小林富子

淵へ 小林富子詩集

1971年1月、風社から刊行された小林富子の第1詩集。 老いてなお詩を書く、という生き方の姿勢がわたしは好きだ。が、さて自分をその場に据えてみるとひと筋に詩を書いてこられた方とはちがって、わたしは謂わば素人で、六十の手習いのたどたどしさが誰よりも…

北 小林富子詩集

1981年12月、思潮社から刊行された小林富子の第2詩集。第6回現代詩女流賞候補作。 第一詩集”渕へ”を出してから十年たった。そのときのあとがきに、年をとってから詩を書きはじめ、書き続けていこうと、自分で決めた気持が途中でくずれてしまわないように、楔…