2019-05-16から1日間の記事一覧

橋上の人 鮎川信夫詩集

1963年3月、思潮社から刊行された鮎川信夫の詩集。現代日本詩集12。装幀は真鍋博。 目次 1 ギリシャの日傘 名刺 夏のsouvenir 2 室内 夢見る室内 椅子 十二月の椅子 雨をまつ椅子 雨の歌 カタストロフ 睡眠 白い像 形相 形相 3 神(こころ) 神々 雨に作…

愛と詩ものがたり 金子光晴

1973年9月、サンリオ出版から刊行された金子光晴の少女向け詩論集。装幀は倉島千賀子。 この本は、何年か前に、抒情文芸という少女向けの雑誌が出ていて、それに連載していた詩作法をあつめ、小序、跋文などの他に、前と後に書き加えて、体裁を装えたもので…

猟女犯 元台湾特別志願兵の追想 陳千武/保坂登志子

2000年1月、洛西書院から刊行された陳千武(1922~)の小説。翻訳は保坂登志子。表紙・装画は保坂陽一郎。 太平洋戦争という大波瀾に遭遇し、私は台湾特別志願兵として、ティモール島濠北防衛作戦に参加した。台湾高雄港を出航、シンガポール、ジャワ、ティ…

戦死 室生犀星

1940年12月、小山書店から刊行された室生犀星の短編小説集。 「いとど寺前」と「草山水」とは私の庭から續いてゐるやうなきれぎれに光る風俗情景であって「くちなは」を入れるとさらに一作家の日常生活のほどがわかる。「緑色の日記」もそこにならんでゐる雑…

青の歴史 南江治郎詩集

1965年12月、新詩潮社から刊行された南江治郎の第3詩集。附録栞は、金子光晴「南江治郎の詩」、能村潔「南江治郎について」、村野四郎「詩集『壺』について」。 目次 花 青の歴史 花三題 花三題 花芯帖 花に寄せて 少女のいる風景 夕陽の中の少女 スリー・プ…