VOU

抽斗の中のイロニー 井原秀治詩集

2002年12月、思潮社から刊行された井原秀治の詩集。 目次 Ⅰ 妄想の病魔 無益な詩行 恥ずべき妄想 義眼について J'ai mal カルミナ風の悼詩 Y狂人病院幽閉者一覧 死にゆく者への慰撫詩 フローラ変形譚 君はお笑いである 来るべき女たち 保育室の中の悲劇 脳器…

西卓詩集 西一知

1985年11月、私家版として刊行された西卓(西一知・1929~2010)の合本詩集。 ここに『西卓詩集』として収めたものは、西一知の詩への出発点となった西卓詩集『水の装い』をはじめとする西卓時代(主に1950年代、著者30代)の作品集全4冊の全作品です。 原本は…

木津豊太郎残滓 木津豊太郎

1999年11月、私家版として刊行された木津豊太郎(1921~1986)の詩集。カバー写真は西山英彰。 目次 私の好きな詩――木津豊太郎について 白石かずこ 「ない装置のための三部作」 米 麦 塩 敗戦メモリー(北園克衛からの手紙) 百軒店の記録 「男の詩集」(寺…

直立猿人 清水俊彦詩集

1988年2月、書肆季節社から刊行された清水俊彦の第1詩集。ブックデザインは清原悦志。 本書は私の第一詩集である。一九五八年から六三年にかけて私がもっともひんぱんに作品を発表していた時期に、故北園克衛氏が主宰した同人誌「VOU」をはじめ「詩学」、「…

鳥居昌三詩集

2013年11月、指月社から刊行された鳥居昌三の詩集。 目次 未刊詩篇 VOUNo.56-60,1957-1958 青いnude 回転するtorso nudefantasia 遮断された夜のnude ガラスのnude 火の装置 扉 apreface北園克衛 声のない真昼の瞬間 失われた時間 冬の肖像 白の記憶 虚体か…

木原孝一詩集 1946-1956

1956年9月、荒地出版社から刊行された木原孝一(1922~1979)の第1詩集。解説は黒田三郎(1919~1980)。 目次 I 遠い國 遠い國 遠い國 豫感 魔術 聲 檻 最後の戰鬪機 時と河のながれ 場所 Ⅱ 彼方 彼方 彼方 彼方 彼方 彼方 彼方 冬の旅 Ⅲ 幻影の時代Ⅰ 幻影…

走水 長島三芳詩集

1991年11月、宝文館出版から刊行された長島三芳(1917~2011)の第6詩集。 走水の地名は、遠く古事記、日本書紀に伝えられ、弟橘比売命(おとたちばなひめ)の入水の場所として知られている。 この走水は、今の私の家から一つの山を越したところにあって、観…

黄金文明 長島三芳詩集

1968年10月、黄土社から刊行された長島三芳(1917~2011)の詩集。 目次 黄金文明 黄金文明 喪の魂 寒い牛 秋の罐 冬の鏡 死 炎天の坂 不幸な栄螺(さざえ) 主体 碇 二重の鐘 日暮のスピード 残酷な夏の終に 残酷な夏の終に さみしい大仏 浮草たちは 夏の手…

露まんだら 森原智子詩集

1985年8月、思潮社から刊行された森原智子(1934~2003)の第4詩集。ブックデザインは勝井三雄(1931~)と石橋晶子。第10回現代詩女流賞候補作。 目次 part-1 春の雪と呼ばれるもの 平林寺 梨のなかの眼 のど笛の色 喧嘩こおろぎ 返信 煙歌 村まつり part-2…

スロー・ダンス 森原智子詩集

1996年5月、思潮社から刊行された森原智子(1934~2003)の第6詩集。 あとがき わたしの知らない読者のこころへも。ちゃんと届けばよい、ゆっくりと仕上げたいとその二つのことを思って飛んだつもりでいる。愉しい詩、悲しい詩を書くとき、かなり内臓にバイ…

一壺天 藤富保男

2014年10月、思潮社から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。 本詩集は主として散文型の形をとったが、行ワケの篇もある。添画や写真を入れたが、詩画集という呼称は甚だ好まざるところ。詩の形を描いたり、書いたりしたので詩形集としたいのだが、発音をす…

客と規約 藤富保男詩集

1999年1月、書肆山田から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。装幀は高橋昭八郎(1933~2014)。 目次 前半 客 はてな の巻 足跡の巻 後半 客帰る 足軽の巻 客帰る――文字隠れの巻 規約 NDLで検索Amazonで検索

詩集 挑め 防波堤 古平義雄

1966年、思潮社から発行された古平義雄の第四詩集。1957年から1965年の間に創作された18篇。作者は1929年、浅草生れ。VOU、ATTACK等に所属。 長い人生の間には、詩精神がやたらに燃えたり、やたらに冷えたり、いろいろな時期があってもよいのではないかと、…