水版画 峯澤典子詩集

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 2008年7月、ふらんす堂から刊行された峯澤典子の第1詩集。装幀は君嶋真理子。第42回小熊秀雄賞候補作品。


目次

  • 雛流し
  • 焚く
  • 火送り、
  • 形見
  • 雛祭り
  • 花火
  • 古沼
  • 空蟬
  • 石あまり
  • うた
  • 春待ち
  • 津波
  • ねがい
  • 音楽
  • 舟遊び
  • 水しるべ
  • 出発点
  • 祈る
  • 天気図

 

書評等

詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

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わびしい来歴 古木春哉

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 1976年6月、白河書院から刊行された古木春哉の評論集。装幀は木葉井悦子。古木は古木鐵太郎の長男。


目次

はしがき

  • 憂悶の佐藤春夫
  • 佐藤春夫の鼻
  • 保守有終の文化
  • 中谷孝雄『のどかな戦場』に寄せて
  • 檀一雄『母の手』に因む
  • 優しい心
  • 「ポリタイア」に拠る
  • わが出発
  • 恋慕の記
  • わびしい来歴
  • 詩の光明
  • 保田與重郎と私
  • 橋の上
  • ある鬱血
  • 危うい気分
  • 鐵太郎の机
  • 戦後派と浪漫派の間
  • 殉愛詩人

古木春哉氏の仕事 谷崎昭男

 

関連リンク
古木親子(文壇高円寺)

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大谷藤子 若草日記

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 1946年8月、偕成社から刊行された大谷藤子(1903~1977)による少女小説

目次

  • 親しき友
  • 蚊遣(かやり)たく夕
  • 新しいお母さま(一)
  • 新しいお母さま(二)
  • 美しい月影
  • 松雄少年の身の上
  • 少年のために
  • 友への手紙
  • 秋風の中のお母さま
  • 少年のゆくえ
  • 待ちわびる心
  • 弓張月の夜
  • 美しき朝
  • もくせい咲くころ
  • 加壽子の心配
  • 喜びの日に
  • 京都へ
  • 出発の前
  • なつかしき夕やけ
  • 千鶴子
  • 母の顏


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大戦序曲 橋本治詩集

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 1992年6月、河出書房新社から刊行された橋本治の詩集。デザインは粟津潔。1985年1月、河出書房新社から刊行された『大戦序曲』に書き下ろし「ラブレター」と「危険なラディゲ」を文庫化にあたり追加。

 
目次
・「大戰序曲」

  • 「序曲」
  • ―第一歌―
  • 「台所」
  • 「恋文」
  • 鹿鳴館
  • 埋立地
  • 「人生劇場」
  • 「影」
  • ―第二歌―
  • 「失なわれてしまった歳時記」
  • 「妻」
  • 「愛人」
  • ビートルズ・エイジ音頭」
  • ―第三歌―
  • 「決断」
  • 「皮膚呼吸」
  • 「開戦前夜」
  • 「日常性」
  • 「海戦夜曲(かいせんやきょく)」
  • 「紅(くれない)」
  • ―第四歌―
  • ランボーが生きていたら」
  • 「鶴女房」
  • 「二番目の母」
  • 「明日 僕は死んでしまう」
  • 「下穿き」
  • 「男色相模灘
  • 「エンピツなめなめ」
  • 「枯葉」
  • 「物は附け」
  • ―第五歌―
  • 「模型飛行機」
  • 「水彩硝子」
  • 「コスモス」
  • 「南京落城」
  • 「仁王像」
  • 「白黒写真」
  • ―第六歌―
  • 「右翼の桜」
  • B-29
  • 「三帝会戰」
  • 「ドロクロワにガスバーナーを」
  • 「そして不死鳥」

・「ラブレター」

  • 銀の実をたべた?
  • 燦めく波・波
  • つぐみ
  • よくないCm(シーマイナー)
  • あの娘の鞄
  • 摩天楼
  • 黄金ブレッド
  • 銀やんま
  • 霞網
  • いつか昨日のさようなら

・「危険なラディゲ」

  • FEVERING WHISPERS
  • 春休み
  • 論理的病原体(ロジカル・ヴィールス)
  • 彼女が眠る日
  • 夏の黙示録
  • REMEMBER ME
  • 赤と黒
  • ガラス窓の交差点
  • 危険な――関係

あとがき――「ほしいものはアメノムラクモノツルギ」


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渚詩篇 清田政信詩集

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 1982年11月、海風社から刊行された清田政信の第4詩集。南海叢書6。装画、装幀は栗津謙太郎。

 

目次

Ⅰ章

  • 相聞
  • 硝断
  • 歩行
  • 諧龍
  • 窓辺
  • 抜渉
  • 傾く
  • 笑う
  • 兇器
  • 旅―九州から
  • 記述
  • 受容
  • 房の上

Ⅱ章

  • 瞳へむかう言葉

Ⅲ章

  • 存在
  • 麻醉
  • 炎える
  • 余生
  • 理由
  • 眠りに落ちる
  • 悪意
  • 批判
  • 夏の死点
  • 無明
  • みごもり
  • 無秩序
  • 虚無
  • 非美学
  • 枯れる
  • 転位

 

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軽い時代の暗い歌 小海永二詩集

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 1985年12月、花曜社から刊行された小海永二の第3詩集。

 

 本書は、全詩集『定本峠』(花曜社、一九七三年)以来十二年ぶり、単行詩集としては第二詩集『風土』(書肆ユリイカ、一九五六年)以来実に二十九年ぶりの、わたしの詩集である。

 大方の読者の皆さんがご存知のように、わたしは一九六〇年頃から、詩について書くことや翻訳の仕事の方に精力を奪われて、詩作を中断していた。一九七〇年に、本書にも収めた詩「魂の死」を、内から強く突き上げてくる気持ちにうながされて書いた後も、ごくたまに、年に一、二篇を書くだけで、詩作の中断状態は変わらなかった。これがここ数年、折々気持ちの昂ぶるのをおぼえて、ノートに詩作を書きとめる習慣が復活し、ここにようやくこうして一冊の単行詩集をふたたび出せるまでに至った。従って、本書中に収めた作品は僅かの例外を除き、その他はすべてここ数年間の作である。集中二十四篇はその間に何らかの形で(雑誌などに)発表されたものであり、残り九篇が未発表である。一度書かれた後に捨てられて、ここに取めることをしなかった作品も少くない。なお、既発表の作品で、本詩集収録に際して、改題したり、一部分手を加えたものもある。

 これらの作品で、わたしはその出来映えをほとんど考慮しなかった。書きたいことを書きたいように書く、それが唯一の<わが詩法>だった。詩はわたしにとって芸術ではない。わたしの生きる過程の中で、わたしの心が書くことを望んだその結果が、わたしの詩である。そのことを、これらの作品を読み返してみて、改めて痛感する。一度は書いておきたいこと、言っておきたいことを、わたしはこれらの詩で書いた。これらの詩の出来映えの貧しさは、他人の時について久しくあげつらうことをしてきたわたし自身が一番よく知っている。だからわたしは、もしもそれが可能なら、これらの未熟な作品を少しでも越える作品、作風の異なるいささかなりとも詩境の新たな展開を示す作品を、この先書いて、それらの作品で次の詩集を編みたいと思う。この詩集はわたしの再出発の第一段階である。そう思わなければとてもこれらの詩を一冊にまとめる勇気が出なかっただろう。

 この詩集は、わたしの長い間の友人であり、信頼できる数少い編集者のひとりである橋口文彦君が経営する研友社の、最初の企画単行本として刊行される。思えば十二年前の全詩集『定本峠』も、若い頃からの親しい友人である林春樹君が創めた出版社、花曜社の最初の出版物だった。そして今回は、花曜社が発売元を引受けてくれる。二人の友人の好意が身にしみて嬉しい。研友社編集部の佐久間和子さんも、この本の出版のために、献身的な協力をしてくれた。

 そして、この本を少しでも価値あるものにしてくれたのが吉野弘さんである。吉野さんは日本中の詩人の中でわたしが最も敬愛する人である。人間的に最も信頼している詩人である。新しい詩集を出す機会があればその時はぜひ吉野さんに一文を寄せてもらいたいと、わたしはずっと心中ひそかに思い定めていた。この本が出ることになってから思いついたことではない。それだけに、吉野さんに、心のこもった率直で温い文章を書いてもらえたことがとても嬉しい。吉野さん、お礼言います。

 わたしはこの詩集の「Ⅳ」の連作<詩人たち>の中で、詩人たちに対して挑発的な毒舌を吐いたが、詩人たちの全員に敵意を燃やしているわけではない。それどころか、一部の思い上った詩人を除いて、日本中の詩人たちのほとんど全員に、熱い友情を抱いている。その人たちの書く詩を愛している。その詩人たちにこの詩集を読んでほしいと思う。それと同時に、ふだんは詩など読まない一般の人々にも。詩は決して詩人たちだけのものではないのだから。
(「あとがき」より)

 

目次

  • いつ頃からか
  • 小鳥が餌をついばむように
  • 遺言
  • 酒飲みの詩
  • 自画像
  • 人生の撤収計画
  • 病気
  • うらみぶし
  • あばよ、ミショー

  • 心の街に
  • とある日 疲れた心が
  • 拒まれた愛
  • 夜汽車
  • 美しい少女よ
  • 女たちよ

  • 西成
  • 京都・冬
  • 戸隠
  • 一筋の風
  • 夕映えのヒマラヤに

  • 詩人たち 1
  • 詩人たち 2
  • 詩人たち 3
  • 詩人たち 4
  • 詩人たち 5
  • 詩人たち 6
  • 詩人たち 7
  • 詩人たち 8
  • 詩人たち 9

  • 魂の死
  • この連中
  • <かいらい>政権
  • 頭の中まで真黒な刑事が……

小感 吉野弘
あとがき


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東京午前三時 三木卓詩集

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1966年12月、思潮社から刊行された三木卓の第1詩集。第17回H氏賞受賞作品。


目次

  • 外国の話
  • 白昼の劇
  • 虐殺室
  • 都市離脱
  • 架空逮捕
  • 若い思想
  • 1958年級
  • 青森県八戸
  • スープの煮えるまで
  • 東京午前三時
  • 冬至
  • 支配の日々
  • 夜の乳母車
  • 奉仕日の感想
  • 客人来たりぬ
  • 平和のはなし
  • 蛇と地図
  • 夢の人々
  • 十一月の声
  • 系図
  • 夢のくさぐさ

あとがき


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