うつろかげろふ 季村敏夫詩集

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 1988年10月、砂子屋書房から刊行された季村敏夫(1948~)の詩集。うつろ篇とかげろふ篇の二冊同梱。

うつろ篇目次

(さながら果樹園が光るように揺れ)
(ずれているのであり、すでに材質そのものが)

かげろふ篇目次

(どこからが体臭、どこからが死臭、)
(花のうてなからも零が)
(浅瀬へ、浅瀬のほうへ、)
(ただ塵にすぎないものが舞いおち)
(ここは脳髄のなかで、そのまわりを)

 

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