2024-03-09から1日間の記事一覧

美酒すこし 中桐文子

1985年6月、筑摩書房から刊行された中桐文子による夫・中桐雅夫(1919~1983)の回想録。 目次 「かわいそうなひと」 序にかえて 相手は学生 冷たい季節 二つの歯車 不自由が丘 明日は昏く 蜉蝣のように 泥沼の中 翼と風と 危機すでに 孤りで歩く ピアノ狂い…

宮城賢 宮城賢詩集 

1972年5月、国文社から刊行された宮城賢(1929~2008)の第2詩集。装幀は安達三男。著者は熊本県八代郡氷川町生まれ。 私家版処女詩集『亡郷歌』を出してすでに七年の歳月がすぎた。二百部刷ったその小詩集は、この新詩集と交替するかのように、その最後の残…