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bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも墓石化している古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集とい…

特別な朝 村山精二詩集

1999年5月、山脈文庫から刊行された村山精二(1949~)の第5詩集。 亡くなった大阪の伴勇さんに薦められて山脈に入れてもらってから、もう17年が過ぎた。その間、いろいろなイベントの企画・運営をやらせてもらったり、編集長にさせてもらったりした。なかで…

22時の女 村山精二詩集

1991年10月、近文社から刊行された村山精二(1949~)の第4詩集。表紙は新井克彦。著者は北海道赤平生まれ、刊行時の住所は南足柄市。 20年に初めてハンググライダーで空を飛んだ日の感動は今だに覚えている。自分の身体が3次元の行動をし、文字通り地に足が…

任意の夜 中里友豪詩集

1986年4月、オリジナル企画から刊行された中里友豪(1936~2021)の第2詩集。装幀は真喜志勉。著者は那覇市生まれ、刊行時の著者の職業は那覇商業高校教諭、住所は那覇市楚辺。 同人誌『OKINAWA・一九八四』と『EKE』に発表した作品をまとめてみた(但しX・Y…

海へ 玉置保巳詩集

1990年8月、編集工房ノアから刊行された玉置保巳(1929~)の第4詩集。装幀・装画は早川司寿乃。著者は新宮市生まれ、刊行時の著者の職業は同志社女子大学教授、住所は京都市左京区。 第三詩集『石垣の上の家』を出してから、まもなく九年にならうとしてゐる…

伎須美野 時里二郎詩集

2025年3月、思潮社から刊行された時里二郎(1952~)の第8詩集。装幀は水戸部功。 目次 水搔 ・すずみ すずみ 草の駅 かくしみち つむ ふるいてのひら つきのしま ウチヤマセンニュウ 古島の小裂帖 みずすまし しろい風の実 ・祖父傳 望楼 祖父傳 月森 ・伎…

曼殊院から 木々康子

1969年6月、川島書店から刊行された木々康子の長編小説。 この長篇の原稿を暫らくお預りして読ませていただいた時は、千枚近いものであった。読み易い文字でもあったが、静かな魅力を含んだ内容とその組立てにより先へ先へと牽かれて、読み進み、疲れなどは…

朝な夕なに ヘルダレック 若城希伊子訳

1958年8月、秋元書房から刊行されたヘルダレックの長編小説。翻訳は若城希伊子。 目次 第一章 男の学校 第二章 ジャズと数学 第三章 空と湖 第四章 平和の鳩 第五章 セレナーデ 第六章 真夜中のブルース 第七章 自信喪失 第八章 雲の行方 NDLで検索Amazonで…

偏向する勁さ 反戦詩の系譜 井之川巨

2001年12月、一葉社から刊行された井之川巨(1933~)の評論集。装幀は萩原秀子。 目次 Ⅰ 小野十三郎 短歌的抒情の否定 壷井繁治 反戦詩人か戦争協力詩人か 金子みすゞ 弱者にそそぐ目の確かさ 李陸史 朝鮮独立運動で獄中死 新井徹 朝鮮から追放された詩人 …

想像力の流域 西日本の詩時評 柴田基典

1984年10月、西日本新聞社から刊行された柴田基典(1928~2003)の評論集。装幀は宮川和。 目次 Ⅰ 詩時評 ・昭和五十三年 豊かさのなかの空洞 詩人は孤立するか 清澄とまんだら 石村通泰「水唱」 金丸桝一「日の浦曲・抄」 八幡黎二「石の情話」 美村幹「大…

理科系の路地まで 池井昌樹詩集

1977年10月、思潮社から刊行された池井昌樹(1953~)の第1詩集。函・表紙絵は谷内六郎。著者は香川県坂出市生まれ。 目次 第一部 ・黒い本能 雨の日のたたみ 黒い本能 中国 ひなの夜 祭りのにおい ネオン われいさんの市 浪花節 沈んだ ばんば川 ・黄色い工…

寒気氾濫 渡辺松男歌集

1997年12月、本阿弥書店から刊行された渡辺松男(1955~)の第1歌集。装幀は海保透。かりん叢書第112篇。著者は群馬県生まれ、刊行時の住所は群馬県新田郡。 言葉はそれだけで自律した世界にあるが、同時に言葉を生みだしているのはこころである。言葉がなけ…

巨影なる断章 支路遺耕治詩集

1971年6月、他人の街社から刊行された支路遺耕治の第4詩集。編集はセンナ・ヨオコ。表紙は志摩欣也。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索Yahoo!オークションで検索メルカリで検索

長編詩 雨の巨人 友理詩集

2018年10月、響文社から刊行された友理(1987~)の第2詩集。装幀は井原靖章、イラストは井原由美子。旧筆名は柴田友理。著者は福岡県飯塚市生まれ。 目次 みやこふる 里を歩む 蜂のひとりずまい 家主(ヤジラミ)夜話 第一話 妻台所にて熨斗目の羽織を織り…

五月、あざな 立木早詩集

2003年10月、詩学社から刊行された立木早の第3詩集。刊行時の著者の住所は相模原市橋本。 目次 瞳 萌 塊 言 球 友 花 往 卷 生 聲 層 秋 果 鳥 辻 舍 舟 園 林 灰 湧 族 影 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索Yahoo!オークションで検索メルカリで検索

海尻巌 続海尻巌詩集

1994年2月、編集工房ノアから刊行された海尻巌(1920~)の第2詩集。著者は兵庫県出石郡但東町生まれ、刊行時の住所は宝塚市。 始めて詩集を出したのは一九七五年、はや二十年の歳月が近づこうとしている。初出詩集には思いがけなく竹中郁先生の序文が頂けた…

黄昏の系譜 橋本真理

1972年3月、深夜叢書社から刊行された橋本真理(1948~)の評論集。装幀は谷川晃一。著者は横浜生まれ。 旅路は、また、不眠ながらの夢路であった。とつぜん降りきたった土地の精霊にいざなわれて未知の行程に旅だつ夜、列車はひとすじの時間の亀裂となって…

葦折れぬ 千野敏子 真実ノート 三井為友編

1973年6月、童心社から刊行された千野敏子の手記。編集は三井為友。若い人の図書館。 九死に一生というが、生還ののぞみはなかったのに、戦後一年ちかくして、私は故郷の土を踏んだ。そしてまもなく、土を踏んだ。そしてまもなく、千野敏子(ちのとしこ)の…

Persona non grataの歌 山崎森詩集

2003年8月、詩画工房から刊行された山崎森(やまざきしげる)の第7詩集。装画は中島由夫。著者は佐賀県生まれ、刊行時の職業は国際カウンセリング協会理事、住所は横浜市戸塚区。 目次 Ⅰ 夜明けの雨のカプリチオ 手品師の歌 素通り 幻想のステージ 騙し絵の…

歌の旅 谷岡亜紀

2000年7月、高知新聞企業から刊行された谷岡亜紀(1959~)のエッセイ集。イラストは谷岡暁。著者は高知市生まれ、刊行時の住所は茅ヶ崎市。 この「歌の旅』は、高知新聞の朝刊学芸欄に一九九九年十月一日から十二月十日まで掲載されたコラムを集めた、私の…

風月 鍵和田秞子句集

2000年7月、花神社から刊行された鍵和田秞子(1932~2020)の第6句集。装幀は熊谷博人。著者は神奈川県生まれ、刊行時の住所は府中市栄町。 『風月』は私の第六句集になる。平成七年から平成十一年夏までの作品から、三百九十句を撰んだ。今年西暦二〇〇〇年…

掌の性 南川潤

1946年6月、美紀書房から刊行された南川潤(1913~1955)の長編小説。装幀は花森安治。第二回三田文学賞受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索Yahoo!オークションで検索メルカリで検索

家族 中敬三詩集

1943年6月、邦画荘(矢野文夫)から刊行された中敬三の詩集。 宣戰の御大詔を拜して民草は青々と蘇つた。わたしの詩魂はゆりうごかされ、ペンを持つ身の歡びにわなゝいた。大日本文學報國會の發會式につらなり、東條首相の文學者に對する囑望の言々句々わた…

望郷の果て 坂井米夫

1949年11月、名曲堂から刊行された坂井米夫の長編小説。「日経市民とYUKI」改題。 目次 ・ユキ 一 ザッツ・オール 二 スクール・ガール 三 サリナス平原日本人会 四 工藤ランチ 五 怪密輸團 六 サボテンの原野 七 ドアーの中の秘密 八 メーン街ホテル 九 神…

逸見猶吉 火襤褸篇 尾崎寿一郎

2006年12月、漉林書房から刊行された尾崎寿一郎による逸見猶吉(1907~1946)の評伝。写真は八木祥光と林完次。 目次 第一章 満洲に渡るまで 死者へのひとり言 船水清の二つの回想記 『詩と詩論』第三册の出現 見返しに描かれた自画像 東北女子短期大学図書…

京都うた紀行 近現代の歌枕を訪ねて 永田和宏 河野裕子

2010年10月、京都新聞出版センターから刊行された短歌アンソロジー。写真は奥村清人、地図は寺田悦子。装幀は上野かおる。 京都新聞で、「京都歌枕」連載の話はもう何年も前から出ていたプランであった。歌枕とは、その地を冠して詠まれた古歌およびその場所…

アザラシ祭り 磯村英樹詩集

1962年10月、ヌーボ社から刊行された磯村英樹(1922~2010)の第4詩集。 これはわたしの四冊目の詩集である。収めた作品は、大体一九五八年から一九六二年の間に書いたものの中から選んである。作品の並べ方は制作順序と関係ない。 わたしは、戦争中、零下四…

四季の答礼 荻原恵子詩集

1967年7月、現代詩工房から刊行された荻原恵子(1933~)の第1詩集。著者は台湾生まれ。 教師をしていることの功徳のひとつは、自分より若い世代の人々の中から、ときたま何らかの可能性を具えた才能にふれることができるということである。一昨年、中央大学…

アイヌの世界に生きる 茅辺かのう

1984年9月、筑摩書房から刊行された茅辺かのうによるアイヌ女性の聞き書き。 目次 はじめに 十勝へ 一人暮しのおばあさん 生い立ち 鹿皮のケリ 畑仕事に馴れる 実母よりもアイヌの母を 結婚 アイヌ語が甦った アイヌ語の世界(1) アイヌ語の世界(2) 冬の…

猪飼野タリョン 宗秋月

1986年7月、思想の科学社から刊行された宗秋月(1944~2011)のエッセイ集。装幀は平野甲賀、装画は須田剋太。 目次 Ⅰ 我が愛する朝鮮の女たち ハワイ帰りという名の仇名 路地裏の音 一九八五年、辺境最深部から今 Ⅱ 猪飼野物語り 未練 誰がために鉦はなる …