2018-03-30から1日間の記事一覧

詩の味わい方 黒田三郎

1973年9月、明治書院から刊行された黒田三郎による現代詩入門書。「味わい方叢書」の1冊。 正直に言うと、『詩の味わい方』を問われたら、味わい方などないと言いたいところです。しかし、一般読者には、味わい方があるという気持があって、それを求める欲求…

鮎川信夫戦中手記 附戦中詩論集

1965年11月、思潮社から刊行された鮎川信夫の戦中手記・詩論集。解説は吉本隆明。 目次 Ⅰ 戦中手記 荒地の蘇生 Tへの手紙・その他 菊の街 補述 Ⅱ 戦中詩論集 不安の貌 文学の摂理 囲繞地 「魅惑」の蔭に ヴァレリイ論 スタンダール 第一章 伝記について 第二…

坊主 花田英三詩集

2008年6月、ボーダーインクから刊行された花田英三の詩集。構成は矢口哲男、装幀はウイル・デザイン・ルーム、装画はぐりもじゃ・サスケ。 目次 坊主 年上の女 未明1 未明2 酩酊 並木道で 老女讃 キャバレー 五七は、いいね 「おばかさんねいいわよ」 (そ…

天皇陛下の銀時計 清水昶

1995年5月、邑書林から刊行された清水昶の評論集。 阪神大震災が起こり、五千五百余名が亡くなった。東京の地下鉄サリン事件では十二名が死に五千人をうわまわる中毒患者が出た。 なにか、日本列島が不吉である。 その中で詩を書くひとりとして、不安なので…

オーロラを見に 川田靖子詩集

1974年10月、思潮社から刊行された川田靖子(1934~)の第3詩集。装幀は入江観。著者は神戸生まれ、刊行時の職業は玉川大学助教授、住所は川崎市多摩区。 目次 Ⅰ 風の山頂 山を越えくれば 野茨の島 庭の地図 幻燈(ラテルナ・マジカ) オーロラを見に Ⅱ 崖の…

風毛と雨血 小山正孝詩集

1977年7月、思潮社から刊行された小山正孝(1916~2002)の第6詩集。装幀は駒井哲郎。 目次 1 空間的 流動的 集中的 不確定 不確定 不確定 不確定 怪石記 風毛と雨血 蝶と野火 夕方の強羅 2 くりかえし 石画記 盆景記 假山記 日本の古本屋で検索ヤフオクで…

幽霊たち 原子朗詩集

1977年11月、昧爽社から刊行された原子朗(1924~2017)の第2詩集。装幀は平野充。 目次 魚群 幽霊たち 半島 ツグミ 沖縄へ 雨 石工のうた 父性の愛の欠乏のうた 闘牛 レバノンの夕陽 高圓の野 夜半の歎語 シャトル讃歌 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検…

擬場とその周辺 岩成達也

1973年6月、思潮社から刊行された岩成達也(1933~)の第1評論集。 目次 擬場へ 詩的関係について 詩におけるユーモアの構造について 詩的作品の根について 詩的接近について――入沢康夫氏の場合―― 擬場より M・C・エッシャーの空間構造について 擬場の周辺 …

耀変 中野美代子

1989年6月、響文社から刊行された中野美代子の伝奇小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

地球上自由人 石濱恒夫詩集

1976年7月、ゼロ・アルトから刊行された石濱恒夫(1923~2004)の詩集。イラストは新宮晋、装幀は青野健。石濱は藤澤桓夫の従弟で、川端康成の弟子。 目次 EXPO'70讃 砂浜・ベンガル湾 銹・詩人ロルカに 幽幻風姿 カイラサナータ寺院 心象・風景 屋上・安息…

仲秋明月 井伏鱒二詩集

1942年9月、地平社から刊行された井伏鱒二(1898~1993)の詩集。画像は再版。 目次 なだれ 歳末閑居 石地藏 逸題 つくだ煮の小魚 冬の池畔 按摩をとる 寒夜母を懷ふ 顎 泥醉 紙凧のうた 山の圖によせる かなめの生垣 田園記 中島健藏に NDLで検索日本の古本…

新しい浮子 古い浮子  佐々木安美詩集

2010年11月、栗売社から刊行された佐々木安美(1952~)の第4詩集。装幀は高橋千尋。第20回丸山豊記念現代詩賞受賞作品。 目次 十二月田 電話 春あるいは無題 矢 妹 車輪 送電線が山を越えている 芽生え 嘘 冬の休暇 謹賀新年 光のページ 無数のし、小さな字…