1947年12月、日本讀書組合から刊行された近代詩アンソロジー。編集は神保光太郎と中島健蔵。題字、装画は武者小路実篤。
目次
凡例
- 序-近代日本詩の道- 神保光太郞
- 一 雙蝶のわかれ 北村透谷
- 二 秋の入日 國木田獨歩
- 三 扣鈕 森鷗外
- 四 初戀 島崎藤村
- 五 六人の處女 おえふ 島崎藤村
- 六 六人の處女 おきぬ 島崎藤村
- 七 六人の處女 おさよ 島崎藤村
- 八 六人の處女 おくめ 島崎藤村
- 九 六人の處女 おつた 島崎藤村
- 十 六人の處女 おきく 島崎藤村
- 十一 潮音 島崎藤村
- 十二 千曲川旅情の歌 島崎藤村
- 十三 椰子の實 島崎藤村
- 十四 落葉(ポオル・ヹルレエヌ) 上田敏
- 十五 山のあなた(カアル・ブッセ) 上田敏
- 十六 髮(レミ・ドゥ・グルモン) 上田敏
- 十七 誠之助の死 與謝野寬
- 十八 荒城の月 土井晩翠
- 十九 おほいなる手のかげ 土井晩翠
- 二十 内裡雛 河井醉茗
- 二十一 山の歡喜 河井醉茗
- 二十二 ああ大和にしあらましかば 薄田泣菫
- 二十三 くちづけ 薄田泣菫
- 二十四 さざめ雪 薄田泣菫
- 二十五 蛞蝓 薄田泣菫
- 二十六 牡蠣の殻 蒲原有明
- 二十七 日のおちぼ 蒲原有明
- 二十八 茉莉花 蒲原有明
- 二十九 草びら 蒲原有明
- 三十 白い夢の通夜 蒲原有明
- 三十一 筑波に登る 横瀨夜雨
- 三十二 月光日光 伊良子淸白
- 三十三 無言の石 岩野泡鳴
- 三十四 山上の一本松 野口米次郞
- 三十五 君死にたまふことなかれ 與謝野晶子
- 三十六 憂悶(ボオドレヱル) 永井荷風
- 三十七 仇情(ボオドレヱル) 永井荷風
- 三十八 流木 石川啄木
- 三十九 墓碑銘 石川啄木
- 四十 ほのかにひとつ 北原白秋
- 四十一 斷章『七』 北原白秋
- 四十二 斷章『十九』 北原白秋
- 四十三 斷章『二十二』 北原白秋
- 四十四 斷章『二十三』 北原白秋
- 四十五 斷章『二十四』 北原白秋
- 四十六 斷章『二十五』 北原白秋
- 四十七 斷章『三十九』 北原白秋
- 四十八 斷章『四十八』 北原白秋
- 四十九 鷄頭 北原白秋
- 五十 椎の花 北原白秋
- 五十一 片戀 北原白秋
- 五十二 薔薇 北原白秋
- 五十三 落葉松 北原白秋
- 五十四 からたちの花 北原白秋
- 五十五 鵲 北原白秋
- 五十六 玻璃問屋 木下杢太郞
- 五十七 商人と其妻と 木下杢太郞
- 五十八 鴉 三木露風
- 五十九 ふるさとの 三木露風
- 六十 水 三木露風
- 六十一 慈悲 三木露風
- 六十二 牛 三木露風
- 六十三 忘れもの 川路柳虹
- 六十四 樹下の二人 高村光太郞
- 六十五 龍 高村光太郞
- 六十六 火星が出てゐる 高村光太郞
- 六十七 ぼろぼろな駝鳥 高村光太郞
- 六十八 レモン哀歌 高村光太郞
- 六十九 俺の空想 武者小路實篤
- 七十 山上にて 山村暮鳥
- 七十一 雲 山村暮鳥
- 七十二 四月 三富朽葉
- 七十三 盲人の歌 三富朽葉
- 七十四 架空の橋 生田春月
- 七十五 小景異情 室生犀星
- 七十六 三月 室生犀星
- 七十七 寂しき春 室生犀星
- 七十八 煤だらけの山 室生犀星
- 七十九 山に登る 萩原朔太郞
- 八十 馬車の中で 萩原朔太郞
- 八十一 夜汽車 萩原朔太郞
- 八十二 漂泊者の歌 萩原朔太郞
- 八十三 小出新道 萩原朔太郞
- 八十四 海邊の戀 佐藤春夫
- 八十五 別離 佐藤春夫
- 八十六 秋刀魚の歌 佐藤春夫
- 八十七 胸の上の孔雀 西條八十
- 八十八 お山の大將 西條八十
- 八十九 一枚の黄色い紙の上に 日夏耿之介
- 九十 狩の角笛(ギイヨム・アポリネエル) 堀口大學
- 九十一 耳(ジャン・コクトオ) 堀口大學
- 九十二 馬(マリイ・ロオランサン) 堀口大學
- 九十三 車の音 千家元麿
- 九十四 高天をめがけて 百田宗治
- 九十五 しろい火の姿 大手拓次
- 九十六 雪色の薔薇 大手拓次
- 九十七 みづのほとりの姿 大手拓次
- 九十八 くらかけ山の雪 宮澤賢治
- 九十九 松の針 宮澤賢治
- 百 雨ニモマケズ 宮澤賢治
後記 中島健藏
近代絕唱詩集詩人小傳
作品出典表