2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
1957年2月、筑摩書房から刊行された森茉莉(1903~1987)による森鴎外の回想集。第1著作集。 目次 父の帽子 幼い日々 二人の天使 注射 「半日」 明舟町の家 刺 父鷗外の思ひ出 父の死と母、その周圍 父と私 晚年の母 街の故鄕 夢 空と花と生活 附記 NDLで検…
2019年10月、論創社から刊行された小田光雄(1951~)のエッセイ集。装幀は鳥居和昌。日本古書通信連載。第29回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作品。選者は鹿島茂。 目次 1 近代古書業界の誕生 2 佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』と大島一雄『歴史のなかの…
2003年4月、言叢社から刊行された黄霊芝(1928~2016)による台湾歳時記。 目次 自序季語目次凡例口絵 ・人事 年末年始 人事図版 暖かい頃 暑い頃 涼しい頃 寒い頃 ・自然・天文地象 ・自然・植物 暖かい頃 天文地象・植物図版 暑い頃 涼しい頃 寒い頃 ・自…
2005年6月、夢人館から刊行された伊藤啓子(1956~)の第3詩集。写真は新関昭男、装幀は直井和夫。刊行時の著者の住所は山形市。 会合に出ると年配者から「若い人、こちらへ」と手招きされる。会が終わり椅子片付けなどしていると「やります」と若者たちから…
1952年10月、みすず書房から刊行されたアラン・フルニエ(1886~1914)の長編小説。翻訳は長谷川四郎(1909~1987)。 目次 第一部 一 寄宿生 二 放課後も 三 「私はよく笊工場へ行つていた」 四 脫走 五 馬車歸る 六 窓ガラスを叩く者 七 絹のチョッキ 八 …
2006年6月、思潮社から刊行された山田英子の第4詩集。著者は京都市生まれ、刊行時の住所は京都市中京区。近江詩人会会員。 目次 百合の花咲く 花の宵 涸れ井戸 通り庭の井戸 ドラゴン 「空き地」の夜 龍に逢う 土の中で 塔の中へ 家の中の生き物 見知らぬ女 …
1976年3月、新日本文学会出版部から刊行された飯岡亨(1931~)の第2詩集。新日本文学会詩人叢書。著者は豊島区池袋生まれ、刊行時の住所は豊島区南大塚。 大分前のことになるが、戦争責任についてのテレビの討論会を観ていた時、「戦時下に子供であったから…
2001年7月、都市出版から刊行された久世光彦(1935~2006)のエッセイ集。写真は神田佳明、宮脇進、装幀は中島かほる。「東京人」連載。 目次 北原白秋 「秋の日」 「紺屋のおろく」 「たんぽぽ」 三好達治 「乳母車」 「おんたまを故山に迎ふ」 「花筐」 西…
1967年12月、思潮社から刊行された今泉忠芳(1934~)の長篇詩集。著者は愛知県生まれ。 ザックをかついで出かける様なときには、一冊のスケッチブックザックの中に入れてゆくことにしている。その用途は雑記メモで、スケッチも時にはあるが、主として行程記…
1993年10月、恒文社から復刊された長見義三(1908~1994)の短編小説集。長見義三作品集1。装幀は田村義也。 目次 アイヌの学校 三軒家 スルグラの戸籍 解説 小笠原克 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1988年8月、批評社から刊行された与那覇幹夫(1939~2020)の第2詩集。付録栞は、石川逸子、塩見鮮一郎。著者は宮古島七原村生まれ、刊行時の住所は沖縄県南風原町。 お国は、と聞かれて、どこそこです、と応えるのが習わしだったが、ふるさと? それなんだ…
1993年、海都の会から刊行された北村太郎(1922~1992)追悼集。 目次 今日も 青野忍 白昼 氏家篤子 赤い実 大江ひさこ 秋冷 小倉よし子 影・錫 荻悦子 アンドロギュヌスの曳航 川端ゆり子 あの日々のこと 加藤幸子 イタリアン・トマトにて 鈴木正枝 胸さわ…
1984年6月、編集工房ノアから刊行された永瀬清子(1904~1995)の随筆集。カバーは松島明、扉カットは著者。ノア叢書3。 昭和五十三年の春から、福音館の「母の友」にしばらく随筆をつづけて書きました。それを中心にして、あと若干同様な種類のものを集め第…
1947年3月、富国出版社から刊行された伊藤佐喜雄(1910~1971)の短編小説集。装幀は小玉邦彦。 これからの日本の文學がどんな變り方をするか私には判らないが、根本の美意識にいちじるしい變化があらうとは想はれない。ただヒューマニズムといふものの現れ…
私家版として刊行された喜志邦三(1898~1983)のエッセイ集。詩誌「灌木」後記集。 この本に収めた文章の筆者喜志邦三は、一八九八年(明治三十一年)三月一日、大阪府堺市に生れた。少年の頃に詩作を始め、当時の投書雑誌『文章世界』などにしばしば作品が掲…
1955年11月、地球社から刊行されたアンソロジー詩集。カバーは嶋岡晨、扉絵は豊福知徳。 目次 Ⅰ 作品 森から來た 丸山豊 接近 森から来た 稲妻 火の記憶 木下夕爾 冬の噴水 SHANSON D'AMOUR 死者 遠い眺め 座席 稲妻 倒れる樹 火の記憶 渦の中の小さな歌 緒…
2008年4月、童話屋から刊行された石垣りん(1920~2004)の詩集。編集は田中和雄。 石垣りんさんが五冊目の詩集を作りたい、とつよく願われたのは、亡くなる半年前でした。すでに肺癌に冒され、心筋梗塞で倒れるなど入退院をくり返していました。雪谷の自宅…
1943年3月、第一書房から刊行されたアンソロジー詩集。編集は中山省三郎。 目次 高原 田中克己 藍に五體を染めて 島崎曙海 W參謀に 山本和夫 生活の簡素 藤原定 北の國境 加藤愛夫 故郷の歌 佐川英三 大いなる朝 岩本修藏 歌はぬビツケル 尾崎喜八 戰爭 竹村…
1954年8月、大日本雄辯會講談社から刊行された中野重治(1902~1979)の長編小説。装幀は吉田健男。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1942年6月、第一書房から刊行されたアンソロジー詩集。編集は中山省三郎。画像は裸本。 目次 赤道祭 河井醉茗 兒の骨を葬りて 川路柳虹 ある工場にての作 佐藤惣之助 雪霽れの軒に立つて 百田宗治 幼年 田中冬二 わが眼 竹中郁 二つの朗讀詩 近藤東 息子 村…
1988年7月、詩学社から刊行された川岸則夫の評論集。表紙写真はハービー山口。 目次 「恐竜になりたい」言葉たち――三つの詩にみる「風俗の中の詩」 当世風「恋愛」の描き方――佐々木安美、川田絢音、山本かずこの場合 ポストモダンの詩とコピー――ねじめ正一と…
1926年9月、叢文閣から刊行された中川一政(1993~1991)の詩集。1921年版の改版。 目次 春光 幼兒 家郷の弟妹に 犬の晩餐 くもり日 葉笛 三郎といふびつこの犬と僕 煙草 野の娘 遠き弟に まづしき母子 父の出發 家をまもる兄の歌 となりに住める貧しき友 所…
1985年9月、一風堂から刊行された根本明(1947~)の第4詩集。カバーオブジェは坂本博史。 目次 韓衣症 落花症 硫黄症 真間を渡る 赤扉症 自演症Ⅰ 自演症Ⅱ 横堀症 夕顔症 蝙蝠症 こすげ症 高架症 ハネムーン症 からくり症 この路上で火矢に モノレールで女を…
1938年9月、野田書房から刊行された金谷完治(1901~1946)の短編小説集。 創作集「雲間」を世に送り出すに當って作者として感無量である。 一中學教師を目指して上京した自分が小說書きになって見ようかと、とんでもない野心を起したのち早稲田といふ學校に…
1982年12月、ワニ・プロダクションから刊行された根本明(1947~)の第3詩集。装幀は直井和夫。刊行時の著者の住所は千葉市稲毛台町。 目次 運河に沿う 森田さんと自転車で走っている 跛行の日 かがむ、闇の下に残る 舐める、名を失う 舐めあがる、飯田橋駅…
2008年6月、書肆山田から刊行された高貝弘也(1961~)の北原白秋論。装幀は亜令。りぶるどるしおる64。 目次 前略 第一通 三月の柳川 第二通 「赤い鳥」創刊前後の三年間 第三通 「赤い鳥」と「赤い鳥小鳥」 第四通 からまつの林で 第五通 詩と童謡のあいだ…
1991年12月、白地社から刊行された小川ゆめの第2詩集。装幀は杉野諒。付録栞は細川周平「ハイビスカスと豆腐」。新鋭詩叢書13。 目次 ・アジアの河を下ると 遊ぶのが好きなカイコーさん 人だかりの方角 北京の秋'89 豆腐 スコール 占星術 ・遠回りの線に乗り…
1996年8月、平和問題研究会(証言)発行所・ひまわり書房から刊行された大阪戦後詩年表。編集は福中都生子(1928~2008)、編集協力は平原比呂子、神田さよ。 目次に代えて 一、本年表は、一九四五年八月十五日以後一九九五年十二月末までの五十年間の詩活動…
1946年10月、櫻菊書院から刊行された鮎澤浩の長編小説。装幀は東郷青児。 目次 第一部 巷の人々 第二部 時の行衛 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1924年10月、新潮社から刊行された福田正夫(1893~1952)の詩集。現代詩人叢書第15編。 目次 ・田園詩十六篇 青ざめた田舎 逍遥の時 若者と低能児 小作人 竹山切り 浜辺 土のひびき 田園の夕 秋風の丘のほとり 収穫の日 輝いた田園 彼と語る 寂しき麦踏み …