2018-03-16から1日間の記事一覧

窓へのノート 明峯明子詩集

1984年11月、めくるまーるから刊行された明峯明子の詩集。第9回現代詩女流賞候補作品。 目次 序――窓 Ⅰ古い十四行詩など 1月 夜の雨 2月 熱があるので 3月 春の嵐 4月 角形の日々 5月 廃墟の窓 Ⅱ果実 6月 あじさい 7月 夏が、瓶に 8月 夏の落葉 9月 葡萄 10月…

日月帖 平木二六詩集

1984年1月、思潮社から刊行された平木二六(1903~1984)の遺稿詩集。著者がまとめた二冊分のノートを一冊に集録したもの。装画は浅川洋子。 目次 「日月帖」 Ⅰ 緑蔭閑居図 寒山拾得 熊谷守一画仙 柊 筆は一本 セミの声 昨日の友 王手 野分 中秋明月 核家族 …

ひとけなきうた 明峯明子詩集

1977年12月、めるくまーる社から刊行された明峯明子の詩集。 「いまはそんなぐにゃぐにゃした詩は流行らないのよ」といいながらも、晶子は本を創ることを勧めます。多分、私が何十年もの昔からときたま書いては筐底に秘めていたもののあるのを知っていて、娘…

ステキな詩に会いたくて―54人の詩人をたずねて―  水内喜久雄

2010年7月、小学館から刊行された木内喜久雄(1951~)のインタビュー集。ブックデザインは飯塚文子、装画・イラストは岡本かな子、編集は半澤敦子。 この本は、中日新聞・文化欄に二〇〇七年四月一〇日から〇九年三月二四日までの毎週火曜日 (月末週を除く)…

すずふる 支倉隆子詩集

1997年7月、思潮社から刊行された支倉隆子の詩集。 目次 ささき ことり店 柳どうふ 裏おかめ旅館――たてがみ・ひとごろし 赤い箸――幼年・失意 斜めの熊 巡礼バス 地上1――美声・満月・浮き足 地上2――白犬・一帯・みほ 青歌1――蕗ab・草の宿・尾ab 青歌2――新駅・…

括弧 リッツォス詩集 

1991年4月、みすず書房から刊行されたヤニス・リッツォス(1905~1990)の詩集。翻訳は中井久夫(1934~)。 目次 まえがき ・括弧一 一九四六年―一九四七年 一 単純性の意味 二 飢え 三 顔 四 夏 五 いつの日か あるいは 六 自足なのか 七 最後の賛成 八 つ…

猫をかく 諏訪優編

1979年4月国文社から刊行された猫に関する詩文のアンソロジー。編集は諏訪優。装幀は清水昶、写真は武田花、本文カットは笹岡信彦、荻久保和征。 目次 猫の魔力=粕和平 猫=ボードレール 猫町散文詩風な小説(ロマン)=萩原朔太郎 猫=萩原朔太郎 猫の死骸…

女性反戦詩集 平和への願い

1982年8月、視点社から刊行された反戦詩アンソロジー。編集者は沖長ルミ子、田畑悦子、原田麗子。装画は高橋かおり。 目次 青島洋子 空襲 赤平典子 子供 秋野さち子 語り部になろう 東けいこ やわらかな葦 池田純子 見ている眼 市川満智子 『広島・長崎原子…

災厄と身体 破局と破局のあいだから  季村敏夫詩集

2012年10月、書肆山田から刊行された季村敏夫の詩集。装幀は菊地信義。 目次 夜雨の訪れ 幼年の日々 初夏のゆらぎ 超越者としての震災 こころが洗われる 野染め しばしとてこそ 五月のみどりに ふり返る八月 死なんとぞ、遠い草の光に――石牟礼道子さんと 細…

秋の授業 大橋政人詩集

2004年5月、詩学社から刊行された大橋政人の詩集。 少し早めに退職して丸五年が過ぎた。この間、家人のいない平日の昼間は完全に一人で過ごしてきた。まるで家の中にいながら山中に隠棲しているような生活だ。老犬と老猫(小柄なので子猫に見える)が 一匹ずつ…

日常の土地 佐々木幸治詩集

1992年11月、武蔵野書房から刊行された佐々木幸治(1953~)の第2詩集。跋は大塚堯。装幀は北川健次。「地球」 目次 土間の廊 納屋の傍で 庭 表札 T氏に 不問の坂 争いの直中で 道の復唱 無題 不燃の廊 あなたへ 朝の窓 非の門 眠り、また眠る 熱い流れ 異郷…

思考の表裏  ポォル・ヴァレリイ、アンドレ・ブルトン、ポォル・エリュアル

1959年3月、昭森社から刊行されたヴァレリイ、ブルトン、エリュアールの詩論。編訳は堀口大學。臼井書房版(1942年)の新訳。 ヴァレリイの『文学』Paul Valery : Litterature とブルトン、エリュアルの『ポエジイに関するノォト』Andre Breton et Paul Elua…