井坂洋子

夜の展覧会 井坂洋子

1987年9月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)のエッセイ集。装幀は芦沢泰偉。 目次 Ⅰ 詩の愉楽 感覚篇の思想 倒錯愛の発生 詩の愉悦度 暖かなくぼみ――石原吉郎と“フェルナンデス” 魂の影――黒田三郎の二つの詩集 物語のアーチ 生きものの姿 並行恋愛少…

マーマレード・デイズ 井坂洋子詩集

1990年4月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)の第7詩集。写真は下野好朗、装幀は芦澤泰偉。 目次 Ⅰ in love 西日 ミツバチの午後 ワンルームマンションにて 傷の色 タバコの学習 ●片思い Ⅱ at office 彼女自身 まひるの声 位置の感情 立像の腕 黒いく…

高校マントのグリーンランド 内野潤子

1985年7月、紫陽社から刊行された内野潤子(1928~)のエッセイ集。装幀は芦澤泰偉。著者は歌人。小説家・山手樹一郎の娘、井口朝生の妹、詩人・井坂洋子の母。 手品師の黒いマントからは、花や白い鳩が飛び出して人の心を和ませてくれる。私の高校マントに…

犀星の女ひと 井坂洋子

2021年2月、五柳書院から刊行された井坂洋子(1949~)による室生犀星論。カバー写真は谷田昌平(協力・殿岡聡志)。五柳叢書110。 目次 はじめに 犀星の女ひと 犀星の俳句 朔太郎と犀星の自画像 むすびに 晩年の詩集 あとがき NDLで検索Amazonで検索

永瀬清子 井坂洋子

2000年11月、五柳書院から刊行された井坂洋子による永瀬清子の評伝。装幀は東幸央。カバー作品はイケムラレイコ「両手を口に入れながら」。 永瀬清子の詩やことばは、生きることを引き換えとするような熱のこもりと、格闘がある。それに向き合うほどの力が自…

話は逆 井坂洋子

1983年1月、気争社から刊行された井坂洋子(1949~)の第1エッセイ集。装幀は芦澤泰偉。 大学を卒業してこのかた、文章を書く習慣もなく、二十代も終わりにきた、ある日、小説の書評の依頼がきた。そのあとも原稿を書く機会を与えられた。本書はその半ば以上…

箱入豹 井坂洋子詩集

2003年7月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)の詩集。写真は森山大道。第41回藤村記念歴程賞受賞作品。 目次 返歌 永訣の朝 狒狒 雪原の火 だれか、 夏に逝く人 草を踏み 空聞 血流 カッパ 瞼 父の音 黒い循環 ビーダマ屋 花豆 力士没落 濡れた針 ま…

バイオリン族 井坂洋子詩集

1987年5月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)の第4詩集。装幀・構成は菊地信義(1943~)、挿画は木村繁之(1957~)、やまだ紫(1948~2009)。附録栞有り。 この詩集は、ここ三年のうちに、発表した詩の中から選んだものである。もともと、”バイオ…

GIGI 井坂洋子詩集

1982年11月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)の第2詩集。叢書・女性詩の現在3。装幀と装画は菊地信義。第33回H氏賞受賞作品。 二、三ヵ月の間に書きとめたものがすぐに本になるという夢のような幸運な話が舞いこみ、腕まくりしてみたが、自分の力を…

男の黒い服 井坂洋子詩集

1981年9月、紫陽社から刊行された井坂洋子(1949~)の第2詩集。第32回H氏賞候補。 目次 鳶 着用感 式の朝 瓶づめ アパートの水 男の黒い服 追風 撫子 眠る青空 傍らの舟 海底 色の悪い足 閉店 新けものみち 呼び声 巨人 朝の気配 記念の日 トランプ 怒張 思…

愛の発生 井坂洋子詩集

1984年5月、思潮社から発行された井坂洋子の第四詩集。 目次 夜の羊達 声 愛の発生 「すましや」の愛撫 促成栽培 シャンプー 電柱 さといも畑 親の頭 血を流しているとき 悲劇よ 薄日 花道 きのうのドア 図面 シドーと海 鈴 親しい者の名前 結婚 水着の紐 不…

七月のひと房 井坂洋子詩集

2017年1月、栗売社から刊行された井坂洋子の最新詩集。1984年~2016年までに雑誌・詩誌に掲載された26篇収録。装幀は高橋千尋。第35回 現代詩花椿賞受賞。 地上という葉っぱから朝露のように人がこぼれ落ちませんようにとの思いがある。平和は実感できないが…