1984年1月、思潮社から刊行された平木二六(1903~1984)の遺稿詩集。著者がまとめた二冊分のノートを一冊に集録したもの。装画は浅川洋子。
目次
「日月帖」
Ⅰ
Ⅱ
- 旅はひとり
- 松風無門
- 杖
- 東伊豆
- 炉辺夜話
- 栗飯と蟹汁
- ききざけ
- 沢蟹
- 朝霧
- 野糞先生
- 蜜柑山から
- 湘南線
Ⅲ
「続・日月帖」
- 寝たきり老人
- 病室
- 客に謝す
- 砂を掬って
- 秋風一過
- みのむし
- 無の字と虎の皮
- 療養所の裏庭
- 某月某日
- 表札
- 心電図
- 吹溜りにて
- 焦げつき患者
- 男やもめ
- 盆栽の松
- 冬の月
- 病牀六尺
- 病馬
- 花いちもんめ
- 枯野の凪
- 霰や霙
- 一匹狼
- 思うこと
- 野ざらし
- 流星の勲章
- 面会室にて
- 引越し
- 穴熊
- 一病息災
- 入浴日
- 寒い夏
- 余計者
- 自由時間
- 猛獣映画
- 植物人間
- 晩年
- 死せる夏
- じいさんの死
- 寒中
- 冬の日
- 冬の日
- わし
- 終着駅
- 三面記事
- 賀状
- あのねのね
- あかりが点る
- 木葉髪
- 馬齢
- 落葉
- 咳く
- 声
- 万病息災
- ある日