2019-01-03から1日間の記事一覧

千家元麿句集

1981年3月、皆美社から刊行された千家元麿(1888~1948)の句集。装幀は笠原須磨生。 鯡売る娘の色の黒きかな 千春美(せんはるみ) この句は明治三十七年四月二十九日、読売新聞俳句欄に投じた千家さんの作である。四十五年にわたる千家さんの文学的生涯の…

炎える時間 内山登美子詩集

1955年10月、日本未来派の会から刊行された内山登美子(1923~2012)の第1詩集。装幀は江見絹子。 目次 その饒舌のなかで その饒舌のなかで ひとりの終末 炎える時間 たそがれの街で 未来 孤独の樹 夜のなかの人 予感 愛について 夢の女 女の岸 蝶の心象 蝶…

熟慮の敗走 金石稔詩集

1967年11月、黄土社から刊行された金石稔の第1詩集。刊行当時著者は東京学芸大学3年生。 この集中、十幾篇の詩は僕がフラリと東京にやって来てから、様々な物象との関りあいのとまどいの日々、およそ十九才の頃の恐怖あるいはアンニュイの所産です。 だんだ…