茨木のり子

ハングルへの旅 茨木のり子

1986年6月、朝日新聞社から刊行された茨木のり子(1926~2006)のエッセイ集。装幀は菊地信義。 ハングルを学んで十年を経た 十年やったぐらいで、こういう本を書くのはなんともおこがましい気がしたけれど、朝日新聞社図書編集室の広田一さんにすすめられる…

人名詩集 茨木のり子詩集

1971年5月、山梨シルクセンター出版部から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第4詩集。題字は中島明子、著者自装。 目次 握手 スペイン わたしの叔父さん あそぶ 浄光寺 四月のうた くりかえしのうた 大国屋洋服店 見知らぬ人 兄弟 王様の耳 吹抜保 箸 居…

隣の国のことばですもの 茨木のり子と韓国 金智英

2020年12月、筑摩書房から刊行された金智英(1984~)による茨木のり子研究書。カバー写真は小畑雄嗣、協力は宫崎治、装幀は間村俊一。著者はソウル市生まれ、刊行時の職業は立教大学兼任講師。 目次 はじめに ・第一部 終戦と詩作のはじまり 第一章 同人誌 …

鎮魂歌 茨木のり子詩集

1965年1月、思潮社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第3詩集。装幀は和田誠。 第二の詩集を出してから五年たち、不惑の年にだんだん近づいてきたが、惑いはかえって深くなり、自分の魂をもよく鎮め得ない。 鎮魂歌という題は、ひとを悼む詩が多かっ…

倚りかからず 茨木のり子詩集

1999年10月、筑摩書房から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第10詩集。挿画は高瀬省三。 目次 木は旅が好き 鶴 あのひとの棲(す)む国 鄙(ひな)ぶりの唄 疎開児童も お休みどころ 店の名 時代おくれ 倚(よ)りかからず 笑う能力 ピカソのぎょろ目 苦…

見えない配達夫 茨木のり子詩集

1958年11月、飯塚書店から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第2詩集。 目次 Ⅰ 見えない配達夫 行動について 敵について ぎらりと光るダイヤのような日 生きているもの・死んでいるもの ジャン・ポウル・サルトルに 悪童たち ばらの花咲き 世界は 真夏の…

寸志 茨木のり子詩集

1982年12月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第6詩集。著者自装。 目次 Ⅰ 子供時代 高松塚 幾千年 問い 落ちこぼれ おおとら 道しるべ スパイス 冷えたビール 苦い味 笑って この失敗にもかかわらず Ⅱ 花ゲリラ 聴く力 聞き星 言葉の化学 訪…

自分の感受性くらい 茨木のり子詩集

1977年3月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第5詩集。装画は中谷千代子、装幀は著者。 目次 詩集と刺繍 癖 自分の感受性くらい 存在の哀れ 知命 青年 青梅街道 二人の左官屋 夏の声 癡屋 孤独 友人 底なし柄杓 波の音 顔 系図 木の実 四海波…

歳月 茨木のり子詩集

2007年2月、花神社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の遺稿詩集。編集は甥の宮崎治。 目次 Ⅰ 五月 その時 夢 四面楚歌 最後の晩餐 お経 道づれ 月の光 栃餅 部分 夢で遊ぶ病 占領 泉 駅 Ⅱ 蝉しぐれ 夜の庭 モーツアルト 殺し文句 恋唄 獣めく 一人のひ…

貘さんがゆく 茨木のり子

1999年4月、童話屋から刊行された茨木のり子(1926~2006)による山之口貘(1903~1963)評伝。装幀は島田光雄。詩人の評伝シリーズ1。 目次 1.ルンペン詩人 2.求婚の広告 3.貘さんの詩のつくりかた 4.ミミコの詩 5.沖縄へ帰る 6.精神の貴族 あ…

茨木のり子への恋文 戸村雅子

2016年12月、「茨木のり子への恋文」刊行事務局から刊行された戸村雅子(1941~)による茨木のり子評伝。装幀・装画は長谷川結。著者は山形県大石田町生まれ、鶴岡市在住。「茨木のり子六月の会」事務局長。 この本は鶴岡市在住の戸村雅子さんが、まさに茨木…