飯島晴子

俳句評論集 葦の中で 飯島晴子

1974年8月、永田書房から刊行された飯島晴子(1921~2000)の評論集。装幀は堀端修。著者は京都生まれ。 この本に書いたことは、私が俳句をつくることのなかで見つけたことばかりである。俳句をつくることをしなかったら、私はこれらのささやかなことを、私…

平日 飯島晴子句集

2001年4月、角川書店から刊行された飯島晴子(1921~2000)の遺句集。装幀は伊藤鑛治。 本句集『平日』は、飯島晴子氏自身によって、題を付され、俳誌「鷹」平成8年4月号から同12年8月号に発表の作品から自選、清書されていた句稿を基とする。 ただし、①「鷹…

儚々 飯島晴子句集

1996年4月、角川書店から刊行された飯島晴子(1921~2000)の第6句集。今日の俳句叢書1。著者は京都府城陽市生まれ、刊行時の住所は横浜市青葉区。 『儚々(ぼうぼう)』は、『蕨手(わらびで)』『朱田(しゅでん)』『春の蔵』『八頭(やつがしら)』『寒…

八頭 飯島晴子句集

1985年10月、永田書房から刊行された飯島晴子(1921~2000)の第4句集。著者は京都府城陽市生まれ、刊行時の住所は横浜市緑区。 『八頭』は、『蕨手』『朱田』『春の蔵』につづく私の第四句集となる。 昭和五十五年から六十年中頃までの、三百四十三句を収め…

朱田 飯島晴子句集

1976年10月、永田書房から刊行された飯島晴子(1921~2000)の第2句集。著者は京都府城陽市生まれ、刊行時の住所は横浜市緑区。 第一句集『蕨手』につゞく第二句集で、昭和四十七年一月から、五十一年六月までの作品を収めた。 題名の『朱田』は、辞書にはな…

葛の花 飯島晴子

2003年7月、富士見書房から刊行された飯島晴子(1921~2000)のエッセイ集。装幀は田中淑恵。 目次 Ⅰ 雛 白酒 四月 片栗の花 虚子の家 埋もれ木 猫のいろいろ 遍路 麦秋 梅雨 螢 ギャンブル 洋服屋の頃 虚子の墓 長い長い一日 祭の夜 草田男の墓 Ⅱ 秋 葛の花…

自解100句選 飯島晴子集

1987年12月、牧羊社から刊行された飯島晴子(1921~2000)の100句選集。装幀は伊藤鑛治。 作者は自作一句について、その入口を話すことはできる。入口を知っているのは作者だけである。しかし、一句が何処へ出たかについては、作者もまた読者以上に何を知っ…

畳ひかりて 飯島晴子の風景 平石和美

2011年8月、ふらんす堂から刊行された平石和美による飯島晴子論。装幀は中島恵雄。 俳句を始めて間もない頃、飯島晴子の句集『儚々』に出会いました。次から次へと気になる句が現れます。また、全句集を読むと『儚々』とは違う不思議な感覚に捉われ、晴子の…