2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

レモンとハイド氏 大竹蓉子歌集

1967年1月、思潮社から刊行された大竹蓉子の第1歌集。 目次 指に鳴る鍵 昼の記憶 風を濾す 角笛の楽 馬鈴薯の汗 夜の厚み 黒人霊歌 纏ふ夕闇 親和力 夏の旅 冬の旅 崖の茨 田園 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

雪の旅 樋口一葉を求めて 川口昌男詩集

1989年11月、未開出版社から刊行された川口昌男(1930~)の長編詩。装幀は井村治樹。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

不眠者の祈り 石出和詩集

1960年9月、未開出版社から刊行された石出和の第2詩集。 石出君 村野四郎 石出君という人は,こういう人だ。いつも言葉少なく,いつも目立たない。低い場所に立って,人より重いものを背負うことを,自分の運命のように思いこんでいる。 そうした忍従と謙虚のモ…

はずしそこないの顔 五藤俊弘詩集

1985年12月、手帖舎から刊行された五藤俊弘(1931~)の詩集。装画は木葉井悦子。 目次 Ⅰ目で揚げる Ⅱ左側のベンチに Ⅲサバク会議 Ⅳ笑いの交換 Ⅴネスパ Ⅵ麗月塔 Ⅶいやあどうにもこうにもじゃあそのぶんで Ⅷ学ばされてたまるもんか Ⅸつけほくろ Ⅹ姿態形成の外…

化体 粕谷栄市詩集

1999年11月、思潮社から刊行された粕谷栄市(1934~)の詩集。第15回詩歌文学館賞受賞作品。装画は針生鎮郎「ひとつ(ハ)」(宮城県美術館収蔵)。 目次 月明 化体 瓦礫船 破局について 妄想蛙 暗い春 マーフィ マルタおばさん 投身 永訣 越冬賦 老婆について …

名づけられぬものの岸辺にて――日野啓三主要全評論

1984年1月、出帆新社から刊行された日野啓三の評論集。装幀は菊地信義。 目次 序章 夜明け前の対話Ⅰ 廃墟論 悪夢の彼方 空虚について 夢みる力 Ⅱ 不毛からの創造 トーマス・マン『ファウスト博士』 存在のニヒリズム 三島由紀夫 彼方からの声 梅崎春生『幻化…

深夜亭交遊録 上田周二

1989年11月、沖積舎から刊行された上田周二のエッセイ集。装幀は戸田ヒロコ。 作家は小説で、詩人は詩で勝負するのが本来のあり方であり、したがって”交遊録”と称したエッセイなどを発表したところで、所詮作品発表の合間を縫う余技にしかすぎません。ただ、…

唄が火につつまれる 清水哲男

1977年4月、思潮社から刊行された清水哲男の評論集。装幀は小松桂士朗。 目次 1 血眼にはなれないということ 詩的空白者の差し出口 唄が火につつまれる イメージの鷹・リズムの蛇 2 この、瞬間の王! 北原白秋 啄木ぎらいの弁 石川啄木 遠き唄 西条八十 暗…

階段のある空 日野啓三

1987年8月、文藝春秋から刊行された日野啓三の短編小説集。装幀は遠藤享。 目次 火口湖 階段のある空 消えてゆく風景 ふしぎな影 鏡面界 風を讃えよ 七千万年の夜警 腐蝕する街 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ルフラン 下出祐太郎詩集

1979年12月、蜘蛛出版社から刊行された下出祐太郎の第1詩集。 目次 南天 海 おじいさんの柱時計 うしろ髪 雇気楼 寝過ごしたとのさまがえる 菜の花 発端 日曜日 紫陽花 望郷 キョウチクトウ ある日 ひまわり 哀しみ コスモス 夕陽 深爪 薔薇 観念 針のように…

愛語 財部鳥子詩集

1972年2月、母岩社から刊行された財部鳥子(1933~)の第3詩集。装幀は岩波亮平。 目次 愛語 冷たい庭 醜魔のとき 夕食前の散歩 飛ぶ家 黄塵 飯店(プアンテン) 星になりたい 沿海州での幻 雨ふる沿海州 TU機で 空想のマガダン市 ザバイカル 閉じられている…

都市の感触 日野啓三

1988年2月、講談社から刊行された日野啓三の短編小説集。装幀は戸田ツトム。 これは一九八七年新年号から十二月号まで、「一九八七年触覚的考察」というタイトルで、文芸雑誌「群像」に連載した文章である。 本にするに当たって、総タイトルを「都市の感触」…

日本部落冬物語 酒井真右詩集

1953年6月、理論社から刊行された酒井真右(1917~1989)の第1詩集。装幀は佐藤忠良。 百篇あまりの中から、いちおーこれだけお送りいたします。題して「日本部落冬物語」。 藤村の「破戒」お読み、それおどーしてもふみやぶらなければ――とその重要さお知っ…

人あかり 井本木綿子詩集

1974年12月、文童社から刊行された井本木綿子の詩集。装画は下村良之介。編集は天野忠。 目次 オイディプス王 牡丹 兵火 モジリアニ 蒼天 くちなし カンナ ゆめ 嵐 鍵 花冷え 微光 ファンタジー 中年 天秤 告知 向日葵 喪失 まわり舞台 無明(Ⅰ) 無明(Ⅱ) …

丘の時間 大重徳洋詩集

2006年10月、舷燈社から刊行された大重徳洋(1947~)の詩集。 目次 蝶と遠雷 谷地へ 距離 蛇 古い日の歌 ムラサキシジミ アオスジアゲハ ウラナミアカシジミ ウラギンシジミ モンキアゲハ カヤキリ 夏の夜の訪問者 螢 虹と蝶 カンタン 夢の口 カワセミ 踏切…

十字公園 杉本徹詩集

2003年9月、ふらんす堂から刊行された杉本徹の第1詩集。装幀は君嶋真理子。 目次 春の章 地球という驢馬の…… 星の悲しみ 鳥真似のカドリール狂 アロイジウスへの断章 花の店を過ぎて 夏の章 アッシジの時計左回り 貝の檻 夏の鏡 細い標本箱のために 滲む馬車…

夜の詩人たち 清水昶

1975年7月、青土社から刊行された清水昶(1940~2011)の評論集。装幀は宮園洋。 なんという題名の小説だったか、もう忘れてしまったが吉行淳之介の小説に「いずれ、あいつもこんなふうになる」といって煙草の吸殻をひねり潰すように灰皿にねじ込む一描写を…

夢刺し 三井葉子詩集

1969年8月、思潮社から刊行された三井葉子の詩集。 目次 赤まんま 魚 たんす 雪 つつじ のど よる さくら つづら 雨だれ 花 煙 花 藤 恋 恋 恋 椀 ひかる君(きみ) 盃 もくれん 花 なりも扁平になって 山焼け 火が移るまでを 五月の藤 雨 心中 かたひら ら…

かつて座亜謙什と名乗った人への九連の散文詩 入沢康夫詩集

1988年6月、青土社から刊行された入沢康夫の詩集。函装画は菅井汲「黒鬼」。 目次 エスキス (第二のエスキス) 第三のエスキス 第四のエスキス 第五のエスキス 第六のエスキス (第七のエスキス) 第八のエスキス 第九のエスキス 書評等詩はどこにあるか(谷内…

立ちどまって 李禹煥詩集

2001年4月、書肆山田から刊行された美術家・李禹煥(1936~)の詩集。付録栞は高橋睦郎による解説「自らの表現を表現たらしめる者」。 図らずも詩集を出すことになり、嬉しいやら恥ずかしいやら妙な気分である。というのも、少年の頃から詩らしきものを書い…

ひるがほ抄 室生とみ子遺稿集

1966年3月、「ひるがほ抄」編輯所から刊行された室生とみ子の遺稿集。編集は室生朝子。装画は安西啓明。 母の死後父と一緒に、母の部屋の箪笥の整理をしていた時、思いがけず沢山の原稿類を見出した。父は母が何か書いているらしいことは知っていた。その微…

大切なものを収める家 藤井貞和詩集

1992年11月、思潮社から刊行された藤井貞和の詩集。装幀は菊地信義。 目次 一の家 大切なものを収める家 あんなに光るものなあに? 投げ木 二の家 塩土 食事 見借(みるかし) 土器 三の家 旋頭歌 地上の神学 四の家 岩蔭湖 岩蔭で 岩蔭 ホームレス・ドラマ …

夏 領土 早川一郎詩集

1966年7月、未開出版社から刊行された早川一郎の詩集。 目次 タンポポ1961 夏が1961 無題1961 容器1961 果実11962 果実21962 似顔1961 形相1962 死んだ太陽1963 序誦1965 眼1964 声のないもの1965 死児の歌1964 領土1962 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

蛾 金子光晴詩集

1948年9月、北斗書院から刊行された金子光晴の第6詩集。題字・装画は田川憲。 この詩集は、僕の皮膚の一番感じ易い、弱い場所で、例えばわきのしたとか足のうらとか口中の擬皮とかいふところに相當する。だがこの柔さ弱さ、たあいなさがつまり僕なのだ。じぶ…

戦争を生きた詩人たち1 斎藤庸一

1997年12月、沖積舎から刊行された斎藤庸一の評論集。装幀は戸田ヒロコ。 たまたまそのときそこに居合わせたというだけのことでひとりの人間が死ぬふたりの人間が死ぬいや それはひとりやふたりのことではないかも知れぬ(黒田三郎「日常茶飯」部分) 戦争を…

ナイチンゲールの好き嫌い 荒川洋治詩集

1986年10月、新風舎から刊行された荒川洋治の詩集。「TILL」特別編集。モダン詩ニューコレクション1。 目次 ゴング 誰と共に知る ギャラリー 空 本線 コンブハゴ イッスㇺニダ 小公女 生まれた人々 城 樫舞台 タ日の皿 ナイチンゲールの嫌い好き あしたまた…

虚構の街 三森鉄治詩集

1982年4月、城北書房から刊行された、俳人・三森鉄治(1959~2015)の詩集。装画は植松省吾。 目次 序 曽根崎保太郎詩作 (序詩) JUN 元素 シクラメン 迷宮 崩壊 仏陀 葡萄 世界 乳母車 ルバイヤート抄 蠅 貘 生命 亡者の手記 合体 存在 SANDORA 生誕の日に …

佐藤覚詩集

1977年11月、思潮社から刊行された佐藤覚の詩集。装幀は基俊太郎。 ここに収めた詩は、一九五一年ごろから二十年余にわたって書き、ほとんどは未発表のまま、原稿の形で抽出しに入れておいたものである。だが、これをもって半生の記録であるとする考えは、私…

傍白 タマキ・ケンジ詩集

1974年3月、詩学社から刊行されたタマキ・ケンジの第3詩集。 目次 Ⅰ 呟 呟 無風にそよぐ平君の傍白 丸い四角い不発弾 白夜 りれい 決闘幻想 無風Ⅲ 夏 裸の女 Ⅱ 羊 詩学における或る種の統計 愛の墓標 マサ子の歌 鉄棒と少年と赤とんぼ スリコ 羊 白い足のイ…

わがリゾート 野村喜和夫詩集

1989年10月、書肆山田から刊行された野村喜和夫の第2詩集。装幀は青山杳。 目次 (もろもろの…) 端緒 (毛呂山という場は…) 内転膜 (かつては狂気の…) 強制開芽 (みどりの母語の…) 暴行病棟 (遅い遅い到着…) キンメリア (途中、いくつかの…) 霊安 …