2018-11-20から1日間の記事一覧

表札など 石垣りん

1968年12月、思潮社から刊行された石垣りんの第2詩集。装幀は吉岡実。第19回H氏賞受賞作品。 伊豆の五郎は私と同じ年のはとこ。四十を越して、遠くたずねてゆくとムスメが三人顔をそろえる。ひとり者だからと言って、私が何もこしらえないのは申しわけない。…

朝の骨 友川かずき詩集

1982年8月、無名舎出版から刊行された友川かずき(1950~)の第2詩集。 目次 朝の骨 二十九、夏、雨 ある自画像 期待 船だ 冬 おとうと 死源 季節はいつだって冬に向かっている 子等へ 嵐の夜 借金 鉈と砥石 月が昇る 男 他人の確立 彼が居た――たこ八郎に捧…

あまのがわ 山本純子詩集

2004年3月、花神社から刊行された山本純子の第2詩集。装画はルイコ。第55回H氏賞受賞作品。 目次 バス停 道 座席 星から来た人 ふと 烏瓜 よのなか あまのがわ 品書き おんなどうし ちょっといまは 風船 牧場にて 藤の花 湖面 夜中に 新大阪駅 何となく 青梅…