榊弘子

冬の蝶 榊弘子詩集

1983年9月、地球社から刊行された榊弘子(1928~)の第3詩集。装幀は江田鈴子。著者は青森市生まれ、刊行時の住所は埼玉県大宮市。 第二詩集「ふりかえる」を上梓してから十年余り過ぎた。その間、槌の音で沸き立つ大宮のまちを中心に、稲荷山古墳、万葉防人…

折れる 榊弘子詩集

1968年2月、現代詩工房から刊行された榊弘子(1928~)の第1詩集。著者は青森市生まれ。 きしゃがきた 一つ 二つ かぞえた 目がまわって わたしは うしろへ ころびそう おとうと まえへ のめくった 昭和九年度の青森市立橋本尋常小学校の学校文集に載った当…

ふりかえる 榊弘子詩集

1971年4月、現代詩工房から刊行された榊弘子の第2詩集。装幀は立木斤一。 「折れる」という意識は、第一詩集を編んだ時、すでに「過去」へ向う貨車に積み込んだ筈であった。 その後、家庭という枠から外へ跳び出してPR誌の編集に携るようになって、やはりど…