その他随筆

亀のごとく 元「萬朝報」女性記者の半生 松崎てる女

1986年7月、青峰社から刊行された松崎てる女(1907~)の自伝。「島原新聞」連載中(1984年9月~)の「なんじゃもんじゃ」を中途でまとめたもの。装幀はイワサキ・ミツル、カバー俳画は来子耿太。 目次 序 宇野千代・結婚式で流れた涙 次男の縁談 「松崎さん…

母を語る二十三人の娘たち

1991年3月、ペッパーランドから刊行されたアンソロジー。編集は前田ちよ子、水のるり子、岡島弘子。表紙は角田有、カットは小林あき。 目次 危く母と娘で 秋山江都子 母と娘 荒川みや子 小春日 石川多枝子 性という共通の水脈の前に立って 梅田智江 ただいま…

高校マントのグリーンランド 内野潤子

1985年7月、紫陽社から刊行された内野潤子(1928~)のエッセイ集。装幀は芦澤泰偉。著者は歌人。小説家・山手樹一郎の娘、井口朝生の妹、詩人・井坂洋子の母。 手品師の黒いマントからは、花や白い鳩が飛び出して人の心を和ませてくれる。私の高校マントに…

女の防波堤 田中貴美子

1957年8月、第二書房から刊行された田中貴美子(1927~)の手記。著者は1945年9月から1948年10月までR.A.A協会勤務。 世の中は神武以来の景気とかで、世間一般の人々は、華美な生活に馴れている。 ドライ、太陽族、ユカルなど、嫌な言葉が闊歩する時代である…

古本屋日記・老残随想 伊吹ふみ子

1996年7月、三茶書房から刊行された伊吹ふみ子の随想集。装幀は山高登。 目次 序 内山みち子 ●古本屋日記・はじめに 三茶書房・三宿店開業 店主の略歴 移転 ・昭和六十三年 古本はお祓いしてから 昔日の客 山積みの古本仕入れ 商売のコツ 大失敗の日 愛書家 …

夢候よ 鈴鹿俊子

1992年3月、博文館新社から刊行された鈴鹿俊子(1909~2008)の随筆集。題字は斎藤眞成。 目次 西行と川田順 白峯にて 北欧の昭和天皇 ウィンザー公 硯のこと・他 茂吉先生と順 秋篠寺 九鬼周造博士寸描 無極先生の思い出 白鳥の文学碑 二十四世觀世左近像 …

ふるさとの料理 伊藤永之介ほか

1955年9月、中央公論社から刊行された料理随筆集。表紙は恩地孝四郎、カバーは深澤紅子。 目次 東京のお惣菜 石川欣一 涼菜 石川桂郎 わが越後料理 石黒敬七 ショッツル 伊藤永之介 海の味・山の味 猪熊ふみ子 大阪の惣菜料理 宇井無愁 鮎の石焼きなど 江上…

感情草紙 高山擁子

1980年2月、青葉出版社から刊行された高山擁子の随筆集。 茶道の茶の湯は一度沸騰させた湯に水を差し、少し抑えてから使います。同じ温度でも沸かす途中の湯ではいけないのです。 文章を書くことも、俳句を書くことも同じで、一度は心の中で沸騰をみなければ…

わが小説 朝日新聞学芸部編

1962年7月、雪華社から刊行されたアンソロジー。朝日新聞に143回連載された自作を語る「わが小説」をまとめたもの。編者は朝日新聞東京本社学芸部(責任者・扇谷正造)。幸田文、庄野潤三、中野重治からは収録の承諾が得られなかった。 私にとって、深く感じ…

ふるほんのほこり 林哲夫

2019年7月、書肆よろず屋から刊行された林哲夫(1955~)のエッセイ集。著者は香川県生まれ、画家。 目次 屋号 検索 日誌 初心 均一 一箱 死児 納涼 蜜柑 空似 積置 猫伝 一記一遊 乞御高評 蠹知之士 具羅清紙 無名有美 読書屋上 不覚百景 書断大敵 忌々皆々…

年輪 津軽書房十五年 千葉寿夫編

1979年8月、津軽書房から刊行された社史随筆集。題字は横山武夫。 目次 魂の伝道者 小野吾郎 寸感 今泉幹一郎。 東京時代 工藤英寿 本町坂のころ 荒井秀美 草創期のことなど 山田尚 回想 高木恭造 乙乙録 小野正文 本・金・酒・女 藤田龍雄 高橋さんのこと。…

月の輪書林 古書目録を一考す。 かわじもとたか

2016年1月、杉並けやき出版から刊行されたかわじもとたか(1949~)による古書エッセイ集。著者は高知市生まれ。 これは「月の輪書林古書目録を一考す。」と題しているが古書目録論ではない。つまり論評ではないのである。一目見た時に感じる「何かを感じた…

風紋三十年アルバム 「風紋三十年」のアルバムをつくる会

1991年12月、「風紋三十年」のアルバムをつくる会から刊行された文壇バー「風紋」(店主は林聖子)の写真・散文集。装幀は佐々木秀明。 『風紋二十五年』一九八六年刊のあとを受けて、今年の夏、「風紋三十年」のアルバムをつくる会ができた。発起人は、野原…

メーデー事件 昭和史の発掘 岡本光雄

1977年8月、白石書店から刊行された岡本光雄(1912~)によるメーデー事件(1952)の回想録。 目次 序にかえて第一部 逮捕から被告団結成まで メーデー事件とその日の私の行動 メーデー事件あらまし 私は「黙秘」でたたかえなかった 再び小菅拘置所へ 一千二…

凋落 曉烏敏

1913年7月、無我山房から刊行された暁鳥敏(1877~1954)の随筆。 目次 一 行 二 行 三 加賀より 四 時雨るる野道 五 溜息の中より 六 かくして私は凋落して行くか 七 瀕死の病人の背を擦でつつ 八 妻の死 九 みだれごころ 一〇 やみ 一一 房子のこと 一二 …

絵のある詩集 深沢紅子

1974年3月、熊谷印刷出版部から刊行された深沢紅子(1903~1993)の随筆集。編集は佐藤実、表紙装画は著者、装幀は伊藤憲治、写真は堤勝雄。著者は盛岡生まれの画家。刊行時の住所は東京都練馬区南田中町。 画家の深沢紅子さんが≪絵のある詩集≫と題する本を…

雪女郎 蒲生光義

1984年6月、草韻新社から刊行された蒲生光義の短編小説集。装画は高荒真樹一、イラストは清水杏人。蒲生は俳人。 還暦を過ぎてより書きし老の世迷い言を 長い間の俳句の友 清水基吉の好意により彼の主宰する日矢誌に連載されたものである おめおめと老いた文…

わが詩・わが歌 潮光 伊藤和夫

1973年3月、北方領土対策文化連盟から刊行された伊藤和夫の詩歌文集。著者は東海道日坂宿生まれ(掛川市)、刊行時の住所は藤沢市辻堂。 目次 ・短歌篇 宿場気質 天地の戒律 流転遍路 人間苦悩 まぼろしの花 梅花ノ賦 酒徒酒友 友の情け 町奴 ふるさと 春の…

古本愛好家の読書日録 高橋輝次

2020年11月、論創社から刊行された高橋輝次(1946~)の古本エッセイ集。装幀は宗利淳一。 目次 由起しげ子『本の話』他二篇を読む――円地文子の短篇とともに 南天堂喫茶部が出てくる小説を読む――神戸雄一『番人』より 埴谷雄高『酒と戦後派』をめぐって――菊…

詩人という不思議な人々 わたしの現代詩人事典 嶋岡晨

1999年4月、燃焼社から刊行された嶋岡晨(1932~)のエッセイ集。 目次(各項に記した人物名のリスト) 序文まがい あ 阿部弘一 笹原常与/永井善次郎/真辺博章/チャドウィック/F・ポンジュ/ヴァルザー/雪舟/道元 お 大野順一 嶋岡晨/金子光晴/片岡文雄/笹原…

傷める葦 邑楽愼一

1940年3月、山雅房から刊行された邑楽愼一によるハンセン病診療手記。 目次 1 レプロローグの手帖 A ちづ女 B 夜風 C 輸血 D 愛憎 E 浮浪癩者 F 縣君 2 逃亡者 3 収容病棟物語 4 黎明 5 窪地の家その他 A 窪地の家 B 噂 C 牢獄の心 6 虹立つ谿 7 欧州…

いろまち燃えた 福原遊廓戦災ノート 君本昌久

1983年3月、三省堂から刊行された君本昌久によるルポ/ノンフィクション。装幀は春井裕。 目次 1 戦後三十四年目の御灯明 2 三月十七日の神戸大空襲 3 戦前の遊廓 4 戦時下の性 5 二枚の福原地図 6 新開地と福原 7 追跡 8 女郎ノ死ヌルヤアワレ 9 …

私の過去帖 戸田達雄

1972年8月、佐々木孝によって刊行された戸田達雄(1904~1988)の回想録。 目次 ・幼少時代 戸田常蔵 戸田栄三 戸田常三 戸田キン 戸田進 戸田氏正 笠松立三・かめ子 ・ライオン歯磨時代 野口末彦 二代 小林富次郎 神谷市太郎 逸見享 大手拓次 中尾清太郎 平…

ああ、生きて帰りたい 比島戦記 高橋喜平

1980年6月、創樹社から刊行された雪氷学者・高橋喜平(1910~2006)による戦記。 目次 第一章 まえがき 第一章 ああ、生きて帰りたい――昭和一七年一月三日~五月一五日 第二章 まえがき 第二章 急性大腸炎記――昭和一七年七月七日~八月二八日 第三章 まえが…

月時計のパリ 平沢淑子

1984年8月、講談社から刊行された平沢淑子(1939~2017)のエッセイ集。カバー、表紙は著者。 目次 Ⅰ パリの薔薇の季節は、錬金術的なとき Ⅱ 月の女神、聖ディアーヌの贈り物 Ⅲ 五月の詩人 Ⅳ 寺山修司の遊戯的黙示録 Ⅴ 寺山修司 青春のイメージによる断章 キ…

大和古寺 第二輯

1968年8月、天幕書房から発行されたアンソロジー。 目次 外村文象 安倍文珠院 西京芳宏 東大寺 川越綴子 興福寺 石内秀典 新薬師寺 山田博 聖林寺 中村光行 解説 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

大きな時計 舟越保武

1992年4月、すえもりブックスから刊行された彫刻家・舟越保武(1912~2002)のエッセイ集。初出は1986年日本経済新聞。著者は連載終了後に右半身不随に。デッサンは左手で描かれた。1987年10月発行ギャラリーせいほう版の復刊。 目次 腕ぐみ しわ 生命の灯り…

深沢紅子先生のけもない話 西真里子/深沢紅子

1994年5月、教育出版センターから刊行された西真理子と深沢紅子の画文集。 目次 まえがき たたずむひと 雫石あねこ 新人賞 むらさきしきぶの実 青い帽子の人 小さな助っ人 優しい風 花一輪 カサブランカ むくどりの夢 涼しい風 ときいろのかたかけ 王様の死 …

野薔薇幻相 若林つや

1995年6月、ドメス出版から刊行された若林つや(1905~1998)の第2作品集。若林は元「輝ク」の編集長。 目次 《序詩>野薔薇幻相Ⅰ 不二うばら 不二うばら Ⅱ 香たてまつる 立原道造さんのこと――野花を捧ぐ 長谷川時雨先生のこと――こぼれ話他 岡本かの子さんの…

「南方の火」のころ 椿八郎

1977年6月、東峰書房から刊行された椿八郎(1900~1985)の随筆集。装画は沢田哲郎。 目次 序 井上靖・春 「南方の火」のころ 行きずりの人々 田山花袋・島崎藤村・皇帝妃秋鴻・僕はヒットラーを見た・ぼくはムッソリーニを見た ぼくの大正時代 三角時計・ち…