2018-03-26から1日間の記事一覧

黒髪の書 室生犀星

1955年2月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は鍋井克之。 私の小説といふものには、何處にもすくひのあとが見えない、そのくせ私は何とかしてすくいを失ひたくないために、多くのこまかい小説を書いてすくひを形づけようとして、…

美しき氷河 室生犀星

1921年6月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は恩地孝四郎。画像は函欠。 目次 まむし(蝮) 美しき氷河 私の室にある彫刻の話 淺蜊貞 陰影 夏籠(げごもり) 炙點師 白い鴨 桃色の電車 埃と音樂 一本の芽 烏爪を舐める 影繪のごと…

古き毒草園 室生犀星

1921年2月、隆文館から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は恩地孝四郎。画像は函欠。 目次 古き毒草園 夏葱 夜 寂しきシバ 魚 人物と建築 稚兒と妹 星座の下 星と老人 蘭の鉢 山間の少女 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検…

終りのはじまり 有馬敲詩集

1973年10月、国文社から刊行された有馬敲(1931~)の長篇詩。装幀は小松慶司郎。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

飯島正歌集

1991年9月、私家版として刊行された飯島正(1902~1996)の歌集。編集装幀は田中美子。 ここ約一〇年のあいだに、ぼくは二つのおおきな異変に出会った。一つは妻志寿子に先立たれたことである。志寿子は一九八二年になくなった。ぼくはひとり暮らしをはじめ…

女心拾遺 矢田津世子

1941年1月、筑摩書房から刊行された矢田津世子(1907~1944)の創作集。装幀は青山二郎。 目次 秋袷 凍雲 祖父 歳月 魚歌 松本の緑者 痀女抄録 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

あけぼの 徳田秋聲

1921年6月、文洋社から刊行された徳田秋聲(1871~1943)の長篇小説。 目次 良人の留守 介抱人 歸朝 お須磨 妻の實家 温泉へ 初戀の人 夜の洋館 生さぬ仲 ねたみ心 良人の疑ひ 爭闘 父の怒 密談 舅の胸 二人の秘密 無理解 陰謀 邪魔もの 誘惑 NDLで検索日本…

思ひ出るまゝ 徳田秋聲

1936年4月、文學界社から刊行された徳田秋聲(1871~1943)の随筆集。 目次 序 序說 最初の大衆小說 鄕里へ來て 同志 中辭書 恩人 最初の稿料 師弟と朋黨 大阪の義太夫 佗しい放浪の旅 「拳」「重右衞門の最後」 代作 紅葉舘と三緣亭など NDLで検索日本の古…

危険な文通 ローレンス・ブロック

1972年7月、三笠書房から刊行されたローレンス・ブロック(1938~)の長篇小説。翻訳は御影森一郎。装幀は伊佐雄治。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

乳のみ人形 深瀬基寛

1960年12月、筑摩書房から刊行された深瀬基寛(1895~1966)の随筆集。自画像(表紙)、祖父像(口絵)題字(函)は、孫の深瀨鈴子。 目次 小学ことはじめ ゆきずりのひと 釣り忍 孫ふたり メタセコイア ランドセルのよろこび 動物園にて わが絵師 たちどまる すき…

モダニストの絵 衣更着信詩集

1994年11月、思潮社から刊行された衣更着信(1920~2004)の第4詩集。 目次 夏 夏の花 あれは何だ 川 入れ食い 池の道 虫愛づる姫君 庭 まだ出ない芽 セミの歌 二つの魂 船たち 冬の実 奥の座敷で 浦の語彙・私の想像 三通の軍事郵便 画家 詩人の死について …

一つ目小僧の歌 長谷川四郎詩画集

1988年3月、青土社から刊行された長谷川四郎(1909~1987)の詩画集。装画は長谷川四郎。附録はソノシート「正直じいさんの歌」。 目次 ききみみずきんの歌 大きな袋の歌 一つ目小僧の歌 耳の悪い人の歌 ものぐさ太郎の歌 一寸法師の歌 竹とりのおきなの歌 …