2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

地に花あり 藤澤桓夫

1954年9月、豊文社から刊行された藤沢桓夫(1904~1989)の長編小説。装幀は下高原健二。 目次 悲しい顏 親友 火気厳禁 脂粉と素顏 駐車場で 酒場の客 現れた人 淚 或る計画 悲しい奇蹟 傾く心 話したいこと 処刑された女 愛すればこそ NDLで検索Amazonで検…

わらうカモノハシ 中村登詩集

1987年10月、さんが出版から刊行された中村登(1951~2013)の詩集。版画・イラストレーションは森貘郎。付録栞は田村のり子「カモノハシに笑われちゃうかも」。 目次 あとがきはこんな かっこいいことを書いてみたかった 水浴 自重 きのうのキッチンに立つ…

ビジネス戦士と葛 大掛史子詩集

1991年6月、幻視者社から刊行された大掛史子(1940~)の第3詩集。著者は渋谷区生まれ、刊行時の著者の住所は千葉県印旛郡八街町。 目次 少年の海 ビジネス戦士と葛 石の貌 少女 供物 駿河早春 便り 花の輪廻 失われた女言葉 初夏 九十九里浜で ムラサキシキ…

『パロール』抄 ジャック・プレヴェール 北川冬彦訳

1960年11月、有信堂から刊行されたジャック・プレヴェール(1900~1977)の詩集。写真はロベール・ドアズノー。翻訳は北川冬彦(1900~1990)。文化新書902。 目次 馬のはなし 鯨とり すばらしい季節 わたしは幾人か見た…… われらの父よ 恋人よ おまえのため…

青のうらみ 大掛史子詩集

1982年4月、幻視者社から刊行された大掛史子(1940~)の第2詩集。著者は渋谷区生まれ、刊行時の著者の住所は静岡市大岩。 目次 胎動 青のうらみ 仮泊 富岳黎明 青春は 腐葉土 躑躅畑で 梅 花折峠考 夜のかたち 黒塚 道成寺 唐三彩と志野 狂王の季節 枯野 臨…

暗室 吉行淳之介

1970年3月、講談社から刊行された吉行淳之介(1924~1994)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

二行詩集 季節 圓子哲雄詩集

2006年11月、朔社から刊行された圓子哲雄(1930~2021)の第10詩集。装画は山田悟郎。朔叢書第16集。 目次 ・春 春 三月 開拓地 ・夏 虹 かなかな蝉 螢 横浜埠頭 ・秋 晩照 鴉 生活(くらし) 晩秋 海 ・冬 夜 冬 大晦日 除夜の鐘 垂柱(つらら) 水柱(つら…

伊波南哲詩集

1960年11月、未来社から刊行された伊波南哲(1902~1976)の詩集。 最近、どういう風の吹き廻しか、私の郷里の恩師や先輩知友から、今年は何をおいても、詩集を出版して欲しい、という矢の催促があった。 私にしてみれば、強いて詩集を出版しなくとも、私の…

青春紀行 筧槇二詩集

1965年11月、山脈会から刊行された筧槇二(1930~2008)の第2詩集。装幀は久保田昭三。 目次 1 休日のうた 雪の日に 憂欝な夜 青春紀行 味噌汁の歌 犬屋の店先で 不忍池にて 酒場にて メリー・クリスマス 似た人でなく 遠い消息 湖畔にて 休日に 2 スキー…

芝憲子詩集

1982年7月、青磁社から刊行された芝憲子(1946~)の詩選集。人間詩集8。著者は東京生まれ、刊行時の住所は沖縄県那覇市。 目次 Ⅰ 発つ 地球と時計 わが愛しのダーリン サツマ 桜の木 江戸城―楓の間 沖縄、世界 Ⅱ 武者 海岸線 おばあさんの声 胃の中 地下か…

無言の唄 冨倉まり繪子詩集

1975年6月、現幻社から刊行された冨倉まり繪子の詩集。装幀は西出大三。 未熟でもすがるものが残っていた二十代とは意味が違うのですが、再び「作品集」をという思いにかられました。 「このなかには私がいる。」 あきもせずにこんな稚拙な詩を書いてきたも…

岬の遠景 高橋秀一郎詩集

1983年5月、書肆いいだやから刊行された高橋秀一郎(1937~1991)の第6詩集。著者は埼玉県生まれ、刊行時の住所は埼玉県玉町。 六年ぶりの詩集である。もう何年も前から詩集をまとめようという気持はあった。気持はあったのだが、もうひとつ自分の詩に対する…

赤土になる妹 土屋二三男詩集

1969年7月、若い人社文学会から刊行された土屋二三男(1913~1992)の第2詩集。帯文は田中冬二、装画は有賀完次。若い人叢書4。著者は長野県須坂市生まれ、刊行時の住所は中野区。 目次 霧 旧道 馬の墓 歩行の症状 一匙のミルクを 台風北上 家 故園にて 赤土…

数珠つなぎの馬 斎藤庸一

1980年10月、地球社から刊行された斎藤庸一(1924~)の随筆集。著者は福島県白河市生まれ、刊行時の住所は白河市。 目次 リアルということ 詩作の話 数珠つなぎの馬 黄色い外套 女たちの笑い 私の詩の発見 父の骨 墓参りの年 餓鬼ども 野いばらは雪の花 あ…

砂漠の花 平林たい子

1957年6月、光文社から刊行された平林たい子(1905~1972)の自伝小説。装幀は杉山寧。第二部は同年7月刊行。 目次 ・第一部 夢はるか 初恋 落莫 震災 流浪 施療病院 さらば大陸 浄穢の彼方 空蟬 カフェにて 林芙美子 流るるままに 漂泊 逐われる人 結婚の孤…

洪水 井上靖

1962年4月、新潮社から刊行された井上靖(1907~1991)の短編小説集。 目次 洪水 補陀落渡海記 狼災記 考える人 小磐梯 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

年代記 花崎皐平詩集

1959年12月、国文社から刊行された花崎皐平(1931~)の第2詩集。装幀は立松久昌。 第一詩集「明日の方へ」を出してから、四年たった。この四年間、わたしは断続的にしか詩が書けなかった。しかし、書いた作品はすべて一つの統一体の一部であるような意識を…

氷壁 井上靖

1957年10月、新潮社から刊行された井上靖(1907~1991)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

幻燈画 菊池正詩集

1970年8月、木犀書房から刊行された菊池正の詩集。装画は加藤喜夫、帯文は大木実。 二十代から今日までに書いた旅の詩を集めてみた。その多くは、一夜二夜泊りのゆきずりのものであったが、時には何月と逗留が長びき其処でのあけくれがすっかり身に添うたこ…

夕映少女 川端康成

1946年4月、丹頂書房から刊行された川端康成(1899~1972)の短編小説集。装幀は石井友太郎。 目次 むすめごころ イタリアの歌 童謠 金塊 淺草の姉妹 夕映少女 正月三ケ日 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

堂本万里子遺稿集

1983年4月、私家版として刊行された堂本万里子の短編小説集。遺稿集。編集は石田八重子と原之園康子。題字は中谷孝雄。 目次 序に代えて 中谷孝雄 晩雷 犠牲者 土砂降り 湖はそこに 当直の夜 ある出逢い ある愛 ご挨拶 あとがき 作品発表年譜 NDLで検索Amazo…

傾ける海 井上靖

1966年11月、文藝春秋から刊行された井上靖(1907~1991)の長編小説。装幀は生沢朗。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

野の書物 阿部日奈子

2022年7月、インスクリプトから刊行された阿部日奈子(1953~)のエッセイ集。装幀は間村俊一、写真は小原佐和子。 目次 机のそばに図形が坐っていた 新旧『カフカ全集』 処女懐胎 『ペンタメローネ』 幸福なコキュ 『ボヴァリー夫人』 ゲイ・スタディーズの…

増補改訂 小説の研究 川端康成

1942年4月、第一書房から刊行された川端康成(1899~1972)の評論集。 目次 第一部 小說とはなにか 一 小說とはなにか 二 創作の動機 三 長篇小說 四 短篇小說 五 主題 六 筋 七 性格と心理 第二部 作家と作品 德田秋聲 1 『假裝人物』 2 『縮圖』 谷崎潤…

二十億光年の孤独 谷川俊太郎詩集

1992年10月、サンリオから刊行された谷川俊太郎(1931~)の詩集。1952年の創元社版に、1972年4月の角川書店発行『日本の詩集・谷川俊太郎詩集』版の「拾遺」を合わせたもの。装幀は平野甲賀。 私が友人たちの影響で詩らしきものを書き始めたのは一九四九年…

天授の子 川端康成

1975年4月、新潮社から刊行された川端康成(1899~1972)の短編小説集。装幀は東山魁夷。 目次 故園 東海道 鑑賞の塔 天授の子 解説 佐伯彰一覚書 川端香男里 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

我が感傷的アンソロジイ 天野忠

1988年3月、書肆山田から天野忠(1909~1993)のエッセイ集。装幀は宮園洋。 「瓢箪から駒が出た」みたいに、この「感傷的」が本になったので、当人が驚いている。二十年も前に、ひどく粗末な体裁で、極く小部数を内輪の読者のための限定本として、小さな世…

花のワルツ 川端康成

1940年2月、新潮社から刊行された川端康成(1899~1972)の短編小説集。昭和名作選集第2。 目次 イタリアの歌 禽獣 これを見し時 父母 父母への手紙 花のワルツ 解説 阿部知二 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

胡桃の戦意のために 平出隆詩集

1982年11月、思潮社から刊行された平出隆(1950~)の第2詩集。装幀は菊地信義。芸術選奨文部大臣新人賞受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

千羽鶴・山の音 川端康成

1952年9月、筑摩書房から刊行された川端康成(1899~1972)の著作集。装幀は恩地孝四郎。現代日本名作選。 目次 ・山の音 山の音 蟬の羽 雲の炎 栗の實 島の夢 冬の櫻 朝の水 夜の聲 春の鐘 ・千羽鶴 千羽鶴 森の夕日 繪志野 母の口紅 二重星 解説 中村光夫 …