2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後風俗史 矢野目源一

1952年8月、東京文庫から刊行された矢野目源一(1896~1970)の随筆集。 目次 戰後風俗史 未亡人倶楽部 阿片と美女 貞淑を捨てた夜 ダンサー嬉遊図 ナイトクラブを探る 転落する女学生の群 銀座裏の湯女 陶酔経済学 家を捨てる娘たち 当世雑誌屋気質 娯楽版…

冷たい心の 家田満詩集

1979年2月、青磁社から刊行された家田満(1946~)の第2詩集。著者は小樽市生れ、刊行時の住所は江別市。 目次 日のひかり 灰の中で 失明考 屍 静かにふたたび 日曜日の詩 休日の朝の 冷たい心の しあわせになれるよ 弁当 オニバ パーラーのぞみ堂 戸棚 あと…

いのちひかる日 小川英晴詩集

2004年11月、土曜美術出版販売から刊行された小川英晴(1951~)の第17詩集。21世紀詩人叢書第2期8。装幀は司修。著者は東京生まれ、刊行時の住所は西東京市。著者は小川未明の孫。 目次 序詩 第一章 いのちひかる日 音色 はじまりもおわりもない 哀しみ 愛…

ポワン(au Point)区にて。 雨矢ふみえ詩集

1990年9月、思潮社から刊行された雨矢ふみえの第2詩集。装幀は田代しんぺい。付録栞は天沢退二郎「雨矢ふみえ賛江」。 本書は一九八六年以後に書いた詩篇で構成されている。いくつかを除いて、ここでの詩は従来のようにはその言葉が機能していない。だが、主…

六道 飯岡亨詩集

1981年10月、輴の会から刊行された飯岡亨(1931~)の第5詩集。表紙は飯岡美絵、カットは滝沢保二。著者は東池袋生れ、前田鐵之助門下。刊行時の住所は豊島区南大塚。 本年(一九八一年)九月五日で私は満五十才である。五十才という年齢は私にとって怖ろしい…

きょうは美術館へ 片岡千歳詩集

1997年12月、タンポポ書店から刊行された片岡千歳の第2詩集。装幀は織田信生。 「1/4世紀、生きた証として、詩集をつくろう」と言う思いで、'59年に『ありあ』をつくってから、さらに1/4世紀以上の時間を、詩の創作から離れて過ごして来ました。 杉山平一氏…

永久運動 嶋岡晨詩集

1964年10月、思潮社から刊行された嶋岡晨(1932~)の詩集。 前詩集以後、この三年ばかりの間にたまった作品群を整理し選び出し、詩集名を「永久運動」とした。私の仕事は、現代が排泄するニヒリズムの濁流の中を、彼岸へ泳ぎわたろうとする意識の永久運動で…

七行詩集 涯 圓子哲雄詩集

2008年11月、朔社から刊行された圓子哲雄(1930~)の第12詩集。挿画は小山秀弘。朔叢書第19集。 目次 ・涯 小川 三月 立春 春海 空 夏夜 流れ星 生活(なりわい) 日々 涯 蜉蝣 墜ちる陽 樹齡 坂 罠 世 無塾 秋の日 野分の蝶 峠 夜汽車 冬夜 車窓 冬雲 ・家…

金銭考 柳原真砂夫詩集

1984年6月、刻詩社から刊行された柳原真砂夫(1926~)の第4詩集。著者は秋田市生まれ。 『金銭考」の諸作品は殆んど詩誌「密造者」に発表したものである。最初の六篇は第十六号に、十七号に一篇、十八号に私の特集として七篇、二二号に一篇、「詩学」に一篇…

歌人松倉米吉 米田利昭

1980年2月、筑摩書房から刊行された米田利昭(1927~)による松倉米吉の評伝。 目次 Ⅰ 糸魚川へ 1墓を訪う 2米吉の学籍簿――糸魚川へ 3暗い釣りランプの水車小屋――再び糸魚川へ 4日毛安之助のこと 5兄の生涯 Ⅱ 投稿者の群れ 1投稿者の群れ 2富山行――前…

蒼ざめた馬 丸血留の賦 大塚欽一詩集

2000年9月、土曜美術出版販売から刊行された大塚欽一(1943~)の第7詩集。装幀は林立人。 私にとって切支丹の悲劇は長い間心に温めてきたテーマのひとつであった。歴史の中で一時大きな炎となって燃え、やがて歴史の闇に消えていった彼らの生き様はいまなお…

避雷針と藁屋根の間 中野嘉一詩集

1971年12月、多摩書房から刊行された中野嘉一(1907~1998)の第5詩集。装幀は出岡実。付録栞は飯島耕一。著者は1931年生まれ。著者は精神科医。太宰治を診たことでも知られる。 目次 偏執的な話 現象の意味 火事現場からは遠いところ 地誌的な抽象 楕円の軌…

不良女学生 耕治人

1954年4月、文藝春秋新社から刊行された耕治人(1906~1988)の長編小説。 目次 婚礼の衣装 由比と峯子 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

精霊船 大塚欽一詩集

1994年11月、国文社から刊行された大塚欽一(1943~)の第3詩集。装幀は星野徹。著者は水戸生れ、刊行時の住所は水戸市。 <アルキメデスの夢>という言葉がある。それは地球を梃子で動かすために、その外部に支点を求めようとすることであるらしい。私もま…

ある戦争の話 男と女の悲しい戦誌 上田幸法詩集

1989年7月、知性と感性詩社から刊行された上田幸法(1916~)の第10詩集。著者は熊本県八代市生まれ、刊行時の住所は八代市。 目次 第一部 ある戦争の話 ある戦争の話(1) ある戦争の話(2) ある戦争の話(3) ある戦争の話(4) ある戦争の話(5) ある戦…

冬眠先生慌てる 尾崎一雄

1954年6月、朝日新聞社から刊行された尾崎一雄(1899~1983)の長編小説。装幀は中川一政、挿画は三田康。 目次 冬眠居由来 うぐいす だれに似たか? 勇士現わる 旧友 鬼の居ぬ間 根岸の里 春雷 四月一日 やみを見つめて 怪我の功名 風かおる NDLで検索Amazo…

水惑星の北半球のまちで 原田勇男詩集

1996年3月、書肆みずきから刊行された原田勇男(1937~)の第6詩集。装幀は上野憲男。著者は東京生れ、刊行時の住所は仙台市青葉区。 この詩集に収めた作品は、一九八九年から一九九五年までの間に書いた詩の中から選んだものである。この間、木や水とのきわ…

彼岸の花 川崎孝代詩集

1976年10月、私家版として刊行された川崎孝代の詩集。刊行時の著者の住所は彦根市。 目次 Ⅰ 炎暑 もう遅いからお手柔らかに 秋 逢いにゆこうと 何処からきて何処へいくのか むかしむかしあるところに Ⅱ マボロシ 風景 適齢期 匂い 闇 一日 ぶなの木 クモの糸…

弔花 豊田三郎

1935年6月、紀伊國屋書店から刊行された豊田三郎(1907~1959)の短編小説集。表紙は海老原喜之助。紀伊国屋パンフレツト第4輯。 目次 弔花 機械記 細い軀 女靴 未就職者の手記 奇禍行 氷の上 リラの手紙 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

未開詩集Ⅱ

1979年9月、未開出版社から刊行されたアンソロジー詩集。装幀は小野弘道。 目次 ・詩篇 ・宮況肇 山を下りる 変身 消えた鳥 六月川端 ・麻生知子 河口にて ひがんばなⅠ ひがんばなⅡ 風触 ・我妻信夫 風のあとに 夢問答 境界地带 回転 ・関谷寿枝 椅子の物語 …

夜明けに人は小さくなる 山崎純治詩集

1997年4月、ふらんす堂から刊行された山崎純治(1956~)の第1詩集。装幀は君嶋真理子。著者は北九州市生まれ、刊行時の住所は相模原市。 14年間愛用してきたモンブランのペン先が折れた。筆圧が強い酷使の末に両脇から亀裂が入ってきてはいたのだが、酔った…

かきおきびより 坂本遼児童文学集

1982年8月、駒込書房から刊行された坂本遼(1904~1970)の児童文学集。装画は石田貞雄。付録栞は、足立巻一「坂本遼さんと『きりん』」、杉山平一「坂本遼の童話」、灰谷健次郎「坂本遼の児童文学とわたし」、山本英孝「均衡の危うさ――おかんの死とその作品…

鯊釣り童士 志澤正躬句集 

1967年8月、詩苑社から刊行された志澤正躬の遺稿句集。編集は志澤正躬遺稿集刊行会。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

歳彩 中崎一夫詩集

1994年12月、仮象の会から刊行された中崎一夫(1931~)の第6詩集。著者は群馬県生まれ、刊行時の職業は立教大学教授。 目次 ・春ノ部 氷日 芽立ち 花 ひばり 春雨 ・夏ノ部 柿若葉 はえ 炎昼 せみ 螢狩 あめんぼ ほととぎす 夏草 ・秋ノ部 七夕 秋思i 秋思i…

坂本遼作品集

1981年5月、駒込書房から刊行された坂本遼(1904~1970)作品集。装幀は村上善男。装画は浅野玄府。 目次 ・小説集『百姓の話』(一九二七) ミリカン家の下男と下女.... 悌一 猫 手紙 朝鮮人 芋 芋畠 肩掛 祝杯 接吻 芋畠の出来事 昼の宿 鴉追ひ男と冬眠蛙 芋…

幻影の街の甃のうえで 黒坂和人詩集

1987年11月、国文社から刊行された黒坂和人の詩集。刊行時の著者の住所は八王子市。 目次 死んだ秋と、はるかな王国のためのコンポジション 雪のふりそうな さよなら ぼくここで 蓼科にて 夜明けまえの街で 赤い雲のある街で 赤のマーチ 掘ることで 海 不安…

桜蘭の砂 有賀眞澄歌集

2002年12月、鳥影社から刊行された有賀眞澄の歌集。著者は諏訪市生まれ。 目次 斐恋集 ヒジュラの海 海のプリズム――無限ホテル航海記 海のプリズム――地中海少年使節行ロカ・アデン 桜蘭の砂 カセクシス――さらばシベリア 足摺 天草旅吟――婆娑羅の秘跡 「恋闕…

ただ、詩のために 岡田幸文追悼文集 いつだってjsut nowだけだった

2021年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された社主岡田幸文(1950~2021)の追悼文集。装幀は大原信泉。 目次 一 岡田幸文 詩とはなんだろう 八木幹夫 浮間舟渡(うきまふなど)の午後 幸文さん追慕 小林レント 螺旋系 岡田さんのこと そとめそふ 岡田君…

山巓記 荒賀憲雄詩集

2002年7月、洛西書院から刊行された荒賀憲雄(1932~)の第5詩集。装画は田邉守人。著者は京都市生まれ、刊行時の住所は京都府城陽市。「ラビーン」発行人。 目次 Ⅰ 逆光の山 山巓考 遠雷が…… 眼 縦走路 出会い 岩清水 やぶこぎ はれたひに ふくろ におい 紅…

こころの押花 上田静栄歌文集

1981年1月、国文社から刊行された上田静栄(1898~)の歌文集。題字は保田與重郎、カットは加藤沙和子。著者は大阪生まれ。田村俊子の内弟子。林芙美子と「二人」を刊行。本著書刊行時の住所は横浜市港北区。 目次 序文 保田與重郎 Ⅰ短歌 星霜 六十三首 古き…