1959年7月、昭森社から刊行された江口榛一(1914~1979)の第1詩集。江口は「地の塩の箱」運動で知られる。
目次
- 激流にて
- 未知なる者が
- 門松
- 鯛
- 何を待つているのだろう僕は
- かつて私は
- つねに身を躍らせよ
- 先達
- 運命よ僕にも
- 私は人間ではないのだろうか
- 橋
- 暗礁
- 合図
- 碑銘
- また鳴りはじめた
- 神よ御身にみちびかれて
- かすみ
- 何気なく道を歩いている時
- 詩人のつとめ
- 御身
- 否、御身によれば
- 終りに至つて
- 泉
- 繭
- さなぎ
- 友の家で
- み手は伸べられている
- 芹
- 箸
- 慧可断臂
- 不思議
- 子路
- 微笑
- 土牢
- 佐渡
- リルケへの頌歌
- 馬鹿の金
- 運命について
- 大地讃
- 処女懐胎
- 星
- ゴルゴタにて
- 道化
- ある冠のうたえる
- 雪
- 亀甲型金鉱石
- 馬よお前も見ていたのか
- 下帯
- 鶺鴒
- 今は冬
- 然し
- 傘
- 君たちは山から来た
- 君を撃つたのはだれか
- 野菜栽培法
- 背中
- 私は植えてきた
- 物語
附 辻音楽師