VIKING

別れ 沢田閠作品集

1990年6月、編集工房ノアから刊行された沢田閠の遺稿詩文集。装幀は粟津謙太郎。編集委員は北川荘平、島田尚一、福田紀一、山田稔。 目次 Ⅰ冬から春へ 冬から春へ ぼくのヴァイキング 女について 昭和二十年の日記 オヤジとぼく 思い出と母 夏休み昼寝のウワ…

臘梅の記 林ヒロシ

2007年4月、編集工房ノアから刊行された林ヒロシ(1943~2022)による大槻鉄男回想録。装画・装幀は阿部愼藏。 目次 素描 1 佐々木康之さんの壮行会 東京行き 1・2 学生大会 学園祭 豊橋 初めての大槻邸 1・2・3・4 2 勤めはじめ 京都の夜に こころ…

小さい灯 齋田昭吉詩集

1973年5月、私家版(草土社)として刊行された齋田昭吉の詩集。 斎田君は今度急に東京に行って、住まつてみることにしたさうだ。君とはその十四歳から今の二十歳までのつき合いだ。といふより、近年はむしろ小生にとつては小パトロンで、君から談話の間にと…

路地 橋本碧詩集

1993年3月、千路留から刊行された橋本碧の詩集。装幀装画は石原佳代子。 なぜ、これほど路地が好きなのか、解らない。路地を歩いていると、わたしは落ち着いた気分になり、何も考えていない時もあれば、意識を集中して必死に考えをまとめようとしている時も…

原型 鳥巣郁美詩集

1962年5月、昭森社から刊行された鳥巣郁美の第3詩集。装幀・装画は津高和一。 目次 I 黒蝶 染まる 春に生きる 歩む 萠える 牧草の上 無限に 土手の路 隔絶 別れ II 明かるい夏の日のために ひまわり 蟬 花火 あしあと 原野をわたる 海鳴り 原型 海雪 踏む II…

あなたはわたし 富士正晴

1964年12月、未来社から刊行された富士正晴(1913~1987)の短編小説集。装画は中村宏。 目次 見頃す 軽く拡散 あなたはわたし メリイ・ゴオラウンド Ihate…… 幻の島 一夜のハド・恋の傍杖 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

広瀬正年詩集

1978年5月、蜘蛛出版社から刊行された広瀬正年の詩集。 四十半ば頃から、文学から遠ざかり社会福祉運動に熱中したわたしは、知らずして、否、当然ながら政治の渦流の中に両脚をつきこんでいた。今春来すべての雑事から遠く離れて、古い詩作をまとめたり、短…

喪の女 前田純敬

1985年5月、私家版として刊行された前田純敬(1922~2004)の短編小説集。 本書は『官能』以降、一九七八年から八四年にかけて同人誌Cahier[カイエ]に書かれたものをセレクトして年代順に収めたものである。(『ジュニパーのにおい』が最もふるく、一九七五年…

VIKING選集Ⅰ 兵庫県地下文脈大系(1)

1998年9月、風来舎から刊行されたVIKING同人のアンソロジー。編者は廣重聰、黒住格、伊原英夫。カバー装画は平田達哉。 目次 富士正晴篇 幻の島 東都文士訪問日記 松本光明篇 正月不祥 川野彰子篇 珊瑚礁の歌(遺稿) 竹内和夫篇 孵化 島京子篇 ぼくのジャジャ…

影絵 鳥巣郁美詩集

1962年12月、昭森社から刊行された鳥巣郁美(1930~)の第4詩集。画は津高和一。 目次 一部 ひびき あふれるものを 晩夏 残光 夜の木立 塔 はじまる 埋れ木に 落下 忘却 限界 みずうみ 陽 溪流 晩秋 初冬 辿る 足音 川面 館 二部 音は 尾根 愄れ 渦 揺れる …