大西民子

風水 大西民子歌集

1986年8月、沖積舎から刊行された大西民子(1924~1994)の第7歌集。第16回迢空賞受賞作品。 『風水』は私の第七冊目の歌集になります。前歌集『野分の章』の冒頭に、 道のべの紫苑の花も過ぎむとしたれの決めたる高さに揃ふ という一首を据えた私は、人間を…

野分の章 大西民子歌集

1978年11月、牧羊社から刊行された大西民子(1924~1994)の第6歌集。口絵は木俣修、装幀は直木久蓉。著者は盛岡生まれ。 人々はつぎつぎに発っていった。田舎では命日のことを「たちび」と言った。かつて私をとりかこんだ肉親の数はそう多くはないが、毎月…

光たばねて 大西民子歌集

1998年3月、短歌新聞社から刊行された大西民子(1924~1994)の遺稿歌集。カバーデザインは小林鯨。編集は波濤短歌会。 目次 小さき鈴 大波小波 牧歌 白い海 冬も好き 近在の鳩 じゃがたらぶみ 或る日 楕円の花火 背後の音 近景遠景 世襲の舞 いづこまで 狗…

彩 女流五人 尾崎左永子、大西民子、北沢郁子、馬場あき子、山中智恵子

1965年6月、新星書房から刊行された尾崎磋瑛子(左永子)、大西民子、北沢郁子、馬場あき子、山中智恵子の合同歌集。イラスト、装幀は山田茂人。 目次 ・巨大都市 尾崎磋瑛子 地下駅にて 続・地下駅にて 地上 高層街 地底街 花舗のある街 集団の音 高架路 埋…

添削教室 大西民子

1992年11月、短歌新聞社から刊行された大西民子(1924~1994)の短歌入門書。 目次 はじめに 言葉の意味を正しく 自分の言葉で 時代のなかで 病む人・みとる人 ペットを歌う 旅を歌う 電話の歌 植ゑ・据ゑ・飢ゑ 花を歌う 自動詞・他動詞・ば 歌のまとまり …

雲の地図  大西民子歌集

1975年4月、短歌新聞社から刊行された大西民子(1924~1994)の第5歌集。装幀、題簽は木俣修(1906~1983)。 なぜそうであったのか分りませんが、その一年ほど前から、妹と私はそれまでになく睦みあってくらしていたような気がいたします。十三年も飼い続け…