河津聖恵
1998年8月、ふらんす堂から刊行された河津聖恵の長編詩。第4詩集。装画は久代晃、装幀は君嶋真理子。第9回歴程新鋭賞受賞作品。 この詩集では夢の中という設定で旅をしています。「詩というもの自体言葉の旅だとすれば、その旅には現実の旅以上につよく、鮮…
1987年9月、思潮社から刊行された河津聖恵の第1詩集。 詩を書く時の張られる感じが好きだ。 自分が日常の言葉で満たされないのは、無数の他人へ繋がりたいという欲求があるからだと思う。それは言葉からもやがて逸れていくカーヴかもしれない。詩という無形…
1991年6月、思潮社から刊行された河津聖恵(1961~)の第2詩集。扉・カバー・版画は久代晃。栞は新井豊美。 目次 Ⅰ 不完全作者 再開口 不完全作者 夜のリモコン あたかも固体のごとく サマーミュート(夏寂) Ⅱ SARU SARU TOUCH……金色の枝(、またはわたしの…
2004年12月、思潮社から刊行された河津聖恵(1961~)の第5詩集。装画は香月泰男「青の太陽」1969年(山口県立美術館蔵)。 二〇〇三年初頭から二〇〇四年初夏までに書かれたものをまとめた。わずか一年半ではあるが、世界は大きく変動し、個人的にも様々に…
2011年4月、土曜美術出版販売から刊行された河津聖恵(1961~)の第11詩集。装幀は森本良成。 目次 Ⅰハッキョへの坂 ハッキョへの坂 友だち その輝きを見つめるために――ある出会いの日に ムグンファ――一人無声デモをする友のために サラム――東京・枝川の輝く…