角田清文
1963年10月、思潮社から刊行された角田清文の第2詩集。現代詩人双書第7冊。 目次 Ⅰ 歌の衣装 暦のうえの死 みささぎ 色狂い ゲッセマネの夜 砦と高楼 長崎の港の岸 荒唐のなさけ 藤の花ぶさ 反モンタージュの雨 転調 Decorative Windows Ⅱ 句の衣装 親子 エ…
1974年8月、創文社から刊行された角田清文の第4詩集。画像は裸本。 日本語助詞論とは、すなわち日本語女死論であり、にっぽんのひとりの女の死の物語なのである。わたしは日本語のおろかな職人として日本語の細部への丹念さのみに賭けたのである。わたしの自…
1983年、書肆季節社から刊行された角田清文の評論集。装幀は政田岑生。 目次 Ⅰ 此岸への殉教――あるいは現象の多様性への愛 藍青研究――塚本邦雄論 情念の詩法―浜田到論 主語政政変のものがたり――山中智恵子の一首 詩人の使命と節操 流離の恍惚感の創造――地方…
1982年9月、書肆季節社から刊行された角田清文の第5詩集。装幀は政田岑生。 あのとき、わたしは桂川でひとりの女と情死しようとしたのだろうか。それとも、わたしは、<桂川>という名と情死しようとしたのだろうか。その境域はさだかでない。あの初冬の、晩秋…
1987年4月、書肆季節社から刊行された角田清文の詩集。 目次 Ⅰ 漢文 抱柱而死 可憐人 皇統記 抱女而死 Ⅱ 論理 フランシーヌ 延長 身の丈 挿話の挿話 傾き 論理の叙情 使徒行録 Ⅲ はじっこ 禁色の君枝 はじっこ 非象徴・非記号 殉愛 語義<2> おとぎの王国 …
1967年12月、創文社から刊行された角田清文の第3詩集。 『イミタチオクリステ』とは、この詩集におさめられた作品の大半が主イエス・キリストにかかわっているからではない。論理と詩、批評家と巫女、現代詩と伝統詩(短歌俳句)、日本とヨーロッパ。これら…