プロレタリア文学

吹雪の街 山埜草平歌集

1979年9月、新日本歌人協会から刊行された山埜草平(1902~)の歌集。編集は赤木健介、井伊脩、高群郁。 目次 歌人山埜草平 序にかえて 赤木健介 一九二十年代の小山君 松本三益 無口で詩人肌の小山宗君 掘卯太郎 第二無新時代の小山宗君 高橋勝之 ・『短歌…

どんぞこで歌ふ 根岸正吉 伊藤公敬

1992年5月、古河三樹松の私家版(上州復刻版)として復刻された根岸正吉/伊藤公敬の詩集。底本は1920年発行日本評論社出版部版。 序特異なる二個の人物 此の集の著者根岸正吉君が私の家に遊びに来てゐる時、其の姓名だけを云つて他の来客に紹介すると、『其…

輝く晩年 作家・山川亮の歌と足跡 小泉修一

2004年2月、光陽出版社から刊行された小泉修一(1926~)による山川亮(1887~1957)の評伝。山川亮は山川登美子(1879~1909)の弟。 山川亮という作家の足跡は、今日ほとんど顧みられる機会がなく、わけても戦後発表した短歌は埋もれてしまっている。鳳逸…

建設の明暗 中本たか子

1939年5月、春陽堂書店から刊行された中本たか子(1903~1991)の長編小説。装幀は中川一政。生活文学選集6。 これはまだ、このあとに半分残つてゐます。今、一度に全部を発表し得ないので、とりあへずこれだけ世に送りますが、未完のものでも、充分に読んで…

わが愛わ闘いの中から 船方一詩集

1949年5月、日本民主主義文化連盟神奈川地方協議会から刊行された船方一(1912~1957)の第1詩集。装幀は鉄指公蔵。 目次 ふるさとえの歌 鐵の炎の歌い手に 同志小林多喜二に 河べりで くるしみの中からうまれた歌聲に 河 一日の仕事をおえて 夜の河べりをあ…

愛のために愛のうたを 大元清二郎詩集

1948年6月、私家版として刊行された大元清二郎の詩集。 目次 序文 野間宏 自序 Ⅰ 愛のために愛のうたを 花 白い壁 存在 犬 渓流 体臭 鉄骨工事場 沖仲仕 旋盤工 ヤードクレーン 石灰荷役機 蒸気槌 紙屑 Ⅱ 夕餉 Ⅲ 昆虫詩集 蜘蛛一 蜘蛛二 百足 螻蛄 蠅 蝙蝠 …

煉瓦女工 小池富美子

1948年10月、新日本文学会から刊行された小池富美子の短編小説集。装幀は大澤二郎。 目次 煉瓦女工 救濟事業部雜記 足跡 長女 籔入り 家出の子 寄席小屋 隣近所の十ケ月 解說 岩上順一 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

戦旗三十六人集

1931年1月、改造社から刊行された「戦旗」アンソロジー小説集。編者は江口渙と貴司山治。 われわれの「戰旗」が一九二八年六月一、全日本無產者藝術聯盟の機關誌として、唯一の正しい解放の道を步む藝術家達の手によつて、果敢に創刊されて以來、今日までま…

日本詩歌史 槙村浩

1995年10月、平和資料館・草の家から刊行された槇村浩(1912~1938)の評論集。1935年に執筆された原稿コピー316枚を整理したもの。原稿起こし、注作成、校正は、小川晴久、西森茂夫、猪野睦。 目次 第一章 序論 第二章 日本原始共産制時代の詩歌 第三章 日…

坑道 前田義則歌集

1973年11月、私家版として刊行された前田義則の第1歌集。写真は三池炭鉱労働組合。 歌集「坑道」は、私の最初のささやかな歌集である。この歌集には、昭和四十三年から四十八年まで「新日本歌人」その他に発表した作品のなかから二〇二首を選んでおさめるこ…

もぐらの歌 加藤一好詩集

1957年7月、氾濫社から刊行された加藤一好の第1詩集。 坑夫の私が坑夫の詩を書いたということは当然ではあるが、こうして一冊にまとめてみようと考えていたわけではなかった。生れながらの坑夫であった私は、太陽に照らされると、とまどいする、それが私に詩…

海峡 笠井清作品集Ⅰ

1971年8月、創映出版から刊行された笠井清の作品集。カバー絵は富士井盛文。 この第一集は、還暦を記念してあわただしく出されるもので、それは、長い歳月をなんとなく喰いつぶしてきた怠惰なぼくの姿でもある。詩は二十歳台ころのものが多く、政治と文学の…

朝の無禮 中本たか子

1930年5月、天人社から刊行された中本たか子(1903~1991)の短編小説集。 目次 朝の無禮鈴蟲の雌臨時休業胎盤新聞紙が作った海峡 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

汽車の罐焚き 中野重治

1940年4月、小山書店から刊行された中野重治(1902~1979)の短編小説集。装幀は柳瀬正夢。画像は函欠本。 目次 前書き 汽車の罐焚き 汽車の車掌 初めての汽車乘り 舊友 同窓會 留守 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

女性線 松田解子

1937年10月、竹村書房から刊行された松田解子(1905~2004)の長編小説。1995年にあけび書房が復刊。 目次 序文 新らしき家 我が家 結婚論・戀愛論 乳房の圖 お春ちやん的なもの 事業はすすむ 裏のまこと 新らしい過程 步み 夜と晝 ミイラの前 斜面 黄塵の日…

日本の地図 渡辺順三歌集

1954年10月、新興出版社から刊行された渡辺順三(1894~1972)の第5歌集。著者は富山県生まれ、刊行時の住所は世田谷区北沢。 目次 1946年 監視孔(九首) あの頃、折々(八首) 「アカハタ」編集室(三首) 第五回党大会(三首) ビラ貼り(六首) 演説…

土の歌 中村孝助歌集

1948年12月、尚学社から刊行された中村孝助(1901~1974)の選歌集。画像は裸本。装幀は長嶋武彦。 この選集を出版するにあたつて、「その歌」と「野良に戰う」の部わ、尚學社の花村誠哉氏に選歌していただいた。若い花村氏の好みがあざやかにあらわれたのも…

セムガ 前田河広一郎

1930年1月、日本評論社から刊行された前田河広一郎(1888~1951)の短編小説集。 目次 長江進出軍 セムガ(鮭) 太陽の黒點 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

青春物語・その時代と人間像 立野信之

1962年1月、河出書房新社から刊行された立野信之(1903~1971)による自伝的プロレタリア文学史。 「青春物語」はいわばプロレタリア文学運動の側面史で、前半の部分は「小説新潮」(昭和三十六年四月―十二月)に「青春時代」と題して連載され、後半は昭和二十…

獄中詩 鼓動 布施杜生

1978年8月、永田書房から刊行された布施杜生(1914~1944)の遺稿集。編集責任者は永田龍太郎。付録栞は中野重治、野間宏、松本歳枝による「布施杜夫のこと」。 目次 ・書簡 中野重治宛(獄中より) 松本広治宛(〃) 布施辰治宛(〃) ・詩 雪解する午後 雪…

プロレタリア歌論集 渡邊順三編

1930年1月、紅玉堂書店から刊行されたプロレタリア短歌歌論アンソロジー。編集は渡邊順三(1894~1972)。画像は函欠本。編者は富山市生まれ。 目次 定型律短歌の歷史的限界性 (伊澤信平) プロレタリア・リアリズムへの基礎 (會田毅) 無產階級短歌への問題 (…

プロレタリア詩の達成と崩壊 西杉夫

1977年3月、海燕書房から刊行された西杉夫(1932~)の評論集。著者は東京生まれ。「コスモス」同人。 これまでにわたしが書いてきた評論のうち、プロレタリア詩関係のものだけをまとめてみた。プロレタリア詩について体系的な研究を、最初から志したのでは…

南部鐵瓶工 中本たか子

1938年4月、新潮社から刊行された中本たか子(1903~1991)の長編小説。装幀は田口省吾。新選純文学叢書第8。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

失業都市東京 徳永直

1930年12月、中央公論社から刊行された徳永直(1899~1958)のプロレタリア小説。「太陽のない街」の続編。 目次 一 社會民主々義 1 T・ワン、T・ツウ、T・スリ 2 奴隷に正義はない 3 退却と前進と 4 社會民主々義者 二 熱火盡く 1 誤算 2 解決條項 三 失業…

夜明けまえ 碓田のぼる歌集

1965年3月、長谷川書房から刊行された碓田のぼる(1928~)の第1歌集。装幀は小林喜巳子。新日本歌人叢書。 この歌集は、私のはじめての歌集である。この歌集におさめられた作品は、すべて雑誌「新日本歌人」に発表して来たものである。作品の配列はほぼ制作…

咳きの杙 吉村清貧子句集

1955年4月、私家版として刊行された吉村清貧子(1913~?)の第2句集。金沢出身。吉村まさとしの筆名で詩作も行った。 目次 骨の髄は乾枯びて 昇天祭 反応帯 喘ぎと肉眼 胸板と骨と またも卑小なる書記 萎縮眼 坩堝のなかの生 水神 霧の血の影に 風騒 大陸と…

船方一詩集 船方一

1979年4月、船方一詩集刊行委員会から刊行された船方一の詩選集。題字は春日正一、装幀は飯島俊一。編集委員は、伊藤博、岩藤雪夫、扇谷義男、神谷量平、近藤東、島田宗治、古沢太穂、松永浩介、山田今次。 船方一が交通事故で亡くなったことを聞いたとき、…

生きている原点 津布久晃司詩集

1975年5月、全印総連・細川活版所労働組合から刊行された津布久晃司(1935~2000)の第2詩集。写真は石崎博志、佐久間孝、装幀は中村雅則。第4回壺井繁治賞受賞作品。 目次 序 加藤親至 Ⅰ生きている原点 ステッカー てのひらのうた もちつき大会の話 生きて…

日本解放詩集 壺井繁治・遠地輝武編

1950年3月、飯塚書店から刊行されたアンソロジー詩集。編集は新日本詩人刊行会(代表は壺井繁治と遠地輝武)。装幀は後藤禎二。 目次 序文 藏原惟人詩集にそえて 中野重治 第一部 黎明期 第二部 昂揚期 第三部 抵抗期 第四部 解放期 附 戰歿詩人集 解説 壺井…

少年の戦争 津布久晃司詩集

1971年6月、秋津書店から刊行された津布久晃司(1935~2000)の詩集。装幀は古川日出夫。現代の詩1。 目次 Ⅰ春闘 決起集会 春闘 要求提出 職場からの報告 ビラまき 工業団地 Ⅱうさぎ うさぎ 金魚 トンボ いい子 うどん じぶんについて 岩 水 海へ Ⅲ 少年の戦…