2022-07-17から1日間の記事一覧

街の百姓 真壁仁詩集

1973年4月、郁文堂書店から復刊された真壁仁(1907~1984)の第1詩集。付録栞は神保光太郎「上衣を脱ぐ」。画像は普及版。底本は1932年北緯五十度社版。 復刊にあたって 『街の百姓』は、四十年前の僕の詩集である。雑誌「生活者」「濶葉樹」「流氷」「至上…

風景の中の旅人 池田實詩集

1985年10月、花神社から刊行された池田實の詩集。 人は一生の間にいろいろの風景を通り過ぎていく旅人であると共に風景そのものとなる存在である。生まれそして死に、長い年月の後に風化し、終には混沌に還っていく存在である。誕生の日から人は共通の日常と…

螺旋の周辺 関富士子詩集

1977年10月、監獄馬車から刊行された関富士子の第1詩集。 目次 旅行 ペネロペイアのつづれ織り 縛られたプロメテウスヘ 伝令 風の径路 ・螺旋の周辺 嗜好 辺境 不具 季節 設計 憧憬 舞踏 選選抜 所有 地形 落差 防災 ・∞ 求愛 労働のための眠り 来歴について…