生路洋子

ある夜の夢 生路洋子詩集

1977年4月、エコー企画から刊行された生路洋子(1933~)の第7詩集。 第六詩集「乳母車」出版から五年余りの時が流れました。その間作品を大切に保存しておく気持に変りはありませんでしたが、詩の出版についての意味が、また重みが自他共にうすれて感じられ…

乳母車 生路洋子詩集

1981年8月、エコー企画から刊行された生路洋子(1933~)の第6詩集。 この一冊は一九七四年から一九八〇年までの作品から自選した第六詩集である せんじつめれば作者にとって詩を向け放つ対称者は自分でしかなく 無へのあらがいの果てに ひとつひとつ 作品に…

文鳥抄 生路洋子詩集

1979年6月、エコー企画から刊行された生路洋子(1933~)の第5詩集。装釘は大滝俊隆。 文鳥のひなを購入して育てた日々をもとに詩作する それだけならば一冊の本にしてまとめる事など 凡才の私がすれば日常茶飯事か娯楽に見えるだけだからしなかったと思うが…

残された空 生路洋子詩集

1974年1月、土曜美術社から刊行された生路洋子(1933~)の第4詩集。装幀は粟津潔(1929~2009)。 第四詩集の実現の期が訪れました。それは私がこの世に存在していることへの〈ひと時〉の地点を与えられたと感じさせてくれるものであるに過ぎないにせよやは…

季節の子 生路洋子詩集

1966年8月、桑文社から発行された生路洋子(1933~)の第2詩集。表紙イラストは八木啓輔。1964年から1966年までの作品を収録。 生路洋子さんの作品について 前川知賢 結論から先にいえば、彼女の詩の本領は、中江俊夫氏も指摘していられるとおり、ひとの思い…