1971年8月、冬樹社から刊行された瀬沼茂樹による伊藤整の評伝。装幀は栃折久美子。
目次
序 伊藤整追悼――その全体像
一 詩人としての出発(大正一五―昭和一〇年)
- 『雪明りの路』『冬夜』=
- 『一橋文芸』『文芸レビュー』
- 初期短篇群
- 初期文学論
二 作家的地位の確立(昭和一〇―一五年)
- 昭和一〇年前後
- 『馬喰の果』『石を投げる女』
- 『街と村』
- 『青春』
- 『霧氷』
- 『典子の生きかた』
- 『祝福』『吉祥天女』ほか
- 『小説の運命』『芸術の思想』ほか
三 戦争のさなか(昭和一六―二〇年)
- 『得能五郎の生活と意見』
- 『得能物語』
- 『童子の像』ほか。
四 戦後の出発(昭和二一―二六年)
- 『少年』ほか
- 『鳴海仙吉』
- 『ホオマア物語』
- 『小説の方法』
- 『我が文学生活』
五 渦中の人(昭和二七―三〇年)
- 『裁判』
- 『火の鳥』
- 『花ひらく』
- 『ヒサ子の生い立ち』
- 『海の見える町』ほか
六 エッセイスト 伊藤整(昭和二七―三〇年)
- 『伊藤整氏の生活と意見』
- 『女性に関する十二章』
- 『小説の認識』
- 『文学入門』
- 『文学と人間』
- 『続我が文学生活』(全集版)
七 昭和三〇年代(昭和三一―四〇年)
- 『若い詩人の肖像』
- 『感傷夫人』
- 『氾濫』
- 『求道者と認識者』。
八 最後の仕事(昭和四一―四四年)
あとがき