根本明

真間を渡る 根本明詩集

1985年9月、一風堂から刊行された根本明の第4詩集。カバーオブジェは坂本博史。 目次 韓衣症 落花症 硫黄症 真間を渡る 赤扉症 自演症Ⅰ 自演症Ⅱ 横堀症 夕顔症 蝙蝠症 こすげ症 高架症 ハネムーン症 からくり症 この路上で火矢に モノレールで女を送った 後記…

つ、突くような顔でガラス戸に 根本明詩集

1982年12月、ワニ・プロダクションから刊行された根本明(1947~)の第3詩集。装幀は直井和夫。刊行時の著者の住所は千葉市稲毛台町。 目次 運河に沿う 森田さんと自転車で走っている 跛行の日 かがむ、闇の下に残る 舐める、名を失う 舐めあがる、飯田橋駅…

未明、観覧車が 根本明詩集

2006年11月、七月堂から刊行された根本明(1947~)の第7詩集。装幀は直井和夫。著者は宮崎県生まれ。 蓮の葉群れのなかに紅の蕾が突き立っている。二千年前の地層から発見された一粒の種に始まる蓮の繁茂は、時間の古層が不意に立ち現れることを示すかのよ…

西けらく駅 根本明詩集

1992年1月、ミッドナイト・プレスから刊行された根本明(1947~)の第5詩集。装幀は金城秀明。付録栞は中上哲夫。著者は宮崎県生まれ。 前詩集を出した後、「荒涼地帯」という連作で、東京湾東岸の埋立地の風景を描こうとした。だが、ふりかえるとそれらの言…