読売文学賞
1990年9月、河出書房新社から刊行された森内俊雄(1936~)の短編小説集。装幀は菊地信義。第42回読売文学賞、第41回芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品。 目次 a 笑う泉 b 痛き夢 c 湿地の葦 d 食中花 e 煙なき炎 f 隣人 g 優しい檻 h 影絵 i 宿木 j 冷たい光 …
2009年11月、pantarheiから刊行された河野道代(1952~)の詩集。造本は平出隆。第61回読売文学賞受賞作品。 目次 泳ぐ犬 作品Ⅰ 不変性について 葉・抽象 消失点へ向かわない線 神の原料 作品Ⅱ 雰囲気から記述へ、そしてその逆行 犬の言語 積乱雲の設計 草の…
1977年11月、青土社から刊行された会田綱雄(1914~1990)の詩集。第29回読売文学賞受賞作品。 目次 X 〈白磁青花〉茨木のり子さんに 〈杉並堀ノ内三丁目〉財部鳥子さんに 〈島〉小松郁子さんに 〈夏の夜の夢〉日高てるさんに 〈舞台〉吉原幸子さんに Y 夏 4…
1965年12月、詩誌『陽炎』発行所から刊行された蔵原伸二郎(1899~1965)の遺稿詩集。第16回読売文学賞受賞作品の定本。附録栞は「蔵原伸二郎との交遊」(青柳瑞穂)、「まことの詩について」(浅野晃)、「日本的回帰貫いた蔵原」(安東次男)、「蔵原伸二…
1988年10月、思潮社から刊行された北村太郎(1922~1992)の長篇詩集。第40回読売文学賞受賞作品。2017年9月、単行本未収録詩篇4篇と平出隆による解説が付いた新装版が出版社「港の人」から刊行された。 八年前から住んでいる横浜市中区はおもしろいところで…
1992年11月、沖積舎から刊行された真鍋呉夫(1920~2012)の句集。題字は織田玉瑛、装幀は戸田ヒロコ、中扉・装画は鈴木牧之翁『北越雪譜』。元版は冥草舎(1992年)。第30回藤村記念歴程賞、第44回読売文学賞受賞作。 目次 序句 傀儡(くぐつ) 桃の皮 桶の…
1973年10月、角川書店から刊行された石川桂郎(1909~1975)による俳人評伝集。函絵は小島直。第25回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞。 「行乞と水」は牧羊社の「俳句とエッセイ」に書き、他の十篇は角川書店の「俳句」に連載した。当時、病床にありがちだっ…
1980年3月、潮流社から刊行された竹中郁(1904~1982)の第9詩集の普及版。第31回読売文学賞受賞。 詩を書きはじめてから何年になるか。詩のまねごとのなら中学生のころにはじめて、今日こっているものもある。 はっきりと、これは自分だけに書けるものだと…
1993年6月、白水社から刊行された平出隆(1950~)の散文集。装幀は菊地信義(1943~)。 第45回読売文学賞受賞。第1回萩原朔太郎賞候補作品。 目次 怪我 一九八九年四月の例言 老作家 一九八九年七月の例言 スウィッチ 一九八九年九月の例言 鏡文字 一九八…
1996年11月、青土社から刊行された高橋順子(1944~)の第7詩集。第48回読売文学賞受賞。 晩い結婚の二年四ヵ月後、連れ合いが強迫神経症を発病しました。原因はさまざまなことが考えられましたが、四六時中側にいる私という存在を、その一つの目から外すわ…
荒川洋治の14冊目の詩集(現代詩文庫除く)。1999年思潮社発行。第51回読売文学賞(詩歌俳句賞)受賞。 目次 完成交響曲 眼帯 冬の紅葉 新しい過去 白い胸のイモ 青い畳 私だけの男 文庫 欲望の感激 海老の壁 美川町令嬢 嵐のあとの風の歌 ロングセラー 空中…