1948年九州文学賞受賞。 目次 空大助の文学 劉寒吉 母子抒情 砂丘の町 秋の女 暗いかげ 水晶山 師範生 ルドンの眼 雲に泳ぐ魚 罪と童心 あとがき NDLで…

仔犬と香水瓶 井上靖

1952年10月、文藝春秋新社から刊行された井上靖の短編小説集。装幀は脇田和。 目次 氷の下 仔犬と香水瓶 ある自殺未遂 楼門 北の駅路 貧血と花と爆弾 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夜、恋人たち 塩崎英彌詩集

1990年11月、新風舎から刊行された塩崎英彌の第2詩集。 目次 仁王像 外国語 mind 辛子 指環 鈴 冬の旅 ピサロ展 相聞 花花 ソナタ 誕生日 夜Ⅰ 夜Ⅱ 夜Ⅲ 夜明け クリスマス・カロル 泰山木 冬の薔薇 クリスマス・イブ 海の顔 住処 亡命 思い出 発言 NDLで検索A…