小柳玲子

ちょっと、詩 小柳玲子

2006年10月、詩学社から刊行された小柳玲子(1935~)のエッセイ集。装幀は塚嵜智恵。 この冊子に収録した小文のほとんどは03年から三年間「詩学」に連載したものである。掲載の必要がない駄文も多々あるが記念のため全文収録した。他に個性的な詩誌に書かせ…

西に住むひと 小柳玲子詩集

1999年11月、夢人館から刊行された小柳玲子(1935~)の第8詩集。装幀は林立人。ゆめひと詩篇6。 石原吉郎 いしはら よしろう(一九一五~一九七七) 詩集「サンチョ・パンサの帰郷」、評論集「望郷と海」ほか。遠藤昭己 えんどう あきみ(一九四一~) 詩集「ひ…

夜明けの月が 小柳玲子詩集

2019年7月、空とぶキリン社から刊行された小柳玲子の第14詩集。装幀は倉本修。 私の最後の詩集になります。遺詩集というもの、作ってもらいたくないので、自分の目が確かなうちにこの詩集を纏めることに決心しました。一つの主題を突き詰めて纏めたものでは…

月夜の仕事 小柳玲子詩集

1983年8月、花神社から刊行された小柳玲子の第5詩集。装幀は林立人。 敗戦の翌年だったろうか、まだ空襲の傷痕が生々しい私たちの町に、巡回児童劇団がやってきた。「月夜の仕事」というポスターが電信柱や交番のガラス戸に貼られた。今ではもうその顔をさだ…

詩の旅 絵の旅 小柳玲子

2010年10月、書肆クリシェから刊行された小柳玲子(1935~)のエッセイ集。 二〇〇九年六月十七日より、西日本新聞朝刊に五十日間エッセイを連載した。 この年は音楽家フェリックス・メンデルスゾーンの生誕二百年にあたり、長年メンデルスゾーンの余技であ…

サンチョ・パンサの行方 私の愛した詩人たちの思い出  小柳玲子

2004年12月、詩学社から刊行された小柳玲子(1935~)による詩人回想録。 私の生涯で親しく、激しく付き合ってしまった、宿命的な詩人五人について、その時々に書き綴った文章をまとめておこうと、やっと決心がついた。これら、五篇のエッセイは誰に頼まれた…

こどもの領分 小柳玲子詩集

1997年8月、花神社から刊行された小柳玲子(1935~)の第7詩集。第16回現代詩人賞候補作。 目次 七月のうま こどもの日・象 文化の日・ニワトリ キツネ行く 冬至のキツネ 十五夜 体育の日、熊が パンと雲 六番街の時計 夏至の魚 誰でもないものの伝説 ブタの…

多感な地上 小柳玲子詩集

1969年11月、秋谷豊(1922~2008)の現代詩工房から刊行された小柳玲子(1935~)の第2詩集。装幀は難波田龍起(1905~1997)。 一九六七年から三年間の作品をまとめた。この三年間は非常ににがかった。嫉妬と自己憐憫がいつも喉元を噛んでいて 私を卑屈にさ…

簡易アパート 小柳玲子詩集

2013年、花神社から刊行された小柳玲子(1935~)の第11詩集。装丁は熊谷博人。カバー・表紙版画は清宮質文(1917~1991)「町外れ」。 簡易アパートという言葉は辞書にはないようである。中学生の頃、周囲にそう呼ばれていた建物と隣り合って暮らしていた。…

芦の里から 小柳玲子詩集 

1976年11月、花神社から発行された小柳玲子の第3詩集。装幀は林立人。 目次 芦の里から* 芦の里から** 芦の里から*** 芦の里から**** 芦の里から***** 祭り 家* 家** 望郷* 望郷** 望郷*** 望郷**** 五月 練習曲 シェリー洋装店…