1992年6月、河出書房新社から刊行された橋本治の詩集。デザインは粟津潔。1985年1月、河出書房新社から刊行された『大戦序曲』に書き下ろし「ラブレター」と「危険なラディゲ」を文庫化にあたり追加。
目次
・「大戰序曲」
- 「序曲」
- ―第一歌―
- 「台所」
- 「恋文」
- 「鹿鳴館」
- 「埋立地」
- 「人生劇場」
- 「影」
- ―第二歌―
- 「失なわれてしまった歳時記」
- 「妻」
- 「愛人」
- 「ビートルズ・エイジ音頭」
- ―第三歌―
- 「決断」
- 「皮膚呼吸」
- 「開戦前夜」
- 「日常性」
- 「海戦夜曲(かいせんやきょく)」
- 「紅(くれない)」
- ―第四歌―
- 「ランボーが生きていたら」
- 「鶴女房」
- 「二番目の母」
- 「明日 僕は死んでしまう」
- 「下穿き」
- 「男色相模灘」
- 「エンピツなめなめ」
- 「枯葉」
- 「物は附け」
- ―第五歌―
- 「模型飛行機」
- 「水彩硝子」
- 「コスモス」
- 「南京落城」
- 「仁王像」
- 「白黒写真」
- ―第六歌―
- 「右翼の桜」
- 「B-29」
- 「三帝会戰」
- 「ドロクロワにガスバーナーを」
- 「そして不死鳥」
跋
・「ラブレター」
- 銀の実をたべた?
- 燦めく波・波
- つぐみ
- よくないCm(シーマイナー)
- あの娘の鞄
- 摩天楼
- 黄金ブレッド
- 銀やんま
- 霞網
- いつか昨日のさようなら
・「危険なラディゲ」
あとがき――「ほしいものはアメノムラクモノツルギ」